所詮親も人間

私が女になろうと決意し、数日間の奮闘の末心がおかしくなり、結果早めのカミングアウトを親にした頃の事

親は私のカミングアウトの言葉に対し
「女性になるって言ったって、仕事とかどうするのよ?」
「このサプリはダメだから飲まないで!」
「別に女性ホルモンしなくたって別な方法だってあるでしょ?」

畳みかけるようにそんな言葉が私に向けられ
た。

ショックだった。
私の親なら、私の苦しいこの気持ちを理解してくれて、気持の支えになってくれるんじゃないかって思ってた。

だけど違った。

気持ちを理解してくれるどころか、私の苦しい気持に〝現実〟という言葉のナイフを突き刺しさらに傷をえぐる。

「お前、実の息子が目の前でメチャクチャ苦しんでこんな言葉を叫んでるのに、なんでそんな元も子もない事言えんだよ!!」

そう心に思いながら母の言葉を聞いてた。

「別に女にならなくても、化粧して女装してれば良いじゃん」

母のその言葉でブチ切れた。

「違う、そうじゃないんだって!!私は男で居るのが嫌なの、この体で居るのが苦痛なの」

「気持ちは女性、体も女性でありたいそれが私なの!!」

そんな言葉を投げかけたって親は、そっかと何か素っ気ないような態度を取ってるように見える。

私の気持が本気だと捉えてないのか?

まるで、私が必死で叫んでいるその言葉をだだをこねる子供をあしらうような態度・・・

悲しかった。

気持ちを打ち明けて、苦しい思いを解放できると思ってた。

だけど、親の態度は中途半端!

本当に理解してくれているかは分からない

「私ってホント理解があると思うわ、あなたがそう言ったって私はちゃんと理解してあげてるから、だからアナタの好きにすれば良いんじゃ無い?」

そんな言葉を言われたって私には奇麗事にしか聞こえない、表面上でしか理解してなくて深いところなんて何も解っちゃくれない!

親はそう言ってくれたが、結局何かと「そうなったら仕事どうするのよ?」

そう言う・・・

なんとでもなるだろこの御時世!

そんなネガティブに考えてたって先には進めない、だから物事をポジティブに考えてるのに、心を折るような発言するなよムカつく!

所詮親も人だ、だから人によっては考え方だって違う、こういったカミングアウトに大々的に協力的な親も居れば、私の母のように深く考えない人も居る。

私は親の性格をわかってる。

何かがあると、その出来事を自分の価値観で捉え、いちいち文句を言ってくる。

それにつけ、自分は解ってると勝手に決めつけ解ったような態度をとる・・・

親に期待した私がバカだった。

結局私は孤独!

自分の家に居たって気持ちは孤独でしかない、親に支援を求めようなんて考えてもいないから、一人で女性化を進めて一人で全部をこなす。

親がなんと言おうと私の人生、このまま男で死ぬとかあり得ないから!!

たぶん私は死ぬまで気持ちは孤独・・・

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