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Happy Makar Sankranti! 冬の終わりを告げる日

Happy Makar Sankranti! (ハッピーマカールサンクランティ!)
今日(2022年1月14日)は、Makar Sankranti の日。

Makar Sankrantiとは、ヒンドウー教のカレンダーで冬の終わりを迎える日です。日本では立春にあたるでしょうか。
太陽が北上し、昼間の時間が長くなるこの時期、この日を境に新たな収穫の季節、冬に蒔いた種の収穫が始まります。

全国で異なるお祝いの名前と習慣

この日はインド全土のヒンドウー教地域で、豊作を願って太陽神がお祝いされますが、その名前と習慣は、各地によって大きく異なるそうです。

例えば、
グジャラート州:ウットラヤン、
パンジャブ州:ローリー、
アッサム州:マグ・ビフー、
タミル・ナードゥ州:ポンガル

といった具合。

各地の習慣を少しだけご紹介

各地域によってそれぞれお祝いの方法が異なるようですが、ここではその中から3つの習慣をご紹介いたします。

1.凧(グジャラート州・ラジャスタン州)

北西部にあるグジャラート州とラジャスタン州では、この日に凧を上げる習慣があり、大空に沢山の凧が舞う姿が見られるそうです。
凧上げには、冬の眠りから目覚めた神々に、感謝を表す意味が込められるそうです。
グジャラート州主要都市アーメダバードでは、国際凧上げ祭りも開催されます。

2.ごま団子

南部を中心に、健康に良いとされるゴマをたっぷりまぶしたお団子が、この日によく食べられます。
作り方は、ジャガリー(jaggery)という未精製のお砂糖にゴマを混ぜて、粘りが出るまで練り、丸めて、外側にゴマをまぶすというもの。美味しそうですね♪
他にも各地域によって、この日に食べられる特別な食べ物があるようです。

3.壺を描いたランゴリ

最後にご紹介するのは、このマガジンではおなじみの、ランゴリ(床に粉で描く吉祥模様のこと)
南部のタミル・ナードゥ州では、この日に模様を施した土壺のランゴリを描く習慣があるそうです。
この地域ではランゴリのことをコーラムと呼ぶため、この模様はポンガルコーラムと呼ばれます。カラフルでとっても可愛い!

タミル・ナードゥ州のポンガルでは、葉っぱやお花で飾り付けた土壺にミルク粥を入れて神様にお供えしたり、他にも様々な習慣があるようです。

冬の終わりはワクワクする

Makar Sankrantiのご紹介、いかがでしょうか。
みなさんは、冬の終わりをどんな時に感じますか?
私は先日、実家の梅の蕾を見て春の訪れを感じ、とても嬉しくなりました。寒さに負けず、次の季節の準備をしている植物の姿を見ると、元気が湧いてきます。

さて。ランゴリーもまもなく、冬の眠りから目覚め、次回コレクションを発表予定です。
どうぞお楽しみに!

ダンニャワード!

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