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【唐辛子】世界で使われ続ける唐辛子の歴史や効能!虫よけにも

今回ご紹介するのは、日本でもおなじみのスパイス唐辛子です♪

意外な効能もあるので、ぜひ最後までご覧くださいね!


唐辛子とは

唐辛子は別名チリ、チリペッパー、レッドペッパー、ホットペッパーなどと呼ばれるナス科の植物です。

原産地は熱帯アメリカですが世界中に多くの品種があり、ご存じのように辛みを付けるのに利用されます。

唐辛子の歴史は古く南米で、なんと紀元前5000年前から栽培されていたそう。

コロンブスが西インド諸島をインドと勘違いし、スペインに唐辛子を持ち帰ったことから世界中に急速に広がりました。

その辛さからコショウの近似種と思い込み、ペッパーと伝えたため現在でも英名はチリペッパーとなっています。


「唐辛子」とは「唐」(外国)から伝わった「辛子」の意味。
ポルトガルや朝鮮半島から日本に渡来したという説があります。


唐辛子の主な風味化合物はカプサイシン。
「カプサ」はギリシャ語で「袋」の意味があり、唐辛子の袋状の果実をさしています。


カプサイシンは脂溶性のため油が少ない料理では辛味は控えめ。

乾燥唐辛子は生の時よりもカプサイシンの含有量が2倍になり辛みが増すので要注意です。


唐辛子の作用・効能

● 作用…血行促進作用、胃液分泌促進作用、脂肪分解促進作用、発汗作用、消化促進作用、殺菌作用
● 効能…疲労回復や風邪予防に効果的。胃液の分泌を促し食欲増進に役立つ。

ジャパンハーブソサエティー:ハーブのすべてがわかる辞典,株式会社ナツメ社,2018

唐辛子を米びつの中に入れ、虫よけに利用したり、寒冷地では靴の中に入れしもやけや凍傷の予防として利用することもあります。

唐辛子の使い方

プリック・キーヌーのナンプラー漬け

世界には、唐辛子を使ったソースやレシピは多くあります。

私が大好きなタイでも唐辛子を使ったレシピがたくさん。


タイでは屋台のテーブルにクルアン・プルンという4つの調味料が置かれています。その一つに唐辛子は必ず入っています。


ナンプラーに漬けられたタイの辛い唐辛子「プリック・キーヌー」が入っていることも。トムヤムクンやグリーンカレーにも使われる唐辛子です。


塩味と辛味を同時に満たしてくれるこの調味料。


実は我が家の冷蔵庫にも常備してあります(さすがに日本の唐辛子をナンプラーに漬けるだけという簡易版)。


他にも、韓国のコチュジャン、中国の豆板醤、メキシコのサルサ、インドネシアのサンバル、モロッコのハリッサなど様々な調味料に使われています。


日本では赤唐辛子は一味や七味、もみじおろしに。青唐辛子は柚子胡椒や酢漬けにして調味料にする方法も。


以前に七味を一から自作してみたら市販のものと比べ物にならないくらい、香り豊かで美味しい七味が出来上がりました。


ぜひ、試してみてください♪

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