【シンガポール】世界一美食の国はここだと思う
わたし、蘭ハチコが世界放浪していたときの食にまつわるエッセイ。
今回はシンガポール編です。
南アフリカからシンガポールへ
アフリカ縦断をして、南アフリカにたどり着いた私はシンガポールへと飛んだ。
もうすぐ日本帰国へのカウントダウンが始まる。
シンガポールのイメージといえば、とにかく綺麗で、ガムを捨てたら罰金を取られるくらいの清潔な都会というイメージしかなかった。(中学校の英語の教科書で確かそういう文章があったと思う。)
シンガポールは在住の友人と待ち合わせしていたのだが、迎えに来てくれた友人は財布をズボンの後ろポケットに入れており「え、盗られないの?」と驚いた。
友人は「全然大丈夫だよ、治安いいから。」と言い放った。
実際に彼の財布は盗られることもなく、夜も女性が一人で歩けるほど治安が良かった。
シンガポールのホーカーセンターへ
街を歩くとスカーフを被ったイスラム系の人、インド系の人、中華系の人と様々な人種とすれ違う。
外務省のデータをみると、シンガポールの人口は中華系76%、マレー系15%、インド系7.5%(2019年6月)だそうだ。
日本でいうフードコートのようなホーカーセンター(英語: Hawker centre, 中国語: 小販中心,熟食中心)に行くと、インドや中華、東南アジア系の料理がずらっと並ぶ。
ここにくると食べ物に困ることはないだろう。
なかでも美味しかったのは、海南鶏飯(シンガポールチキンライス)。
恥を捨て告白すると、私はチキンライスというのは、ケチャップベースのあの日本のチキンライスと似たようなものだろうと勘違いしていた。
そのため、あまりテンションが上がらないものの、一応名物だし食べておこうか、と思い注文したところ出てきたものがこれであった。
日本のチキンライスと思っていたが、ところがどっこい、全くの別物であった。
タイのカオマンガイに近い。
チキンの出汁がよく染みたライス、それを覆いつくすような柔らかいチキン。これがまたジューシーでたまらない。
アフリカ縦断を終えた私にとって、シンガポールのご飯は美味しすぎた。シンガポール料理のほかにタイ料理や中華料理を食べに食べた。
シンガポールの料理はまさに東南アジアの料理と中華料理のいいとこどりで、はずれがなかった。
物価は高いが、食に飢えたバックパッカーにとっては天国のようなところだろう。
シンガポールのカジノへ
カジノにも行った。あの有名なマリーナベイ・サンズの中にカジノはあり、外国人は無料で入場できる。
カジノ慣れしていない私は、テーブルにつく勇気はなく、もっぱら機械で大中やらルーレットを楽しみ、最後にマレーシアで4つ星ホテルに連泊できるほどの金額をゲットして帰路についたのであった。