初課題。
こんばんは。久しぶりの投稿です。
先日、いよいよスクールでの本授業が始まり、それに伴い課題が出されたので、活動記録と称してここにその過程を記していきたいと思います。
ちなみに第1回目の授業では、デザインにおける文字やフォントの種類、レイアウトにおけるとある決まり、色の使い方などについてを学びました。
以下、課題内容です。
・提出課題のテーマ
「旅館のバナー作成」
→とある旅館が求めるニーズに応えて、お客様によりその旅館に足を運んでもらえるよう適切なバナー広告を作成すること。
・完成させるまでにあたっての流れ
今回は以下の流れを組んで、バナー制作に当たりました。
①現状の把握、全体像の構想
②仮作成
③本作成
ざっくりこんな感じです。
①現状の把握、全体像の構想
ここでは旅館さんの特徴、ニーズに目を通し、そこから重要となる切り口を設定しました。そして、ターゲットにするお客様を設定し、全体的な構成について考えました。
全体的な流れを組む部分であるからこそ、正直ここが一番大事なところだと思いました。
まずはじめに予め提示されていた特徴をまず紙に書き記して、そこから自分のアピールしたい旅館の特徴を詳らかにしていきました。
個人的に気になった特徴としては、
・新鮮な海鮮料理
・海が見える絶景の露天風呂
・都市部から比較的通いやすいロケーション
の3つで、これらの特徴を活かした簡単なキャッチコピーなども仮案としていくつか作ってみました。
その次に、ターゲットにするお客様の設定。
今回は旅館さんの方から特にターゲット層についての指定は聞いていないので、とりあえず"老若男女"という形で誰でも来やすいということを背景にしました。
最後に全体像の構想。
バナー作成にあたっての大まかな骨組みについて組みました。
この時点で確定したのが、以下の流れ。
ターゲット:”老若男女"。
切り口:”海”にフォーカスし、露天風呂と海鮮料理に関してはマストでアピールする(書く余裕があればアクセスのしやすさも加えたい)
ポイント:シンプルかつわかりやすいような見た目にし、文字は”和”を意識して、明朝体を取り入れる。
②仮作成
①で構想した案を実際にビジュアル化していく段階です。
いきなりPhotoshopで作成ではなく、ラフ画なるものを一度作っておくというのがポイントとお聞きしたので、手書きで作ってみました。
それがこちらです。
漫画の下書きみたいな感じで楽しかったです。(汚くてスミマセン。笑)
もうこの時点で大部分は完成しているといったところでしょうか。
ポイントとしては、キャッチコピーを強調したかったので、一番真ん中に配置しました。
画像は旅館画像、海鮮料理の画像、あとやはり旅館の画像があったほうが見る人にも雰囲気が伝わりやすいかなと考えたので、この3つの画像を配置することにしました。いくつか参考にさせていただいたバナーを頼りに、一番はやはり旅館の醍醐味である露天風呂をメインに写真を置くことを意識しました。
下部には、旅館の名前、値段、ボタンを用意しました。
③本作成
いよいよPhotoshopで作成です。②で作成したラフ画とのギャップを埋めていきます。
出来上がったバナーがこちらです。
使用したフォント:游明朝体
ベースカラー:深めの青色、メインカラー:黄色、アクセントカラー:白
作成にあたって特に、授業で学んだ色の組み合わせ、比率等について意識しました。
苦労した点としては、ラフ画を作っているからといって必ず想像どおりの物ができるとは限らないというところでした。Photoshopもまだなれていな部分が多く、完璧に下書き通りに作成すること自体が非常に難しかったです。
ラフ画との変更点としましては
・写真の配置方法
・キャッチの配置位置
・文字の見せ方
の主に3点です。
上記でも述べたように手書きどおりにならないこともそうですが、実際に手を動かしていくうちに、少し変更点を加えたくなる点がいくつかありました。その一つとして、写真の配置方法です。正直そこまで大きく変わったものでもありませんが、ラフ画の状態だどうしても写真の境界部分に余白ができてしまったり、丁度良い感じの大きさの写真が中々見つかりませんでした。直接画像を編集したりして色々試したのですが見せたい部分が欠けてしまったり、どうも納得のいかなかった点が多かったので、変更しました。
あとは、キャッチの配置位置です。右下のアクセスに関するキャッチですが、ラフ画の段階だと、その直下にある"値段"、"詳しくはこちら"と近くなっていて右下部分がどうしても文字ばかりに見えてしまった印象があったので、ここでもやや"整列"(使い方が合っているかわかりませんが)のルールをつかってあえて右上に配置してみました。すると見やすくなってスッキリした印象が出たような気がしました。
3つ目は、文字の見せ方に関してです。これはキャッチコピーの見せ方についてです。当初、白文字だけで済ませようとも考えていましたが、やはり"海"というテーマを強調したかったので、海の1文字だけに光彩(外側)を使って青色で周りににじませるような装飾を施しました。
これらの変更点を踏まえた上で、下部の帯はグラデーションをかけ、高級感の出そうな柄もつけてみました。
・気づき
バナー模写はいくらかやりましたが、1から作成するというのは今回が初めてでした。なので苦労した点や感じた点は当然、多かったです。
1からバナーを作ってみて気づいた点としては、準備の過程が大切であるという点でした。今回で言うところの①と②は、全体の中でも長尺で、なおかつ一番重要なところだと感じました。一度構想を立ててから、ラフ画で仮作成→本作成というように、何度も下地を練って作成に取り掛かることで、以下に準備が大切であるかどうかというのもこの課題を通して感じました。
また、技術的な面で言えば、今後も色の使い方やレイアウトの原則を意識すること。これをするだけで、作品の見え方も大きく変わってくるので、かなり重要なポイントであると改めて感じました。
あとは、今回のバナー作成という領域やそれ以外に関して、デザインという概念そのものには決して正解はないと思っております。なので、自分の納得のいくところまで完成させて、それから実際に他の人に見てもらうということも大切にしていきたいです。身近な人に見てもらうのも良いと思いますし、よりデザインに詳しい人に見てもらうのも勿論勉強になると思います。大事なのは決して自分の中で完結せず、周りの人からの意見を得ながら、気づいた点などを記録、分析しながら自分の糧にしていくこと。今後これをさらに意識して、取り組んでいきたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?