【フェンネル】口臭予防から魚・肉料理まで使われるスパイス
「フェンネル」というスパイスを聞いたことはありますか?
あまり日本ではなじみのないスパイスなので、聞いたことのない人も多いかもしれません。
しかし、意外な効果や料理にも活用できるスパイスなんです。この記事では、そんなフェンネルをご紹介します。
フェンネルって何?
科名はセリ科。
地中海が原産のスパイスで、ウイキョウ、スートクミンと呼ばれることもあります。
秋になると、小さな実が茶褐色に熟していきます。成長するとその高さは1~2mになることも。
最も古くから利用されてきたスパイスの一つであり、約4000年前に古代エジプトで栽培されていたそうです。
甘味のなかに、ツンとくるような風味が特徴的。
松の実のようなウッディな香りがし、口に含むと、清涼感があります。
フェンネルにもスイートフェンネル、フローレンスフェンネル、ブロンズフェンネルと様々な種類がありますが、主にスパイスとして利用されるのは、スイートフェンネル。
ここではスイートフェンネルについて紹介していきます。
フェンネルの効果
食用以外の用途としては精油を咳止めや石鹸、香水に使用されることや、漢方において、消化促進に使われることがあります。
よくカレー屋さんのレジ横にも置かれていますね。あれは噛むと口臭を予防する効果があるとされているためです。
インドでは、食後にフェンネルを噛む習慣があります。
フェンネルの使い方は?
ヨーロッパでは「魚のハーブ」と呼ばれるくらいに、魚との相性が良いです。
ホールをつぶし、塩コショウと共に、魚に振りかけて焼き魚にすると良いでしょう。
特に油の乗った魚との相性がよく、さっぱり食べられます。
また、中国のミックススパイス、五香粉(ウーシャンフェン)や、カレー粉の原料にも使われます。
その他、脂身の多い豚肉や牛肉とも相性がよく、ミートボールの材料としても使われます。
予め乾煎りすると、風味がより引き出されますよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?