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あの文房具は生誕何年?
ビジネス担当している製品ロイロノート・スクールがサービスをリリースして10周年になりました。
これからも多くのユーザーに使っていただきたいなと思い「そういえば、よく使う、あの文房具は生誕してどのくらい経つんだろう?」ということで調べてみました。
ハンコ(生誕約2,000年)
なんと!?そりゃーなかなかハンコ文化も消えないはずですね。
日本におけるハンコの歴史は、古代の「漢委奴国王」の金印から始まります。
この時代には、王位の地位・権威の象徴としての意義を持っていたのがハンコでした。
鉛筆(生誕464年)
活版印刷が、1450年ころだから、遅れて100年後なのですね。意外でした。
1560年代、イギリスのボローデール鉱山で良質の黒鉛(こくえん)が発見され、その黒くなめらかな性質が注目されて、こまかく切ったり、にぎりの部分をヒモで巻いたりして筆記具として使われるようになりました。
消しゴム(生誕254年)
200年の時を経て、消しゴムの誕生。
当時の人のことを思うと、感動を分かち合えます。「俺の書いた鉛筆の線が消えた!?」と。
1770年、酸素(さんそ)の発見で有名なイギリスの化学者プリーストリーさんが、えんぴつの文字を“天然ゴム”で消せることを発見したのが消しゴムの起源です。
それは、えんぴつが生まれた約200年後のことでした。
それから2年後の1772年には、イギリスではじめて角ざとうくらいの大きさの消しゴムが売られるようになりました。
コンパス(生誕155年)
コンパスは南蛮人によって日本にもたらされた、と言われていますが、日本では伊能忠敬や間宮林蔵が竹製のコンパスを作り、地図製作に用いたとされています。そして鉄砲鍛冶の和田貞一郎氏がイギリスからその使用法と鋳造法を学び、明治2年(1869年)に日本人として初めて仏蘭西式のコンパスを製作しました。当時、日本では「ぶんまわし」と呼ばれていました。
ボールペン(生誕140年)
最初のボールペンは、1884年にアメリカで発明されました。しかし、当時のものはインクもれがひどく、一般的に普及することはありませんでした。現在のボールペンの原理を発明したのはハンガリー人のラディスラオ・ピロさん。1943年のことでした。
ステープラー(ホッチキス)(生誕121年)
アメリカで広く使われていたステープラーが日本にもたらされたのは、明治36年のことで、アメリカのホッチキス社の商品が最初。そこで日本でホッチキスと呼ばれた。大正3~4年頃から大量輸入される。当時はむかで式といわれ、背の部分がつながったものを、上からたたき切って綴じる非接着型綴じ針(アクメ1号)を使っていた。
キャンパスノート(生誕49年)
1959年、当時主流であった糸とじとはまったく違う「無線とじ」を製品化。その後改良を重ね、お客様に満足いただけるような品質を追求し、1975年、全国の学生向けに初代キャンパスノートを発売。
ロイロノート・スクール(生誕10年)
まだまだ浅い歴史ではありますが、よろしければ10年の歩みをご覧ください。
個人的な10年に対する思いはこちらに記載してます。
10周年になりましたが、今でもロイロノートに対して批判的な声が上がります。いつも思うのは批判的な声には真摯に受け止めたい。なぜならそれだけ認知されている証拠だから。
— 上原浩平 / Kohei Uehara (@UKohei) May 7, 2024
認知なければ批判もない。批判内容については対話しながら深掘りしたいなと思う。次の開発に生かせるから。
歴史ある文房具から学べることはある
アナログツールは不要という声もありますが、今も残り続けているということはそれなりの理由がありそうですね。
これからも多くのユーザーに長く使ってもらうために、歴史ある文房具から学べることはありそうです。
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