見出し画像

麦わらの一味の銅像を「公共交通機関」だけで制覇した話#2

前書き・・・

前回までは初日の行程を書きました。まだnoteはド初心者なので読みづらい部分が多々あると思いますがよろしくお願いします。ちなみに、前回触れていなかったのですが、この話はジンベエ像が設置される前の話なので全9体を巡るという仮定でお楽しみいただけると幸いです。今回は2日目!どんな冒険が待ち受けているのでしょうか!さて、今回も前置きが長くなったので本題に行きたいと思います!

2日目の朝は・・・

2日目の朝は早くからの行動。なんと6時前にホテルをチェックアウトし、熊本駅まで移動。キャリーケースを持って行くなんて大変な事はしたくないので駅のコインロッカーに預けいざ出発!ちなみに寝起きはあまりよろしくなかったです・・・ちょいと自分の身体のコンディションが良くない中2日目の幕開けとなりました。

熊本駅から豊肥本線に乗り熊本県は東部の阿蘇へ。阿蘇と言ったら阿蘇山と連想する人がほとんどですが、この旅をしている私にとっては阿蘇山<ウソップ像としか頭になかったです。意外に熊本-阿蘇は1時間強かかり、遠い・・・と感じました。しかも、途中にある肥後大津から先は交通系ICカードが使えない区間だったために一度肥後大津で精算し、そこからは切符で阿蘇まで向かいました。なのでICカードで阿蘇まで電車で向かう方はご注意を!

阿蘇へ到着!!ウソップ像と対面!!

ということで朝の8時過ぎに阿蘇駅に到着!朝方だったため、周囲のお店は開店しておらず、ただただウソップ像の写真を撮りまくったり眺めたりする時間を過ごしました。阿蘇の太陽とウソップ像の良い組み合わせにシャッターが止まらない止まらない!!!初日のルフィ像もそうだけどウソップもなにげに腹筋凄くない!!?と間近で見入るほどでした。フォトスポットとしてはめちゃくちゃ最高のところでした。阿蘇駅では約50分くらいの待ち時間でしたが意外なことにすぐに50分経ってしまい、道の駅とかの様子も見たかったなぁとも思いました・・・

画像2

9体の中では最難関のロビン像に挑戦!

さて、阿蘇で思う存分ウソップを感じた(?)あとは乗ってきた電車の折り返し便で立野駅へ。実はここからロビン像へ行く事のできる唯一の路線バスが走っているのです。その前にまずロビン像の所在地を確認すると、『旧東海大学阿蘇キャンパス』となっています。そこにロビン像は設置されており、現在は熊本地震の震災遺構として後世に語り継がれる形として無料で訪れることができます。ロビン像の所在地がわかったところで本題に戻ると、実はこの立野駅からロビン像へ向かうバスの本数は・・・《1日2本》

唖然としました。毎日AM9:30とPM14:15の2本でそれ以外の運行はないとのことで計画時にはここで苦戦しました。到着は9:18。発車の12分前に駅に着き、バスの到着を待ちました。駅前には「ニコニコ饅頭」を売っているというお店が1店舗あるのみ。「ニコニコ饅頭」は南阿蘇では認知されている商品で長年観光客に愛されていて、作っているご主人曰くこの震災以降お客さんが大激減したとのこと。被災された地域住民は熊本の市街地、もしくは他の地に居住したらしく、バスが少ないというのも妙に納得できてしまうところがありました。震災の被害は物的被害だけでなく、間接的ではあるが経済にも影響を与えているという事を実感しました。

立野駅はもともと南阿蘇鉄道の始発・終着駅として設定されていたが、震災により全面不通に。現在はもう一つの高森駅から中松駅区間的に運転を行ってますが、全線復活を遂げるのは先の話になるとのことです。詳しい話はフランキー像と絡めてお話しします。

痛恨のミス!?

店主の方と話しているうちに時刻は9:30に。発車するバスがやってきました。店主と別れを告げてバスに乗り込みますが、何かおかしい。「震災遺構」へ行くバスは[循環系統]となっており、それに乗るべきはずなのに何故か行き先は[高森中央]となっている。運転手に聞いたらこのバスは行かないとのこと。間違えたバスに乗ってしまったのだ。時刻は9:29。発車1分前に気づきすぐ降車し間違えて乗っていたバスの〈後ろ〉のバスに。これに気づかなかったら旅の計画が全部終わる所だった。このときは冷や汗をかいたが、実はこの後、もっと汗が出る事態となるのは知らずに・・・

ロビン像までの道のりはただひたすら山道を登っていくルートとなっていて、途中には温泉施設(スーパー銭湯とは多分違う)や阿蘇ファームランドという施設を経由したりとレジャー性に富んだ路線であった。しかし平日ということもあり、目的地の震災遺構バス停までは乗客は私1人だけだった。

ロビン像との対面!!の前に

ということで山道にゆられる事30分、震災遺構である『旧東海大学阿蘇キャンパス』の跡地に着きました。ここではロビン像を見る!前にせっかくここまで来たのだから少しは熊本地震の事についてお勉強を。

熊本地震は、震度7の揺れが28時間以内に2度発生するという、歴史上、例を見ない大規模災害でした。
272名の尊い命が失われ、負傷者2,738人、20万棟近くの家屋被害が生じています。(2020年3月時点)〈熊本地震震災ミュージアムより引用〉

当時、震度7を記録した益城町が度々報道等で取り上げられていました。しかし、実はここ南阿蘇村も甚大な被害(震度6強)を被っており「震災遺構」という形で当時の状況をありのままに残しておくことで県内のみならず国内、翻っては世界にまで震災への意識を発信していく、そんな施設でもあります。

私はそこでボランティアの方と1対1で20分程ではありますが見学をしました。生々しく残った教室内の残骸、地震によりズレた活断層がくっきりと姿を現していたり、当時の状況を語るボランティアの方などから地震の被害の恐ろしさというのが改めて体感できました。これは写真やニュース等の報道ではわからない、生で、この目で見る事に凄くこの場所の価値が現れていると感じました。

ロビン像と対面!!

そして、ロビン像へ。初見で生で見た感想は・・・

「かわいすぎるだろぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

これはマジで。ほんと可愛すぎるから見てみてほしい。特に足下のハナハナの実で手が出ているところは超絶技巧の作りで驚きました。顔も大人びた表情の中にあるかわいらしさがなんともキュート!洋服もちゃんと細かくつくられていました!(ここでは言えないことはαのコーナーで)

画像1

夢の時間は長くは続かない・・・

そんなこんなで時間は午前10時半。実はこの後の行程では11時40分のバスに乗らないと3時間も待つことになってしまうという事態が発生し、この後の行程が全崩しになってしまう大ピンチに。しかも、追い討ちをかけるかのように今いる震災遺構から乗車予定の[温泉センターウィナス]バス停まで約6㎞を徒歩で戻らないと行けないという某路線バス乗り継ぎ旅番組もびっくりの超鬼スケジュールを組んでいました。

という訳で遺構の解説をしてくださったボランティアの方と別れを告げて旅程を賭けた大切な移動が始まりました。何度も言いますが11時40分発のバスに乗れなかった瞬間に旅程が全部崩れます。しかも初めての場ですよ、不安しかなかったです。頼りになるのはグーグルマップのみ、今思えば圏外だったら詰んでいたなぁとゾクゾクします。そんなグーグルマップで目的地までの所要時間を計算して貰った結果[到着予想時刻:11時45分]と出て絶句。

単純に間に合わないじゃぁぁぁぁぁん!!!!!!

それでも乗らなければいけなかったのでいけるところで適宜ダッシュしつつ基本早歩きで6㎞の道のりを進みました。この6㎞もただ平坦なわけはなく、山道等でアップダウンが激しい中の6㎞だったので余計きつかったです。ダッシュ&早歩きはすればするほど効果が出て、出発時には11時45分と出ていたのが11時38分とだんだんと時刻が前倒しになっているのを見てモチベーションが上がっていき、歩く速度も次第に早くなっていきました。

結果は・・・?

と言いたいところですが、長くなったので今回の#2はここまでッ!!!

次回、果たして私は6㎞の山道をたった1時間程度で歩き、乗車予定のバスには乗れたのでしょうか?続きは8月初旬までに公開予定!しばしお待ちを!

今回のα

ここではあまり触れなかった事について色々お話していこうというコーナーです、編集後記くらいと思ってくれれば幸いです。思ったより書く分量が多くなったので2日目後編は#3で公開するのでお待ちを・・・

1日目~2日目で宿泊した初カプセルホテルでしたが喉の乾燥にやられて絶不調でした。初カプセルホテルがこの経験だと当分はカプセルホテルいいかなぁ・・・(笑)

ウソップ像までの道のり、面白いことにハウステンボスのラッピング車両に乗ることとなりました。(位置感覚バグりそうになった、一瞬)面白い経験だったなあと今更ながら思います。熊本県にいるのにラッピングされてるのは長崎県の施設・・・また、肥後大津から先は山間部を縫うように列車が走っていき、THE・ローカル線でした。首都圏では感じることはできないであろう感覚で朝っぱらから興奮しました。

そして、ロビン像からの徒歩移動、実は6㎞も歩かない予定だったんです。実際は4㎞弱を1時間程度で歩く予定(それでも結構すごいけど)でしたが、グーグルマップではさすがに道路工事のための通行止めまでは把握しきれてなかったらしく、該当の箇所を迂回する形でルート案内をかけたところ6㎞まで歩くという事になってしまいました・・・あのときはほんとに心が折れかけた。だけどロビン像に元気貰ったからあれだけ頑張れたのかもしれない。多分ね。

そしてロビン像。ここではさらに深掘りした話題で話すととおっπもちゃんと膨らみがあっておおぉ~♡となってしまいました・・・(正常な反応)

πがちゃんとπしてて良かった(?)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?