【PJCS2023】マスター最終69位 パオジアンの思い出
4度目投稿のランタン(@rantangame)です。
チャンピオンシップシリーズ2023お疲れ様でした。
PJCS2023で予選8勝2敗45位、本戦1勝2敗で最終成績69位になりました。
使用したデッキはパオジアンexを中心としたパオジアンパルキアデッキです。
さすがに2日間ポケカしっぱなしで疲れたので家でゆっくりコーヒー飲みながら文章書いて余生を過ごしております☕
この記事では今回使ったパオジアンパルキアデッキの簡単な解説になります。各カードの細かい解説などは前記事と重複してしまう部分が多いため、主要なものだけに絞っています。
よければ以前の記事もご覧ください。
使用デッキ
今回使用したデッキはこちらです。
DAY1
DAY2
DAY1はとにかくサーナイトが多いだろうなと踏んでいたのでセイボリーを採用し、DAY2はサーナイトがものすごく減って(相対的にギラティナの比率が多くなりつつ)ミュウやミライドンのような速攻デッキが増えると考えたのでセイボリーをセレナに変更しました。
環境予想
現在の環境についてはCSP獲得順をポケカ飯さんが記事にてきれいにまとめてくださっているのでそちらを拝借しています。また、先日参加したガルシア杯でも概ね似たような結果となっていたことからとにかくサーナイトexとロストギラティナを中心に物事を考える必要がありました。
参考となるtier表・デッキ分布
ガルシア杯では僕を含めて2~3人しかパオジアンを握った人がいなかったんじゃないでしょうか…
ただし、5月末に台湾で開催されたチャンピオンズリーグ(日本でいうPJCS)のベスト4にパオジアンが入賞したことから少しだけ注目されていた印象があります。
デッキの選択と変遷
デッキ選択は最初からパオジアン(というか氷ポケモン)しか使う気がなかったのでそれ以上の理由はないのですが、5月頭のシティリーグ(CL新潟より前)の時にはパルキアを採用しない、いわゆる純正パオジアンを使用していました。
というのもそのころはまだサーナイトデッキで空の封印石やフワンテの採用が多い印象があり、ルギアのシェアも今より多い。かつルギアに関してはいちげきより白ルギア(レントラー入り)のほうが目立っていました。
そのためわざわざパルキアを採用したところで簡単に多くのサイドを取られてしまい有効ではないと考えていたこと。ギラティナも今ほど圧倒的な人気というわけではなかったことがありました。
その後ギラティナの台頭に合わせて純正のままいろいろ構築をいじっていたのですが(いろいろ試したので後述します)、純正のパオジアンではギラティナに勝つ方法がほとんどないこと。
また、5月の末に台湾で開催されたCL(日本でいうPJCS)にてパルキアを採用したパオジアンが4位に入賞していたため、そちらの路線に舵を切りなおして持ち込んだという形です。
途中で試していたのはジェットエネルギーからギフトエネルギーを重視したギフトおパオで、ガルシア杯はこんな感じのもので出てました。
この後ジェットエネ1、ギフト2のハイブリット構築を試すもやっぱりギラティナには勝てず…となります。
ちなみに5月の中盤あたりはどうしてもきんきゅうふじょうのエンペルトを使いたくて擦ってました。ポケモンシャツのエンペルト持ってるから仕方ない
デッキ解説
このデッキの特徴はなんといっても何でもワンパンの大火力を複数回叩き出せること。
1ゲーム中に出せるダメージがものすごく高いところにあります。
準備が整って仕舞えば非常にゲームスピードが早く、ロストシティとあなぬけの紐を複数採用することで相手の逆転の目を摘みながら強引にサイドをとりきる、大怪獣バトルに持ち込むことを目指しています。
各カードの採用枚数
パオジアンex(3)
アタッカーとして3回活用することが多いのと、できればスタートしてほしいポケモンのため3枚
パルキアVSTAR(2-2)
使えることを前提にするカードは最低2枚という思想なので2-2採用。
2ターン目の目標が「パルキアかセグレイブのどちらかを通す」ことなので枚数を削る選択は難しいかなと考えています。
セグレイブ(3-0-2)+ふしぎなあめ(2)
基本的にセビエは1体ずつしか置かず、セグレイブに進化できたら次を立てるという手順を踏みます。そのためふしぎなあめの枚数も限界まで抑えています。
2体目のセグレイブが倒される前にエネルギーを大量に盤面に貼っておくことが重要になります。
ビーダル(2-2)
ビッパの特性によりマナフィ不採用でも許されるドローソース。
パオジアンデッキは自分で使うナンジャモがものすごく弱くて、単純に相手の手札に干渉したいがために自分の手札も犠牲にするといった効果しかありません。それを解消するためのカードです。
そのためナンジャモの枚数が3枚と多く採用されています。
VIPパス・ネストボール・ハイパーボール(4-2-3)
進化ポケモンが3種類とカイでサーチできるにしても多すぎるため、ハイパーボールに比重を置いています。
できればあと1枚何かしらを増やしたいところでしたが枠の都合で9枚です。
あなぬけのひも(2)
いれかえカート(1)
後攻になった場合、パオジアンの特性は使いたいもののパオジアンのままターンを返すと負けてしまうケースも多いため入れ替え札が少し多めに必要と考えて入れ替え札を3枚にしています。
パルキアVSTARがアタッカーとして出ていく場合、パルキアが帰ってくることはほとんどないこと。帰ってきたならエネルギーを切って逃げれることから1枚はいれかえカートにしています。
ロストを相手にする時はヤミラミをロストすることを意識するため、微妙な30回復もまあまあ役に立ちます。
ロストスイーパー
4枚目のスタジアム枠。
スタジアムの現物は3枚入っているため、カイで持ってこれる代用手段としての意味合いが強いです。ごくまれにわざわいの箱やパニックマスクを除外します。
スーパーエネルギー回収(3)
前の記事で記載した通り、エネルギーの消費をコントロールすれば3枚でも十分であること。パルキアを採用することにより余裕も出ているためこの枚数です。
ナンジャモ(3)
ロスト系統のデッキと対戦する際に、相手のアタッカー(とくにヤミラミとゲッコウガ)をロストしながらナンジャモを連打することが強いので多めの採用です。
セイボリー(1)
サーナイトを筆頭に、意外とロスト系統のデッキにも刺さる1枚。
特に前者はセイボリーからあなぬけを打つとドロー手段が一気に減るため逆転されるような展開を起こしにくくすることができます。
冒頭で記載した通り、DAY2はサーナイトが減る想定だったのでセレナに変更しています。
ロストシティ(2)
パオジアンが苦手な対面というのはアタッカーを再利用して長期戦を狙うデッキです。
ロストシティはそうした再利用を否定するカードです。サイドを複数枚とることができるヤミラミやゲッコウガ、大ダメージで1-2交換ができるアルカナシャインのサーナイトなどを除去することで無理やり大怪獣バトルに持ち込みます。
採用しなかった主なカード
マナフィ
セビエの項目で触れましたが、セビエが2体同時に出ることがないため基本的にはげっこうしゅりけんがあまり怖くありません。
ロストカイオーガと対面したときぐらいしか必要性がないため採用しませんでした。
非ルールのたねアタッカー
ダイナミックウェーブのカイオーガ、ワイルドフリーズ(確定マヒ)のフリーザー、アイスシンボル(パオジアンの火力+10)のフリーザーとそれぞれ試しましたが、必要な対面がそれぞれ限られていることや余計なポケモンを入れて臨まないスタートを切ることのほうが危険なためそもそも採用しないという選択をしました。
博士の研究
ふしぎなあめの枚数が2枚きっちり使う分しかないことや、ドロー手段を他に確保したことから見送りました。
基本的な立ち回り
対面により何を優先するかが変わってくるのでざっくりと全体的な話のみ記載します。
初動(1ターン目)
目標:しんかが必要なたねを2種類用意しつつパオジアンを準備する
理想の盤面は下記の通りです。
バトル場:パオジアン
ベンチ:パルキア、ゲッコウガ、セビエ、びっぱ
エネルギーを最初のターンに2枚以上トラッシュできる場合で、次につながるカード(ビーダルとか)が手札にある場合ゲッコウガの優先度は落としても構いません。ただし概ね初手でかくしふだを行わないと次が繋がらないのでほとんどの場合バトルVIPパスを引いた場合にはゲッコウガとパオジアンを持ってきます。
相手があまり大ダメージを出してくるデッキではなく、パルキアが場持ちしそうであったりパオジアンの2回目の手張りでとりあえずサイドをとれる場合はセビエの優先度を1段階落としビッパを先に持ってきて手札確保を優目指すケースもあります。カイを持っていたりするとカイでセビエとはハイパーボールを持ってきてボールからビーダルになって手札補充も行うといった感じです。
(イレギュラーを除き)純正パオと異なりセビエを2体置いてはいけません。
展開以外の面でいうとエネルギーをトラッシュに1枚以上送りつつパオジアンかパルキアに手張りすることを目指します。理想でいうと手札にエネルギーが2枚以上ある状態でトラッシュにも2枚ある、です。
※次のターンに360点を出せるようになるため
序中盤(2~3ターン目)
目標:セグレイブとビーダルに進化してサイドを2~3枚とる
基本的にはわざ宣言=サイドをとる、なので順当にサイドをとるための手段を確保することを目指します。
この時点でパルキアの技を使いにいく場面はあまり多くなく、進化していないギラティナを取るときにスターポータルを使ってしまう、くらいです。
基本的にパルキアはいつでもスターポータル使えるのでどうぞセグレイブを取ってください、という保険をかけるためのものです。
そのためスターポータルを使うタイミングは限界まで引き伸ばしたいというのが本音です。
ただし、スターポータルでつけれるエネルギーだけではパオジアンの火力が足りないので余裕があればこの時点でベンチのいろいろなポケモンにエネルギーを2枚くらいストックしておくのがよいと考えています。そうすればセグレイブを倒された返しのターンでセビエを出し直し、スターポータルで5エネ到達。どこかに手張りすることでで300ダメージを出し、次のターンパルキアでも手張りすれば技が使えるようになります。
終盤(4~5ターン目)
目標:いずれかのポケモンが次のターンワザを使えるようにしつつ大量のエネルギーを場にため込む
ナンジャモを連打して使用不可のカードを山の下に戻しつつ、ビーダルで山を掘り進めます。山札にエネルギーが残っているならわななくれいき+隠し札でさらに2枚ドローできるため意外と山札は薄くなります。
もうこのタイミングではスーパーエネルギー回収を温存する必要もあまりなく(つりざお含めて全部使うとまずいけど)、とにかく手張りすれば攻撃できるパオジアンを用意しながら大量のエネルギーを場にためます。
逃げるエネルギーとして1~2枚は手札と山札に残し、縛られないように分散してエネルギーをつける。つけておいたポケモンが生き残っていたならそれを放出して大ダメージを与えていく、という流れです。
当日のマッチアップ
※サイド数など誤りがある可能性があります
DAY1
⭕パオジアンロコン 後攻 4-0種切れ勝ち
⭕ロストヌメルゴン 先行 6-2
⭕いちげきルギア 後攻 6-2
⭕ロストギラティナ 先行 6-3
❌ミュウVMAX 先行 4-6
⭕サーナイト 先行 6-2
⭕パオジアン(おそらくミラー) 先行 6-0
⭕ロストギラティナ 後攻 6-4
❌レジエレキジバコイルV 後攻 5-6
⭕ミュウVMAX 後攻 6-1
DAY2
アルセウスギラティナ
⭕後攻 6-4
⭕後攻 6-3
ミュウVMAX
❌後攻 4-6
⭕先行 6-3
❌後攻(準備中に時間切れのため最初からサドンデス)0-2
いちげきルギア
❌後攻 4-6
⭕勝ち 6-4
❌後攻 2-6
予選は45位だったけど2日目でさらに2敗してしまって何も貰えなかったのがとても悲しい。今回じゃんけんめちゃくちゃ勝てた!!!と思っていたのに見返してみると通算5-8でした…
先行とって負けたのが1回きりだったので、なんだかんだで先行とった時がめちゃくちゃ強いデッキだとは思います。
あとがき
帰ってきてすぐ文章書いてるのでおまけコンテンツがありません…
いつものお疲れ様コーヒー設定するコンテンツがないのでもしよかったら記事のシェアお願いします☕️
はじめてCL出た横浜からそろそろ1年、惜しくもバクフーンは3枚までしか集められませんでした😂
せっかく2023年シーズンが終わったので大会出るプレイヤーにめちゃくちゃオススメしているコレクション方法の紹介をしておきます。
公式で販売している12ポケットファイルがちょうどデッキ4つぶんのカードを収納できます。
物として保存するのめちゃくちゃエモいのでコレクションも楽しんでるよ!という人はぜひ🙏
キュレムをはじめ氷ポケモンだけで公式大会を1年間過ごしたトレーナーはたぶん他にいなんじゃないでしょうか🧊🧊
デッキの話とか現行カードプールの基準点は何かみたいな話をするのは大好きなので何かあったらツイッターなりで声かけてもらえると嬉しいです。
お疲れ様でした!
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