感傷という名のゴミを抱えていきている。
大阪0:34発「サンライズ出雲・瀬戸」東京ゆき。
東京到着は朝7:08ということは、あの東海道を約6時間30分で駆け抜けてしまうことになる。
浴衣に着替えて、ぼんやりと車窓を眺めていると、次から次へと昼間のように明るい照明に照らされて働く人々の姿が現れる。電気、軌道、設備……夜間のわずかな列車の隙間を縫って作業が進められている。
当たり前のことだけど「こういう人たちがいるからいまの自分があるんだ」と実感することができて胸にグッとくるものがある。
当たり前のことだって、この