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野球場図鑑/宮城球場

【所在地】仙台市宮城野区宮城野 2-11-6
【両翼】100.1m
【中堅】122m
【収容人員】31,272人 (2023年)
【アクセス】
 JR仙石線・榴ヶ岡または宮城野原駅から徒歩5~10分
【リンク】
 東北楽天ゴールデンイーグルス
【ネーミングライツ変遷】
 フルキャストスタジアム宮城 (2005.3~2007.10)
 日本製紙クリネックススタジアム宮城 (2008.1~)
 楽天Koboスタジアム宮城 (2014.1~)
 Koboパーク宮城 (2017.1~)
 楽天生命パーク宮城 (2020.1~)
 楽天モバイルパーク宮城 (2023.1~)

グラウンド全景。

 東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地。元々は昭和25年に開場した「県営宮城球場」で、プロ野球の試合も数多く行われており、特にロッテオリオンズが「ジプシー」と呼ばれていた昭和52年まで主催試合の多くが行われていた事実上の本拠地だった。現在は楽天球団が管理者だが、所有は宮城県である。
 2005年に楽天の本拠地となってからスタンドの増席を中心とした改修が継続的に行われており、特に楽天の日本シリーズ出場が現実味を帯びた2013年シーズンではNPBの決まりで収容数が30,000人に満たない野球場で日本シリーズを行えない事がクローズアップされたが、この時は28,000人程度の収容数だったものの楽天は日本シリーズ進出を果たし、当球場でのシリーズ開催も認められた。
 2015年オフには総天然芝化や観覧車の設置など、一層「ボールパーク化」が進められたが、武骨な照明塔やスコアボードの形や、スタンドの「元々の狭さ」を感じさせるところに「宮城球場」時代の面影がある。 
 楽天の本拠地となってからネーミングライツにより何度か名前が変わっているが、何度変わっても仙台ではなく「宮城」を名乗るところに「県営」の矜持が感じられる。過去にネーミングライツを取得した企業がいずれも問題を起こしており、現在は楽天グループ内の持ち回りのようになっている。2023年からは「楽天モバイルパーク宮城」を名乗る。

野球場図鑑/index
野球場図鑑/宮城県

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