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【第4回夢幻杯 準優勝】パオジアンとカイオーガ【京都は6-3】

9度目投稿のランタン(@rantangame)です。
自主大会とかほとんど出ないのですが縁があって夢幻杯にお邪魔しまして準優勝したので毎月記事更新の意味合いも込めて記事書きます。


今回使用したこおりポケモンデッキはこちらのパオジアン。
夢幻杯とCL京都は完全一致の60枚で出場していました。

【デッキコード】n9LLiQ-g2wdce-gnQNLN
おパオに絡んだ名前にしたかったので結論パって名付けてました。ガブリアスやボルトロス、ガルーラのことではありません

お前パオジアン何個目なんだよって話ですが記事書いてない(デッキまるごとファイリングしなかった)分を含めて5個目くらいです。

パオジアンは一世を風靡してしまい今更デッキ全体を解説する必要はないとは思いますので、今回のレシピに至った点を重点的に記載します。

基本的な話については過去記事でも解説しているので良かったら読んでください。

パオジアンが流行ってる世界線はこの世の終わりです。

マッチアップ

夢幻杯 予選

  1. ⭕先行 ミライドン

  2. ⭕先行 ギラティナ

  3. ❌後攻 ギラティナ

  4. ⭕忘れた ロスト

  5. ⭕忘れた ギラティナ

  6. ⭕後攻 ミュウ

夢幻杯 トナメ

  1. ⭕先行 ロスト

  2. ⭕先行 ヒスイゾロアーク

  3. ⭕先行 ギラティナ(再戦)

  4. ❌後攻 ルギア

しゅりけんマシーンをしにいったのにサナとリザマッチせずここはどこ~って顔になってました😇
じゃんけん負けても先行もらえてたきがします。

CL京都 DAY1

  1. 先行⭕ 赤ロスト

  2. 先行⭕ パオジアンパルキア

  3. 先行❌ ロスギラ

  4. 先行⭕ ロストリザex

  5. 後攻⭕ ロストヌメルゴン

  6. 先行⭕ ピオニーミライドン

  7. 先行⭕ ミュウ

  8. 後攻❌ ロスギラ

  9. 後攻❌ リザードンex

ロスギラに2回負けてしまったのどっちも自分がミスってた(やってはいけない順番ミスも1回やらかした)ので反省してます。おパオごめんヨ

環境の話

絶滅してる間にパオジアンにとって都合の良いことが起きてる。
みんなが忘れてくれたおかげでパオジアンにとって追い風が吹いていました。

  1. 後攻を自ら選択するプレイヤーが増えた

  2. げっこうしゅりけんより対策すべき相手が増えた

  3. サーナイトのセイボリーが減った

後攻を取るプレイヤーが増えた

ミライドンやテツノブジン系統など、後攻1ターン目のサイド2枚取りを狙えるデッキが流行ってきた関係で、デッキによっては相手の強烈な動きを阻止するほうがマシなのでじゃんけんで勝っても後攻を取るという選択肢が生まれてきました。

パオジアンは絶対に先行取りたいデッキなので先行率50%に収束していたはずの状態が体感70%くらいまであります。
あとは後攻を取りたいデッキに対して勝てるプランを用意しておけばお得なことしかありません。

1ラッキー

げっこうしゅりけんより対策すべき相手が増えた

げっこうしゅりけんを連打できるデッキの筆頭がパオジアンだったわけですが、パオジアンデッキの流行はテツノカイナを組み合わせたものにシフトしていたこと。その後パオジアン自体が下火になったことからもはやげっこうしゅりけんをメタっても仕方ないというのが大きなところかと思います。

その結果ギラティナがマナフィを採用しなくなったり(CL横浜あたりでも採用しないレシピの方そこそこいた)、リザードンデッキがデヴォリューション対策でHP90のリザードを採用するようになったりと、全体的にげっこうしゅりけんに対する警戒が薄れてきています。

ギラティナはキュワワー1体だけでもアビスシークから順当にロストをためていくことはできますが、ギラティナをポンポン飛ばすと雪道ツツジでこちらが止まってくれる事をお祈りみたいになりがちです。
マナフィがいないのでキュワワーが1体以上残ってしまうとヤミラミを起きにくい点もあります。

2ラッキー

サーナイトのセイボリーが減った

一時期サーナイトデッキにセイボリーが2枚、3枚、なかには4枚採用なんてレシピもありましたがイキリンコやネオラントでぶんまわすデッキが増えたおかげでセイボリー自体が半分相手の手助けをするカードになってしまいました。

セイボリーの一番の被害者はパオジアンだと思うのですが、最近はセイボリーの採用枚数も減ってきているので一月ほど前と比べるとポンポン飛んできたりはしません。どのデッキからも1回は飛んでくるだろうという気持ちでベンチ展開を保留することも考えると、割と耐えられるようになりました。

テツノカイナを返すのは楽ですがキャンコロしゅりけんから立て直すのはサーナイトも大変なので、セイボリーなんて撃っていられない状況に追い込むことを優先したデッキを組めば以前ほど被害にあいません。

3ラッキー

ということで、純正パオジアンの良いところを活かしつつ後攻デッキに対して勝てるプランを用意することが課題になります。

うおおおお俺はハピナスだ!!!
キャリーポケモンを全力でこすっていけ!!!!!!

パオは気づいたら我慢のデッキになった

古代未来が出るまではギラティナを除けば基本的にサイド1取れる場面でサイドとっても良かったのですが、カウンターキャッチャーの登場で全方面に対して中途半端にサイドを先行する行為が負けにつながるようになってしまいました。

もしサイド1だけ先行する場合、セグレイブに進化しないほうがマシなケースが多いです。
セグレイブに進化できる回数は有限で2体目を準備する手間もセビエ1体を出し直すことに比べたら大変です。
そのためもしサイド1だけ取るような場面は、パオジアンに手張り2回で攻撃する。セグレイブ2体いるから次のターンは保証されている。のどちらかくらいです。
仮に上記に該当したとしても1-2-3のような取り方ができないのであれば結局最終的に必要なワザの回数に差がなく、メリットが少ないことのほうが多いです。

手張りだけで倒すことができても準備に徹して攻撃は行わない。なんなら逃げエネ切って別のポケモンを差し出す等々。
サイドを取るのは3回だけ、と心に決めて攻めるタイミングが来るまで我慢するのがいいかなと思います。
殴りだしてしまうとこちらもつりざおの消費を余儀なくされていってしまうので。

とにかく試合全体で2~3回しかできない行為を迂闊にしない、というのが大事です。初動でベンチにセビエ×2ビッパ×2ゲッコウガと出せたとしても、後手1でセイボリーが飛んできたら損失が大きすぎます。カウンターキャッチャー、セイボリー、デヴォリューションはどのデッキからどのタイミングでも飛んでくるので、ふしぎなあめの3枚目は最後まで見せてはいけません。というか一部のデッキはデヴォ2枚入ってるので進化させまくってもだめです。ジラーチやマナフィでセビエのまま守っておきましょう

余談ですがパオジアンデッキって簡単派と難しい派で宗派が分かれると思うんですが、これたぶんどの個所を見て簡単や難しいの意見がわかれているだけなのかなと感じています。
とにかくドッカンドッカン大砲打てるのでサイドを取る手段は簡単なデッキだといえます。小突いて後で回収みたいなことはあまり多くないですよね。難しい派の意見はサイドを取る手段の話ではなくて、山の状態から考える確率に対してどのような手順でとくせいやカードを使用するのかがややこしい、ドロー結果が思い通りにいかなかった場合のターンのごまかし方が難しいって話かなと思います。
相手依存のことが少ない(簡単なシミュレーションで疑似対戦が成立する)デッキなので一人回しをめちゃくちゃやるだけで手順のややこしさは慣れていくので、ずっと使い続けるとそこを考える労力がなくなるのであえてサイド何も取らない、進化もしない泥仕合とかを考えていけるのが楽しいところ

デッキの話

というわけでデッキの話にはいります。
基本的なところは特に触れず、キーカードや多少補足があったほうが良いかもなというカードについてのみ記載します。

採用したもの

カイオーガ(ダイナミックウェーブ)

エネルギーもどってきてお得

後攻取ってくるデッキのうちミライドンとトドロクツキ、ついでにミュウVMAXに対する解答アタッカー。
イキリンコex、ミュウex、ネオラントVと後攻デッキに採用されがちなサポートポケモンをサイド1枚(+エネルギー消費少なめ)で取ることができるキーカード。

このカードアタッカーとしてめちゃくちゃつかいます。

というかこのデッキパオジアンが殴ることは全然なくてゲッコウガとカイオーガとセグレイブがパンチします。パオはエネ引っこ抜いて退場する役目…あとは最後しか使いません

上述のようなHP180以下のサイド2ポケモンがポケモンが場に残っている場合、相手はカイオーガを倒すか妨害をしないとゲームセットなためピオニー型のミライドンのようなHP180以下のexポケモンへの依存度が高いデッキに対して強く使うことができます。

パオジアンデッキで非ルールを使いにくい点として、ポケモンの場持ちが悪くエネルギー消費が激しいため非ルール使いすぎてもエネルギーが無くなって負けみたいなパターンもあるので省エネなところも良いところです。
※カイオーガ使う時はトラッシュにエネルギー3枚は置いておきましょう

セビエ(HP60)×3
テツノブジンやロストマイン+デヴォリューションを考慮するとHP70のセビエが欲しくなります。

ただしブジンエンテイはヨガループさえ決まらなければパオジアンに手張り2回でエンテイを倒せること。ロストマイン+デヴォリューションはデヴォリューションよりロストマインを対策することのほうがエネなしポケモンを縛りつつロストマイン連打等にも対応でき、その後の解決作を広く持てること。

どちらもジラーチ採用のほうが対策として機能するので70セビエは採用を見送りました。

たねポケモンの総数が12枚。望まないスタートポケモン(パオ以外の逃げエネ2)が2枚あるとそれらでスタートしてしまう確率が10%弱あります。
アルセウスVSTARのように、その後で好き放題できるカードは採用されていないので望まないポケモンでスタートする確率は5%以下に抑えたい。
そのため60セビエで統一しています。

HP70のセビエ2種類についてですが、どっちも試した感じスノーハザードに収録されたセビエのほうが3エネ50点出せてリザードや自傷したサーナイトが倒せるので採用するなら昔のほうが使いやすいなと思いました。
「もってくる」の1枚ドローに確実性はないですが、50点で倒すことを選べるというのは確実性があります。

ジラーチ
ヨガループとロストマインの対策カード。

わざマシンが出た今となってみると
わざ効果を受けないだったら強すぎるので仕方なし

スタートしたくないポケモンを1種類とし、その確率を5%以下にするためにはその他のたねポケモンが10枚必要です。
僕が使ったデッキはたね総数12枚なのでそれよりちょっと下回っています。最初から展開しているとバレるので、ロスト相手の場合は3ターン目あたりにポンと出したほうが有効です。

ロストツキとかと対戦しているときは全体的なダメージのテンポが大事になってくるのでジラーチがないと結構難しいです。

キャンセルコロン×2
サイド2を取れるタイミング以外でパオジアンの2体目を出すメリットはないです。
ロストツキやサーナイトと戦う場合、パオジアン以外でサイドを4枚取らないかなり厳しいです。しゅりけんを2回通すのがプランとしては一番安直なのでサイド落ち考慮の2枚採用しています。

ナンジャモ
パオジアンにナンジャモいらない過激派なのですが、カイオーガを使う以上セイボリーは相性が最悪なこと。他に初手で使えるサポートがないこと。加えてロスト系統のシェアがなんだかんだ多いのでしぶしぶ採用です。

相手がアクロマ使ってアクロマや雪道ロストするのを見たときはこのカードあってよかったなって気持ちになれます。

採用しなかったもの

テツノカイナex
キャンコロしゅりけんのように1ターン中に沢山のカードを揃えなくともサイド2を取ることができる点は魅力なものの、サイド2を取ったところで相手のペースは崩せない(のでテツノカイナ倒して2-2交換するだけ)。
採用する場合、本体+大地の器+雷エネルギー+入れ替え札数枚で6枠くらい必要になり枚数だけ見るとキャンコロスイッチャーと変わらない。

課題解決のためにカイオーガ使うことが前提にあり、スタートしたくないポケモンが増えると非常に厳しいという点で不採用。

パオジアンデッキでもテツノカイナの有無で使用感がガラッと変わってしまうので割と別物デッキと考えたほうがいいと思っています。下手に混ぜてもいいことがない

ロトムV
場にVポケモンを置くと試合の最後まで考えたときの選択肢がかなり少なくなってしまう(カウンターキャッチャーやボス打たるだけで負けがち)なため不採用。
サイド2取れる場面を除けばサイド1のポケモン同士が殴り合うような盤面を維持したいです。

大地の器
強いけどなかったときでも回せてたんだから困りはしないでしょうくらい。
初動の安定感は少しだけ増すものの、入れたことで勝てる場面が増えるわけではないのでキャンセルコロンに枠を譲りました。

セイボリー
カイオーガと相性最悪なのでお見送り。かなしい

さぎょういん
ポケストップデッキ最強のサポートと思っていますが、ドロー要員がビーダルなので中盤以降は雪道割れなくてもそれほど困らなかったり、ポケストップも3枚しか入れてないので不採用。
ポケスト4さぎょういん2スイーパー2のポケストップをくるくるする機械になるの好きだったんだけどなあ

ダイナミックウェーブ刺さるところ

このデッキの肝はなんといってもカイオーガです。
パオジアンが不利と言われてそうな対面で具体的にどうやって使うのか補足します。

ピオニーミライドン

基本は先行もらえるのでお互いある程度順当にまわったときの話をします。
パオジアンを一撃で倒すことができるポケモンはミライドンしかいないので、基本的に相手はミライドン2体を育成し、テツノカイナはワンチャン使えたらくらいの優先度でエネルギー供給がされます。

テツノカイナで突っ込んできたり、エネルギーが2枚とかついていたらテツノカイナを優先して倒します。そうでない場合はパオジアンとミライドンの交換を1.5往復、相手サイド残り2こちらは4の状態にします。

この時点で(テツノカイナにエネルギーがついていないなら先2でもいいんですがだいたいエネが足りません)カイオーガが出陣。
前のミライドンを放置するかエネのないテツノカイナを引っ張りつつダイナミックウェーブでミュウexやイキリンコ、ネオラントを倒します。相手はカイオーガを倒さないと再びベンチ狙撃をされてゲームセットしてしまうので倒すしかなく、カイオーガを倒せるポケモンは概ねサイド2のポケモンです。
ダイナミックウェーブで3エネ手札に戻っているので、ゲッコウガの逃げエネを考慮してもわななくれいきで4エネついて240フィニッシュ。

ミュウVMAX

VMAXを放置して後ろのミュウVを狙撃します。これだけ。
パオジアン相手にミュウが2体VMAXに進化することは基本的にありません(スーエネ1枚とおまけで倒されちゃうのでリスクが大きすぎる)。メロエッタもオドリドリ不採用の場合はげっこうしゅりけんでミュウの削りと合わせてサイド1取られてしまい1‐3‐2が成立しやすくなる関係であまり使われません。
したがって基本はミュウVMAX+ゲノセクト+ミュウVMAXといった形でパオジアン3回倒して勝ちみたいなルートを狙ってくる。そのためだいたいベンチに進化していないミュウVがいます
テクノバスターでパオジアンが場からいなくなったらカイオーガでベンチのミュウVを狙撃して2枚とります。
ビーダルが育っていて、トラッシュにエネルギーが4枚ストックされているなら雪道も放置しておいたほうが相手が動かなくて楽まであります。
カイオーガを使って1‐2交換さえできれば2‐1‐2と取られても最後にもう一度パオジアンが突撃できるのでサイドを取りきることができます。

純正トドロクツキ

基本的に考え方はミライドンと同じです。
トドロクツキは放っておきましょう。なんと相手がカイオーガを倒すにはスタジアムのトラッシュが必要です。大変そう。。。と思いを馳せながらダイナミックにウェーブ。2‐1‐2と取らせつつこっちは2‐2‐2を狙いましょう。なんなら一生カイオーガとげっこうしゅりけんでもいいです

その他

ダイナミックウェーブ180+セグレイブのバスターテール130=310
いれかえカート使われても150+130でVSTARを倒せます。310はミュウVMAXなので(サーナイトは回復しちゃうのでほぼ意味ない)なんと非ルールポケモンだけでも戦えちゃうぞ!!!

という気持ちをもつとパオジアンは気持ち握りやすくなります。主役はOPと番組最後の5分くらいに必殺技かますために出てくるものなのでそれまでは小物が頑張りましょう。

マナフィのみずかけ20点でサケブシッポ倒すとか、そういうこざかしい真似ができるかどうかがおパオにとってとても大切です。

600族と伝説ポケモンはこものなのか…?

あとがき

低レア+最新版のイラストというルールでデッキ作ってるので(安いし)今回はこんな絵面でした。
ふしぎなあめはシールド戦やオーガナイザーイベントのロゴが入ってるものがカード重なってる状態でも数えやすくて超おすすめです。ポケゴーのやつでも可🙆‍♂️

パオカイナにあやかってデッキ名はパオカイオガでも良かったかもしれません。

day1頑張ってる最中にプライムキャッチャーとかいうとんでも無いもの発表されてるし、レギュ落ちで頂の雪解けだし、この世の終わりが近づいていそうで世界情勢が気になります。

デッキ保存は楽しいよという話

2022年もやってたのですが公式大会でDAY2残ったり順位よかったりしたときはデッキをまるごとファイリングするという遊びをやってます。

継続して新弾とかスターター買ってると汎用カードってめちゃくちゃ余るじゃないですか。二束三文をわざわざ売りに出すのも面倒だしなあみたいなことありますし、低レアで固めてると新しく同じもの作りなおしても数千円。

あのときこんなデッキ使ってたよな~とかが写真ではなくものとして残っているとすごくエモいのでオススメです。公式の12ポケットファイルがちょうどデッキ4個分なのでシティリーグ1年分とかにしてもいいなって思ってます。

飯テロ

白子の串揚げ

おいしい

京都旅行毎年していて、いくつかお気に入りのお店があるので明日暇な人はツリーにしてあるところよかったら行ってみてください


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