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蹴落としたい力が必ず働く/074

『長続きしないのは、調子に乗るから』



前回の記事で
社会人としての強さとは

1、その分野での圧倒的な実力がある
2、お客を呼べる存在
3、スポンサーも集まる存在

の3つだとお伝えしました。


この辺りを押さえていると、
誰であっても、簡単には口出しできない。

言うなれば、
唯一無二の存在となる。

味方・ファンが多くて、
敵に回すとファンたちが怖いから、
周囲も多少のことは目を瞑る。



1、自分がプレイヤーの時


上記3つを遂げた人が
次にどうなるかというと、

けっこうやりがちなのが、

調子に乗ってしまう。
天狗になる。

客観的に見てきて、
調子に乗ってしまう人は多い。

そりゃ、仕方ない。


・周囲が煽てるから、勘違いしてしまう
・お金をいただく立場なのに、払う側がお客様扱いしてくる
・ファンが、一挙手一投足にワーキャー言うから、過剰な有能感に浸ってしまう


芸能界を見ても、
(報道されているモノが事実だと仮定した場合)
不祥事や加害報道のほとんどの
根本的理由は

調子に乗ったから

だと推察されます。


コンサートで「今日は歌いたくない」と、中身のないトークばかりしたミュージシャンも
後輩に、若い女性をアテンドさせる芸人も
「すいません!」と謝罪の言葉を使いつつ、恫喝する政治家も
記者会見で「パワハラは確認できなかった」と述べていた劇団も
障害者用トイレを活用した芸人も


事実が報道どおりなら、
まあ、調子に乗っていたのでしょう。

それでも許される立場だったから。
盲目に全肯定するファンがいるから。



調子に乗るとどうなるか?


それは、
人間の本能として、

「あいつだけは、なんとしてでも、引きずり落としてやろう」

という気持ちになる人が、一人くらいは現れる。

そして、その人は
意地でも、相手の『イタイところ』を見つけようとする。


この、人間の、
『調子に乗っているやつは許さない』
という本能。

決してキレイではないが、
少なくない人が持ち合わせているであろう
『天狗になっているやつは引きずり落としてやろう』
という本能によって、

凋落した人は、
数知れないだろう。

歴史が語っている。



ですから、
我々がどうしたらいいかというと

事業がどれだけ上手く進もうと、
周囲がどれだけ絶賛してくれても、
調子に乗らないこと。


私自身、
調子に乗っていた時期が「ゼロ」かといえば、
そうでもない。

あの頃は調子乗っていたなー
という時期はある。


思い起こしてみてください。

貴方も、
これまでの自分史の中で、
「あの頃は調子乗ってたなー」
という時期があるのでは?


そして、
調子に乗った時期には、
なにかしらの復讐や仕返し、嫌がらせをされていた可能性が高い。


例えば

A、グループから干される
B、「君には幅広い視野を持ってもらいたくて」と花形でない部署へ異動
C、調子乗った学生は、教師から「クラス替え」という手段を活用して制裁を加えられる
D、『お客様の声』で、実名批難
E、パワハラ気質の人が、労基署からの通知で詰められる

等。


大事なことだから繰り返します。

不遇な時期を脱して、人生逆転した時。
仕事もプライベートも上手くいっている時。

そんな時こそ、
調子に乗らないことが最重要。



2、自分が応援する側の時


少なくとも自分は、
才能ある人に対して、
『無条件に何でも許すようなファン』
にはならないのが大事だと思います。

そういうファンこそ、
天才をダメにしている人。


推しの人、
師匠とする人
に、
極端に入り過ぎず、
冷静な目も保持していたいところ。


追伸


私も、
今思えば、上記Cをされていたような気がする・・・


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