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ポエトリーラップ・オフビートラップをやるのが苦手な人への手引き

一見リズムを無視して語っているようでありながら、実際にはビートの尺とぴったり合ったフローがあります。日本ではポエトリーラップと呼ばれるものもそこに分類されますし、本場アメリカのラップでもオフビートのフローは多く見られます。

もう7年前の曲ではありますが、この曲で客演に入っているChance The Rapperなどもオフビートのフローです。

https://youtu.be/bVP_w1rQweE

しかし実際には、オフビートのラップはビートを無視していません。オフビートのラップは、その基本構造が三連符のリズムにあります。

ビートの上で一旦三連符のリズムでラップをしてみて、その文字のマス目に3文字一組という制約無しに文字を詰め込んでいけば、それは自然とオフビートラップになります。

もし文字数が余る場合はその辺りだけ倍速のリズムでフローしてみましょう。逆に文字数が足りない場合は、後ろノリのタメ(わざとラップを遅れさせる手法)を付けることによって時間を稼ぐのが吉です。

オフビートのラップは単にリズムを無視しているように思われがちですが、深掘りしていけば黒人的な後ろノリと裸一貫で向き合う良いきっかけになると思います。

これをご覧の皆様も、時々ポエトリーラップ・オフビートラップで、よりダイレクトにビートのグルーヴと触れ合ってみるのはいかがでしょうか。

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