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ついに完結。好きなタイプが決まりました。

心の扉が開いてしまった

今更ながらExcelってすごいなって思っているのです。今まで家計簿で簡単な表を作っていただけなのですが、昨年お仕事を始めてからそれが大いに役に立ってしまったというか、私の心の扉を開いてしまったということでございます。

誰が何を知りたいか想像し、その答えが出る計算式を入れていくことが楽しくて、休み時間はExcelばかりをいじっていました。短い時間で手直しを入れながら何カ月もかけて作ったそれらとも、今月でお別れです。いかがお過ごしでしょうか。

Excelは、こちらの何を知りたいかの想像さえ間違えなければ正確な答えを出しますけれども、何を知りたいかの想像をすることは人の頭で考えますので、ここが間違っていると必要な答えは永遠に出てこないわけです。そして人の頭で考えることって不正確なことが多いというのが難点なのですが、私ごときにお仕事で求められる「何を知りたい」はたかが知れていますので、解読ゲームをしている感覚で楽しくできたのです。

人間の頭で考えることの不正確さ

そして「何を知りたい」ということを人間関係にあてはめますとお仕事で出す数字のようにはいきません。本当に悲しくなるほど人の頭で考えることの不正確さが顕著になるのでございます。言葉と行動から何年もかけて出し続けてきた答えの結果がとんでもないものだったりするのですが、そんなことを経験するたびに正直もうトラウマというか人を信じられなくなりますし、お前は地獄に落ちろと願ってみたくもなるのです。

行き場のない感情からくる責任転換で過激なことも考えたりするのですが、真実はこちら側の根本の「何を知りたい」が間違っていたからだと思うのです。皮肉めいた感じで言えば、相手は答えを求めるに値しない人間だったからしょうもない答えしか出なかったということ。(答えはしょうもなくても、過程は宝だと思うので、そこには無駄がなかったと私は信じるタイプです)だからもしも恨むとするのなら、根本の「何を知りたい」を定める時の自分の読みの甘さとしか言いようがないのです。悲しいけれどこれが現実なのでしょう。

ついに完結。私の好きなタイプ

そもそも人間関係において「何を知りたい」が間違っていなかったからといって、正確な答えが出るわけではなく、だって人の心は不安定ですし、見栄も張るし、嘘もつくし、隠すし、気が変わったり、そもそも答えが何通りもあったりしますから、計算式にあてはめて答えが出せるようなものでないことは百も承知しているのです。

ただ、お仕事のExcelがあまりにも清々しく答えを出してくれるものだから、人の心もそうであったらいいのにという願望を持ったということでございました。来世で好きなタイプはどんなかと聞かれるようなことがあったら、私はまっすぐ前を見据えて、清々しく答えを出してくれるExcelみたいな人とお伝えしていきたいと思います。

一年間の任務完了

そんなわけで、あと数日で外の世界のお仕事が契約期間終了となります。先に書き記したExcel一つとってもこの語りでございますから、この一年間で私が得られたことがどれだけのものであるかご想像いただけるのではないかと思います。

Excelを解読ゲームのごとく読み解き、日々の細かな作業をおままごと感覚で処理し、人との関わりは従順な執事を演じていたように思います。いや本当に楽しかった。ふざけているということでなく、お仕事をそのくらい楽しくすることができたということで、それはそのお仕事自体が私の技量に丁度良かったというのもあるだろうし、そもそも職場の方々の協力なしでは得られない満足感だったと思います。

今後はまた元の生活に戻りますが、気持ちはとても新鮮です。お仕事をしていてできなかったこともございましたので、この一年で得られたことを糧にまた夢の続きに邁進していきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

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