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お出かけ ~野村美術館~

こんばんは。週末いかがお過ごしでしょうか。

3日は久々に京都に行ってきました。一番目当ては国立近代美術館の鏑木清方展。美人画で有名な画家さんで、15年ほど前に鎌倉の鏑木清方記念美術館で初めて見た、美しい女性の目線に魅了されました。今回一番気に入ったのは「水汲」でしたが、地味なせいか絵葉書がなく残念。茶道には直接関係はありませんが、そこは貪欲なわたくし。絵中の着物の柄や着こなし、履物、煙草盆の使われ方などもしっかり観察してきました。茶道を知ると色々楽しめるポイントが増えますね。

で、せっかくなのでお茶関係の展覧会も見たいと比較的近くの野村美術館の「利休茶の湯の確立」にも足を伸ばしてきました。この展覧会、千利休生誕500年の節目に企画されたとのことですが、裏千家でも表千家でも生誕〇〇年に合わせての特別なことはなさらないそうです。生まれた時は皆、それだけで尊いのであり、また、まだ何も為していないからだとか。けれど、生きて残した業績に対しては遠忌などで偲ぶという考え方だそうです。

野村美術館は立礼席が常設されており、館蔵品も間近で拝見できます。写真撮影は禁止ですが、貴重なお席かと思うのでお時間あるならお茶一服楽しまれてはいかがでしょうか。この日のお菓子は末富さんの青梅。お茶とお菓子だけは写真を撮ってもよかったらしいのですが、せっかく点ててくださったのだから、少しでも美味しい内にいただきたい、という気持ちの方が勝ってしまい、写真は撮らずにすぐいただきました。お抹茶の写真って、案外自分で点てたものくらいしか撮れないような気がします。

久々の京都でしたが、暑かったこともあり、この二つだけを見て早目に帰阪しました。

上の写真は1日に載せた「初螢」を切ってみたもの。和菓子は、切ってみてはっとするような美しさを感じられるものも時にありますね。

7月より大阪市西長堀で裏千家流の茶道教室を開講します。
入会金5,000円、第一~第三火曜日でお月謝は7,500円(茶菓代込)。
ご興味ある方はお問合せください。


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