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【シャニマスSS】パラコレで答えを明示される前に運命の別れコミュを妄想する~イルミネ、アンティーカ編~


はじめに

 発作です。解釈違いだったらごめんね。

真乃

真乃「それでこの前、灯織ちゃんとめぐるちゃんとピーちゃんで一緒にお散歩してた時に...…」
真乃「...…あっ...…駅、着いちゃいましたね...…」
P「ははっ、いつも歩いている道なのに、今日はあっという間だったな」
真乃「はい...…プロデューサーさん、最後に私の我儘でお散歩に付き合ってくださってありがとうございました」
P「...…いや、俺も最後に真乃と同じ時間を過ごすことができて嬉しかったよ」
真乃「...…」
真乃「プロデューサーさん、これまで本当に、本当に、ありがとうございました。今の私があるのも、全部プロデューサーさんが導いてくださったから、あの時私に声をかけてくださったからなんです」
P「...…いや、それはただのきっかけに過ぎないよ。真乃はきっかけさえあればいつでも羽ばたくことができる子だったんだ」
真乃「...…でも、それでも、あの時の出来事は私にとってのきっかけだったんです」
P「...…ははっ、そう言ってくれると嬉しいよ。...…283のアイドルじゃなくなったとしても、これからの真乃のこと、元担当プロデューサーとしてだけじゃなく、一人の人間として応援してるからな」
真乃「...…ありがとうございます。...…落ち着いたらまた、ご連絡しますね......!」
P「おう、いつでも待っているよ」

灯織

P「灯織、お疲れ様!すごくよかったよ!」
灯織「ありがとうございます...…!最後のお仕事を無事終えることができて本当によかったです...…!」
P「ははっ、灯織は今まで沢山の仕事に真面目に向き合ってきたんだ。これまでの積み重ねの結果だよ」
灯織「...…そんな、ただ必死に目の前のことをやってきただけですよ」
灯織「...…」
灯織「プロデューサー、最後にこのお仕事を取ってきてくださって、本当にありがとうございました。283のアイドルとして、最後にとても良い思い出になりました」
P「学園祭での仕事は灯織にとっても大切なものだからな。変にプレッシャーになったりするんじゃって思ったりもしたけど、杞憂だったみたいだ。今日はそのまま家まで送るからぐっすり休んでくれ」
灯織「...…」
灯織「プロデューサー、今日はその前に事務所に寄ってくれませんか?途中スーパーにも寄っていただけるとありがたいんですが...…」
P「...…ははっ、でも疲れてるんだからあまり無理はしないようにな。俺も今日はこの後予定はないから、今までのことを振り返ったりする大切な時間にしよう」
灯織「...…ありがとうございます...…!じゃあ着替えて準備してきますね」
P「おう!今日は本当にお疲れ様!」

めぐる

めぐる「お疲れさまでーす!プロデューサー、居る~?」
P「めぐる?どうしたんだ?こんな時間に...…今日は本当にお疲れ様。」
めぐる「えへへ、あのまま終わっちゃうのは寂しいな~と思ってまた来ちゃった!事務所にはまだ何回か来ないとなんだけどね!」
めぐる「...…プロデューサーはまだお仕事?」
P「...…いや、ちょうど今落ち着いたところだよ」
めぐる「...…よかった~!でも夜も遅いしおしゃべりするのはちょっとだけね!」
めぐる「...…プロデューサーから見て、今日のわたし、どうだった?」
P「...…すごく、輝いていたアイドルだったよ。今までで、一番」
めぐる「...…そうなんだ...…!よかった~!最後のお仕事で失敗できないもんね!プロデューサーから見てそうだったんなら絶対安心だね!」
P「ははっ、めぐるのおかげで俺もプロデューサーとして大きく成長できたって思うよ。そういう目を鍛えることができたのもめぐるのおかげかな」
めぐる「も~!プロデューサーってば~...…でも、これまでで一番だったってことは、今日で終わっちゃうの勿体ないな~。まだまだ成長中ってことだもん!」
P「...…ははっ、たとえ283のアイドルじゃなくなったとしても、めぐるがこれまでアイドルとして頑張ってきた全部は無駄にはならないよ。この先、めぐるの人生には色々なことがあるんだ。その中でアイドルとして培ってきた経験が、めぐるのためになってくれていたらって思うよ」
めぐる「...…うん、ありがとう...…あっ、そういえばね!」
P「ははっ、まだまだ話題は沢山ありそうだな。ちょっと待ってくれ。ホットミルクの準備をしてくるよ」

恋鐘

恋鐘「今日はプロデューサーの好きなもん沢山用意したけん、た~んと食べんね!」
P「これは...…圧巻だな...…!でもよかったのか?今日は恋鐘のための日にしたかったのに、これじゃあまるで俺が主役みたいだ」
恋鐘「うちがしたいって思ったことやけん、全然気にすることなか!」
P「ははっ、ありがとう...…じゃあ、いただきます!」

・・・
恋鐘「...…プロデューサー?どう?うまか~?」
P「...…!す、すまん...…!あまりに美味しくて感想を言うのを忘れてしまってた...…!流石恋鐘だ、今まで食べてきたものの中で一番かもしれない」
恋鐘「...…!んふふ~!せやろ~!なんてったって小さい頃からずっとやってきたうちの特技やけんね!プロデューサーの好物も上手く作れてば~り嬉しかよ!」
P「本当に...…独り占めするのが勿体ないくらいだ...…」
恋鐘「アンティーカや283のみんなには今度の送別会で振る舞うけん、気にすることなか!今日は難しいことば考えずた~んと味わわんね!」

・・・
恋鐘「ねぇ、プロデューサー...…プロデューサーにとって、アイドルのうちってどうやった...…?」
P「...…そうだな...…恋鐘はファンのみんなにとってだけじゃなく、俺にとっても本当のアイドルだったよ」
恋鐘「...…!んふふ~!嬉しかね~!...…もうちょっと聞いてもよか?」
P「...…実はな、恋鐘の底抜けの明るさで俺が救われてたことって1度や2度だけじゃないんだ。アイドルとして辛いことや悩みだっていっぱいあったはずなのに、それでも明るく前向きに頑張っている恋鐘を見ると、俺も頑張ろうって何度も思えたんだ。恋鐘が283プロのアイドルに...…アンティーカのセンターになってくれて本当によかったよ」
恋鐘「ほ、褒め過ぎばい~!...…でも...…プロデューサーにとってもうちはちゃんとアイドルできとったんやね...…」
恋鐘「...…」
恋鐘「ね、ねぇ...…プロデューサー...…」
P「おう、なんだ?」
恋鐘「うちプロデューサーに伝えたいことがあったんよ。でも、やっぱりなんでもなか!283のアイドルとしてのうちは今日で終わりやけど、プロデューサーにとってはうちはまだまだアイドルでいたかけん!これからもば~りばりに頑張っていくばい!」
P「...…そっか、じゃあ俺からも1つ良いかな」
恋鐘「...…?なんね?」
P「実はな...…」

摩美々

P「お疲れ様です。ただいま戻りました~!...…おっ、摩美々、来てたのか」
摩美々「お疲れさまですー、プロデューサー、今日この後はずっと事務所ですかー?」
P「ああ、アイドルとの打ち合わせや先方とのリモート会議があるけど、基本的には事務所かな」
摩美々「ふふー、じゃあいっぱいイタズラできますねー」
P「...…ははっ...…お手柔らかにな...…そういえば、この前、みんなの自主レッスンを見てくれたらしいな。本人たちから話を聞いたよ。摩美々先輩の教え方は分かりやすいですって」
摩美々「えー?流石にお世辞じゃないですかー?こういうOGが顔出してくるのって今の子達からしたらうざいだけでしょうしー」
P「でも摩美々の貴重な時間を使って後輩たちのためになることをしてくれてるんだ。本当にありがたいよ。今度になっちゃうけど、きちんとお礼をさせてくれ」
摩美々「別にー、ヒマだからちょっかいかけに来てるだけですしー。まぁ、お礼をしてくれるって言うなら遠慮なく受け取りますケド」
P「ありがとう、さてと...…まずはメールのチェックから...…」

ブゥウ~!

P「...…これはまた...…古典的な...…」
摩美々「ふふー、プロデューサーは期待を裏切りませんねー」
P「...…こういうブーブークッションってまだ売ってるんだな...…出会った頃より大人になったけど、変わっていない部分はそのままで安心したよ」
摩美々「えー、なんかリアクション薄くないですー?イタズラのし甲斐がないんですケドー」
P「ははっ、どちらかというと相変わらずの摩美々を見れて安心したって方が大きいかな...…おっ、この件、来週の水曜日か...…スケジュール帳に書いとかないとな...…えっと、ペンは...…痛っ!!!?」
摩美々「...…プロデューサーは本当に期待を裏切りませんねー」
P「で、電気が流れるやつ...…っ!ま、摩美々~~~~っ!」

咲耶

咲耶『もしもし、お疲れ様、プロデューサー、今大丈夫かな』
P『お疲れ様、咲耶。どうしたんだ?何かあったのか?』
咲耶『いや、何かあったというほどでもないんだ。ただ、プロデューサーは今何をしているのかなって』
P『ははっ、いつも通りだよ。家の掃除をして洗濯をして...…っていつも通りの休日だ。今は買い物に行くついでに近所を散歩してのんびりとしていたところなんだ。そんな時に咲耶が電話をかけてくれて、話し相手になってくれて嬉しいよ。そういう咲耶の方はどうしてたんだ?』
咲耶『私の方はちょうど大きい荷物をまとめ終わった所かな。小さい物については自分で持って行けるものもあるし、あとは引っ越し当日を待つばかりだ』
P『...…そうか...…もうすぐなんだな...…』
咲耶『ああ、私も寂しいよ。寮で過ごした日々は本当に楽しくて、にぎやかな思い出ばかりだったから...…』
P『そうだな...…でも今回は前向きな別れなんだ。これからの咲耶の出会いには素晴らしいものが必ずあるはずなんだ...…たまには顔を見せに来てくれると嬉しいけどな!』
咲耶『ありがとうプロデューサー、そう言ってもらえると私も本当に嬉しいよ。今生の別れっていうわけではないんだ。時間を見つけて必ず会いに行くよ。もちろん、アンティーカのみんなや寮のみんな、283プロのみんなと一緒にね』
咲耶『...…おっと、すまない。たった今大事な用事ができてしまった』
P『そうなのか、まだ直接話す機会はあるし、また今度話の続きをしよう』
咲耶『いや、それは聞けない相談だね』
咲耶「なぜならば話の続きはこの後すぐ始まるんだから。やあ、こんにちはプロデューサー、こんなところで会えるなんて奇遇だね。オフの日の少し抜けたアナタもとても素敵だよ」
P「……ははっ、やっぱり咲耶には敵わないな、買い物の予定は後回しだ。近くのカフェにでも入ってゆっくり話そう」
咲耶「フフッ、それは魅力的なお誘いだ。ぜひ、ご一緒させてもらうよ」

結華

結華「雨、土砂降りだねぇ...…」
P「すまん結華、今日に限って歩きでの移動で...…こんなに降るって予報じゃなかったんだけどな...…」
結華「ま~、こういう雨宿りもたまにはいいんじゃない?Pたんにナンパされた時のことを思い出しますし~」
P「ナンパって...…せめてスカウトって言ってくれ...…!」
結華「いや~...…自覚ないかもだけどPたんって結構ギリギリの口説き方してたからね。一歩間違えたら通報されるレベルの」
P「いやいや!...…そ、そうなのか...…?」
結華「今後もプロデューサーやっていくなら気を付けた方がいいよ~。『某アイドル事務所プロデューサー、迷惑行為で逮捕!』みたいになっちゃったら元担当アイドルとしても複雑だからさ~」
P「は、ははっ...…」
P「...…」
P「『元』...…か...…」
結華「『元』...…だねぇ...…」
結華「三峰、こう見えてもPたんにはすっごく感謝してるんだよ?今までアイドルを推してるだけだった三峰が、まさか推される立場になるなんて思ってもみなかったし」
P「それは...…アイドルになってからの結華がきちんと頑張ってくれていたからだよ」
結華「でも、そのきっかけをくれたのは元Pたんですし~!」
P「元Pたんて...…別に呼び方を変える必要はないんだぞ」
結華「じゃあ、  さん...…なーんて冗談!これからもPたんって呼ばせてもらいますよ~!」
P「ははっ、その方が結華らしいよ」

P「雨...…弱まってきたな...…」
結華「お~!というか、もう止みかけじゃない?」
P「本当だ、じゃあ、雨が止んだら行こうか」
結華「...…うん」

霧子

P「ただいま戻りました~...…霧子...…!お疲れ様」
霧子「プロデューサーさん...…お疲れ...…様です...…」
P「ははっ、みんなにお水をあげてくれていたのか...…いつもありがとうな」
霧子「はい...…今日で...…最後だから...…あの...…プロデューサーさん...…これを...…」
P「おう、ありがとう。これで書類関係は全部かな...…」
霧子「...…」
霧子「プロデューサーさん...…今まで...…ありがとうございました...…知らない景色を...…いっぱい...…いっぱい...…見ることが...…できました...…」
P「ははっ、お礼を言うなら俺の方だよ。霧子のおかげで俺も知らない景色をたくさん見ることができたんだ。それに...…」
霧子「...…?」
P「これからの霧子にだって、たくさんの新しい出来事が起こるんだ。霧子にとって新しい出会いや、きっかけになる出来事が...…きっと...…」
霧子「...…プロデューサーさん...…でも...…」
霧子「...…」
霧子「でも...…ここでの思い出は...…わたしにとって大切なものだから...…ずっと...…ずっと...…胸にしまっておきたいんです...…」
P「霧子...…ありがとうな...…」
霧子「あの...…プロデューサーさん...…1つ...…お願いがあるんです...…」
P「おう、なんでもいいぞ」
霧子「ゼラニウムさんや...…ユキノシタさんたちに...…これからも...…お水、あげに来てもいいですか...…?」
P「霧子...…うん、ありがとう。もちろん、ゼラニウムさんたちもきっと喜ぶよ」
霧子「ありがとうございます...…プロデューサーさんも...…よかったら...…」
P「うん...…いや、今日は霧子がお世話してあげてくれ。その代わり、霧子が居ない時のお世話は俺に任せてくれ」
霧子「...…!はい...…」


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