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2024年1月 妊活アドバイスが嫌になるとき

妻:30代前半、AMH値:8.28、DVサバイバー
夫:40代前半、IBD患者
妊活:2020年2月〜
初診+タイミング法:2023年5月〜
転院+タイミング法:2023年8月~
人工授精:2023年10月〜 ←今ココ!


 3回目の人工授精が失敗に終わり、ナーバスな状態になってしまいました。
仕事の調整のため、また体調不良時の説明のために、職場には「不妊治療をしている」と素直に伝えていましたので、早退するときでも快くクリニックに送り出してもらえてはいたのですが…。その分不妊だということが広まってしまって。この時の私が悩んでいたのは、同僚からの優しいアドバイスに喜べないことでした。

例えば代表的なもので「諦めたころに授かれると思うよ」。
肩ひじ張らずに、気が抜けたときに来てくれると思うから、頑張りすぎないで。というメッセージなのだと思いますが、諦めたら授かれるなんて保障はないし、頑張っていることが無意味みたいに思えて、受け入れることができませんでした。優しい人、味方になってくれる人ほどそうやって励ましてくれるので、自分の心の狭さ、余裕のなさに悲しくなることもありました。

それに、自然療法を紹介されることも多々ありました。よもぎ蒸し、お灸、酵素風呂、糖質制限、漢方薬…。もちろん体に良いことですから、結果的に妊娠しやすくなるかもしれません。でも、選択肢が増えれば増えるほど「すべてを試していないから妊娠できないのかもしれない」、自分が頑張っていないから、私のせいで我が家に子がいないのかもしれないと思い悩むようになりました。

漢方薬などは試してみようとも思いましたが、「一般の漢方なら無料相談で月1万円程度の処方になる」と言っていたところが「妊娠相談なら話は別で、相談料5,000円で月2-5万円程度の処方をする」なんてこともあり、不妊の場合はなにごとも費用が高額になる傾向があります。高給取りでもないし、不妊治療も保険適用が始まってやっと考えられるようになった我が家みたいな家庭には手が届かないものでした。

その後、主治医がすすめた葉酸サプリなどはとって、あとは気にするのをやめようと思えるようになりましたが、この頃は何もかも深刻に考えていました。

アドバイスのことに話を戻すと、特に私を傷つけたのは、上司に「情報共有好き」がいたことです。自分も不妊治療にいったほうがいいかなーなんて相談されたり(異性です)…決定打だったのは「この度〇〇さんのところは人工授精1回目で子供ができたらしいよ」とわざわざ他の家庭の不妊治療の成功を報告されたことです。

ちょうどその時期に大親友から妊娠報告を聞いたこともあり、人の幸せを羨んでしまう自分に嫌気がさしました。私は本来ハッピーで、人の幸せ、喜び、うれしい話は大好きなのに、なんでこんな自分になっちゃったんだろうと悲しくて仕方がなかった。

1月下旬のある月曜日、出勤の準備をしているところで過呼吸、冷や汗、貧血のような症状に襲われました。パニック発作を起こしていたようです。心療内科を受診し、そのまま3ヶ月ほど休職することが決まりました。

ステップアップすることが決定

その3日後、不妊治療のクリニックを予約した日に受診し、予想通りステップアップを打診されました。それを見越して夫婦での話し合いは済んでいて、夫は当初4回は人工授精をしたいと言っていたのですが、先日一緒に受診したことも良かったのか主治医をすっかり信用していたので、主治医のすすめる方針に従おうと言ってくれました。
せっかく休職していて時間はあるので、すぐにでも採卵周期に入りたかったのですが、2月の中旬に県外に行く予定があり、ちょうど採卵日前後にその予定が当たりそうだったので、体の負担を考えて1周期見送ることになりました。

この月はタイミングも人工授精もお休みだったけれど、心のどこかでいまだに自然妊娠を期待していたようで、当たり前のようにやってきたリセット時はしっかりもれなく落ち込みました。

■2024年1月の医療費
【内容】
・内診/診察
計:2,710円(治療の合計:99,580円)

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