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【カルダモン】マサラチャイにも使用されるスパイスの女王

カルダモンというスパイス。聞いたことはあっても、実際に使ったことのある人は少ないのではないでしょうか。

実は、チャイやお菓子、カレーなど意外と口にしているかもしれませんよ。

今回はそんなカルダモンの作用・効能や使い方を紹介していきます♪


カルダモンとは?

カルダモンはショウガ科ショウズク族で、インド、スルランカ、マレー半島などが原産のスパイス。

カレー粉やマサラチャイの原料のひとつでもあり、北欧ではパンやケーキ、日本ではウスターソースなどに使用されています。


甘くエキゾチックだけれども爽やかな香りが強く、ペッパーが「スパイスの王」と呼ばれるのに対し、カルダモンは「スパイスの女王」と呼ばれています。

グリーンカルダモン、スモールカルダモンと呼ばれることも。


楕円形のさやを割ると、黒い種子が入っています。


この部分にとくに強い香りがあります。

割ってしまうと、香りが飛びやすくなるので、ホールのまま保存するのがよいでしょう。

カルダモンの作用・効能


インドにおいて、カルダモンは古くから生薬として使用されていました。

消化吸収がよくなるとして、今でも食後にカルダモンを噛む習慣は残っています。

● 作用:鎮痛作用、抗炎症作用、健胃作用、駆風作用、消化促進作用、去痰作用、抗菌作用、利尿作用、消臭作用、胆汁分泌促進作用
● 効能:皮膚や粘膜の炎症を抑える働きがあるとされる。口臭防止、胆汁の分泌を促し、腸内のガスを排出し、消化器系に働き、消化不良、吐き気の緩和に役立つ。脳の働きを活性化させ気分を落ち着かせる作用がある。

ジャパンハーブソサエティー:ハーブのすべてがわかる辞典,株式会社ナツメ社,2018

風邪のひきはじめや、食べすぎた時、リラックスしたいときによさそうですね。

カルダモンはどういうふうに使う?

カルダモンを使用する際には殻をむいて種子そのものを取り出して使用すると、香りが引き立ちます。


本格的なマサラチャイを作るのもよいですが「そんなにスパイスがない」「作るのが面倒」という方は、コーヒーやホットミルク、ココアにカルダモンパウダーを一振りしてみてください!

香りが引き立ちますよ。
お砂糖との相性も良いので、ぜひ甘い飲み物に入れてみてくださいね。

焼きリンゴに挽きたてのカルダモンを少々ふりかけるだけでも良い香りがします。


ホールのカルダモンがある場合は、スパイスをブレンドしてカレーを作ったり、マサラチャイを作るのがおすすめです。

私はチャイを良く作るのですが、カルダモンを多めに入れると「これぞ、チャイ!」といった香りなります。

↑の記事でチャイの基本的な作り方を紹介していますので、参考にしてくださいね。

umehanayuukiによるPixabayからの画像

パンやクッキーといったお菓子作りにも使えます。

ホールであれば練りこんだり、パウダーであれば振りかけるだけでもいつもとは違った雰囲気になるのでお試しください。

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