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2024年3月 採卵日がいよいよ決定

 注射での卵巣刺激が始まって9日目、この頃は座って体重がかかった時などに下腹部がチクチクするような痛みがあった。

注射嫌いの私にとっては毎日針を刺されることが相当ストレスで、体がいよいよ拒否したのか病院に向かう途中でえずきが止まらなくてしんどかった。

どうにかクリニックについたら、この日はまず血液検査をして、1時間ほど結果を待ってからの診察。院内の待合室はどこも外の緑が眺められて、水場には鳥もきて居心地がいいのに、それでも院内で待つことができず、はじめて診察までの時間を駐車場で過ごした。

そして2日前からの卵胞の成長を確認するため、内診。

思ったよりも成長が早かったのか、内診中に先生から「明後日採卵しましょうか」と言われる。
当初は4日後の採卵の見込みだったため、一瞬理解できず聞き返してしまった。急遽決まった印象だったので驚いたけれど、やっと次のステップが見えて、とても嬉しかったのを覚えている。血液検査の結果も良好だった。

3/7
●黄体形成ホルモン(LH) 0.93
●エストラジオール(E2) 2578
●プロゲステロン(P4) 1.00

採卵を見込める卵胞の数が多かったので、わたしの場合は静脈麻酔で眠っているあいだに採卵されることになった。術前検査として、心電図を取り、問題ないことが確認された。

そして当日までのスケジュールが説明される。

採卵前々日(つまり採卵日が決まった当日)の21:00にHCG注射を打つ必要がある。これは時間厳守。この注射を打つと体が排卵に向かうので、採卵に適した環境を作ることができる。しかし、この注射(点鼻スプレー併用の場合あり)を忘れてしまったら採卵ができない。私は注射のすべてをクリニックにお願いしていたので、この日の夜に再度来院することになった。

そして採卵前日は抗生剤を朝晩2回、これは採卵当日も服用する。あとは、ボルタレン錠を朝昼晩の3回服用。

採卵当日の持ち物は、
・採精カップ(当日朝に採精)
・水/軽食
・常用薬/吸入器など必要あれば
・ナプキン2枚
・ヘアゴム
・マスク

注意点は、
・長い階段、重いもの運ぶの禁止
・ネイルやマニキュアを除去する
・アクセサリーを外す
・コンタクト禁止
・ノーメイクで来るように
・前日24時から食事NG 当日7時から水分NG
・麻酔を使用するので自分で運転して帰宅はNG

あとはその他同意書の提出が済んでいるかの確認。書き損じてしまっていたが、体外受精を希望したタイミングで看護師からの説明の時間が設けられ、採卵決定前までに同意書類と住民票謄本(もしくは戸籍謄本)の持参が必要だと言われていたのでほとんど提出は済んでいた。

余談になるが、私たち夫婦はそれまで世帯を分離していたけれど、離島にある戸籍を取り寄せるのが間に合わなかったので、市役所で急いで世帯合併をしてから住民票謄本をとり対応した。

あと、3月のどこかのタイミングで医療事務の方から「限度額認定」について説明もあった。限度額認定証を作っておけば、窓口での支払いが所得に応じた自己負担限度額までとなり、高額医療費(払い戻し)の申請が不要になるということで、クリニックの窓口で代理申請を依頼。おかげで3月の医療費は満額支払わずに済んだ。

ここまで説明を聞いて、いったん帰宅。

夫がお昼ご飯を食べに帰ってきていたので、そういえば採卵日に夫はもともとヘアカットの予約をいれていたよなー、変えてくれる?と聞くと、次の日ならいいのかとか、どうもハッキリしない返答。
採卵日が決まり、嬉しかったもののちょっと精神的に限界で、私はプッチンと大激怒。採卵日とか翌日の体調なんて正直分からないし、床屋の予約くらい無条件に快く変更してくれよと本気でキレてしまった。

そしたら夫はお昼ご飯に帰宅していたのではなく、本当はとっても忙しかったけど、行きの車でえずきまくっていた私の体調を心配して顔をみるためだけに帰ってきてくれていたようで…。会話もそこそこに、すれ違ったまま会社に戻ってしまった。

私はひとりお家で採卵当日のツイッターのレポなどを検索し、夫に送信。自分の未来の体調なんて分からないから、ネットにたくさんある体験者の声を出来るだけ自分で探してくれ(これは多分今後もやってくれない。ネット検索で正しい情報を見つけるのが苦手な様子)。あとホルモンの状態がいつもと違うんだからイライラする。どうしようもないからそのつもりでいてほしいと伝えた。こっちは体張ってるからこのくらいのわがままは許してくれないかな。

何とか仲直りをして、その日の21時のHCG注射は一緒にクリニックへ。夫は駐車場で野良うさぎを見たらしい。羨ましい。

そのまま久々に2人で外食し帰宅。
大嫌いな注射は終わったので、あとは薬を飲んで採卵日を待つのみ。

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