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ラップを教える・教わることはダサいのか?②

今回の記事では前回の内容を踏まえながら、僕の販売しているラップ教材「Rap Capsule」がどのようなスタンスを取っているかについて書いて行こうと思う。

「Rap Capsule」はもちろんこれからラップを始めるビギナーの使用も想定してはいるものの、既にラッパーとして活動を開始している同業者にとって大きな助けとなることを伝えたい。

そして、僕のラップスタイルはLogic、Joyner Lucas、Tokenのような「スポ根的」アティチュードを孕んでいるが、「Rap Capsule」は学習者をそのスタイルに固定化させる物ではない。何故なら、どのようなスタイルでラップをするにせよ「リズムキープ」と「作詞の強度」という2つの基準から逃れることは出来ず、この教材は主にその2点をベーシックに強化する"錠剤"だからだ。

ラップの基礎体力と言われる部分を強化しても、そのラッパーのスタイルが型に嵌められることはない。むしろ実力に余裕がある分、自分の本当に憧れているラップスタイルを選択出来る。フィジカルが追いつかないことから本心では望んでいない流行りのスタイルに自分を押し込む必要が無くなり、自由で量産型でないラッパーになれる。

また、僕のラッパーとしてのアティチュードについて触れたい。僕のアティチュードは他の多くのラッパーとかなり異なる。Itaqは研究者気質で、ナードだ。盛り場の世界で危険と隣り合わせの日常を送ってきたタイプではなく、それとは正反対の「宗教Jail」に閉じ込められ、そこで1人技術を磨いてきた。一言にラップを練習すると言っても、地元のサイファーに通って部活のようにラップに取り組むといった態度ともItaqは明らかに異なる。

Itaqのラップ研究の日々はまさしく精神的サバイバルであり、歪な思春期を引き出すにはもってこいの排他的宗教コミュニティの中で自由を渇望するリアルな営みであった。

そんなItaqの何年にも渡る研究とその末に発見した諸々の法則を、金銭と交換しようと彼は言っている。「Rap Capsule」はItaqがラップのビギナーや同業者を従えたり搾取するためのものではない。その"錠剤"はあなたが利用するものであり、僕の数年間の試行錯誤を短期間でインストールするショートカットキーだ。

もしこの取り引きを面白いじゃないかと思うのであれば、是非この"錠剤"を買ってみて欲しい。ジョイントはいつか効果が消えるが、学習材はその効果が消えることがない。他者に有無を言わせないラップの実力は、一足のスニーカー以上にラッパーに説得力と他を牽制する力を与える。

そして「お前のラップの技術は教材を買って得たものじゃないか」と言われたなら、こう返せば良い。「自分は正しく対価を払って投資したに過ぎない」と。

またこれはあまりにも当然の話だが、僕の教材を読んだだけでラップは上手くならない。必ず読み手側でも実践と実験が必要で、リリックを書いたりビートの上でフローしたりといった実際にラップを鍛錬する動作が無い限り実力が伸びることは無い。だが、「Rap Capsule」があることにより目の前が暗くなるような不毛な徒労は、決してそこに存在しない。


[販売開始]

「ゼロから始めてラップがどこまでも上手くなるラップ教材」
Rap Capsule vol.1〜4が販売開始。

各所で圧倒的ラップスキルに定評のある若手ラッパーItaqが、9年に及ぶ研究の末作り上げたラップ教材です。ご購入はこちらから!

https://itaq.base.shop/

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