新卒2ヶ月で退職した「けど」ではない。「からこそ」。(後編)
(前編の1)〜4)に続きます。)
5)「長く続けること」への挑戦。
退職日から翌日。早速、転職活動がスタートしました。興味がある職業は具体的にあるけど、どう進めたら良いのか、そもそも未経験で、この時期の退職は第2新卒なのか、、、?
病み上がりの体調の中で、色々不安があったので、ハローワークに行きました。
悩んでいること、不安なことを全て話し、丁寧にブラッシュアップしてくださりました。そこで言われたのは、
「確かに志していることに挑戦しても良いですが、まずは『長く働く』という経験を作ってみてはどうでしょうか?営業はもう身体に合わなかったんだから辞めて、時間も不規則じゃない場所から探すのもありだと思います。何事も1歩ずつでもいんですよ。」
確かに、志があるとは言え、何もかも未経験な自分に一番不安を抱いていたし、コツコツ積み重ねて努力する性格的にも合っている選択肢だと気づきました。
そして、新卒でエントリーが終了して受けられなかった企業にも挑戦しながら、「長く働けて、自分にできて興味がある仕事」も受けました。
それから1ヶ月後、今日まで働かせていただいている仕事と巡り会うことができました。
6)20代最後のチャンスかもしれない。
今の仕事は、何かを作ったり、書いたりする仕事ではありませんが、秘書としてサポートする立場で、書類を作成したり、添削したり。たまに英訳を任せられる時もありました。
ホームページの更新も任され、素人ではありますが、Adobeのソフトを独学で勉強して、リニューアルした経験もありました。
雇用時間も決まっていて、定時で帰宅できるのが基本。コロナ禍で一人で過ごすことも多くなったことも加えて、資格の勉強に励んだりしていました。
体調もあれ以来崩したことも、ぶり返したこともなく、本当に健康だけは守ってよかったなと思います。コロナ禍を経験して、より思いました。
そして、来年の3月。雇用期間が終了になります。
これは面接の時点で決まっており、「2年8ヶ月」という期間を了承の下で就労していました。2ヶ月の16倍の期間。当時の自分にとっては十分な期間でした。
もうすぐで12月。2021年もあっという間に終わろうとしている中、再び私の転職活動がスタートします。
前回とは全然違う「転職」の感覚で、結構前向きに気持ちが保たれています。
「突発的なものでも無く決まりきっていたことだったので、慎重に動ける時間が十分にある!」
そして「『叶えられていないこと』への挑戦ができる機会が巡ってきたんだ!」
という気持ちが糧になっているんだと思います。
ただ、頑張りすぎは良くないので程々に、、、。
20代も折り返しなので、これから仕事だけではなく、様々なことを考えなければならない歳を重ねていきます。その自覚は漠然にあり、「20代最後のチャンス」なのかもしれません。
7)体調、スキル、志。
今日、有給休暇をいただいて2年ぶりにハローワークに行きました。
前日に「何をハローワークで聞きたいか」をメモ書きし、興味あるライター、編集職の求人も持っていきました。
また、今働いている職場が大きなところなので、内部での求人も探すことも視野に入れていると話しました。
それらを踏まえて、担当の方と話しましたが、
「今までの仕事と大きく変わる可能性があるのは、時間形態だと思います。それが体調に合うのか心配ですが、営業職ではないので絶対厳しいとは言い切れません。ただ、『休みがない』『帰れない』と言わずに、やりがい持ってしたい、できるんだという覚悟は持つべきだと思います。」
と言われました。
今気になっている企業は、今月初めに「積極採用します!」とニューストピックにあり、「未経験で来年の4月採ってくださるのか、、、。」と心配ばかりしていたのですが、「今の仕事とは異なる勤務形態になることを覚悟があるのか」と改めて考える必要があるんだと気づきました。
また、今までしてきた仕事の経験が生かせるのならば、同じ組織の中で形を少し変えて留まる道を簡単に手放すのも勿体ない、、、。
クリアになった不安点もありましたが、新たに考えなければならないことも増えた今日の午前となりました。
正直、今日1日考えてみましたが、
「やってみないと分からない。だけど、チャンスは逃したくない。
書くことは好きなんだ。
東北地方にただ単純に貢献したい。
生まれ育った町、学生時代にみた景色、様々な課題、そらすことなんてできなかった経験、その全てを糧に、「これからの東北」を情報発信していきたい。
これは自分のスキルアップとか、自己満でもなく、趣味でもできるかもしれないけど、同じ志を持っている人とチームで何かを創造して、仕事という立場でいたい。
仕事だから責任もあるし、楽しいことばかりでもなく、地道な作業も求められる場面だってあることも理解しています。
継続力も、何事も諦められない、諦めが悪い自分を、
2ヶ月で辞めてしまった経験があるけど、
いや、あるからこそ、色んなことを自分で考えて努力するようになった。
これらの気持ちがもし伝わるのであれば、「覚悟」だって捉えていただきたい。」
という気持ちにまとまりました。正直、未経験がどこまで通用するのか、体調はぶり返す可能性全てを払拭できてはいません。ただ、全て払拭する気持ちを持てば、また力んで頑張り過ぎてしまうと思っているので、不安と向き合いながら、努力していきたいと思います。
8)最後に
「石の上にも三年」という言葉があります。
小さい頃、ことわざの本で私は知りました。
大人になった私は、早速このことわざ通りのようには進むことはできませんでした。
でも、それにいつまでも悲観的になってはいません。
「就職したら3年は働かないとね。」と、誰が言ったのか分からない固定概念を、
令和の時代に良い方向に変えて行かなければなならない立場になったんだと、気づきました。
学生時代、比較的順風満帆だった私の人生でしたが、新卒2ヶ月で退職した「からこそ」、知った事も多く、「これから」を変えていく力がより大きくなったと感じています。
そう、まだ諦めていないから。
いや、何一つ諦めたことが無いから。
この気持ちを持って、出来ることは最大限、春まで挑戦し続けたいと思います。
最後まで読んでいただいた画面越しの貴方、貴重な時間をいただいただけで私は嬉しいです。本当にありがとうございました。
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