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トリケラトプスと巨大ワニ

絵本のリレー:7冊目です。
本のリレーのつもりで、こどもたちを育んでくれた絵本を少しずつ紹介しています。


作絵:黒川みつひろ さん

息子は、年長さんのあたりから、恐竜大好き時代に突入し、それは小学4年生頃まで続いた。
大恐竜博とか、骨格標本の展示があると必ず一緒に観に行き、相当な大きさなんだね...を実感してはもう一度読み返す。

当然、途中からは読み書きができるので、自分で読むこともできるけれど、娘とは3歳の違いがあるので、結局、かなり長いこと夜寝る前に読み聞かせをしていたような気がする。

この本は、数ある恐竜の絵本の中でも最も彼のハートを射止めた一冊で、物語性に溢れている。

息子はこの本が好きで、何度もリクエストがあった。
思い切り、わくわくするような、恐竜の冒険活劇的な物語。
時折、泊まりに来てくれた私の母は、この本の読み聞かせが苦手だった。
カタカナが多いのと、母は私と同様に恐竜に興味を持つことなく過ごしてきていたからかも。

いかつい恐竜たちが出てきて、今、読み返してみても…これは寝るはずないね…と思った。でも、男の子にとっては、恐竜のスケール感はたまらなく魅力的だった模様。
繰り返し、おやすみなさいの本で読んだ。

子どもたちが独立し、あれこれ断捨離中で、外部倉庫からアルバムとか絵本とか、思い出の塊みないな物も取り出して、片付け中なのだけれど、その中から恐竜博に行った時の写真が出てきた。
ティラノザウルスの骨格標本の前で、歓喜の笑顔の子どもたちが収まっている。かわいい。

息子がいつかお父さんになって、恐竜の本を手に取る日がくるんだろうか。
どんなふうに、絵本に再会するんだろうか。

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