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野球場図鑑/富山アルペンスタジアム

【所在地】富山市下飯野 30-1
【両翼】99m
【中堅】122m
【収容人員】30,000人
【アクセス】
 あいの風鉄道・東富山駅から徒歩25分
 JR富山駅から地鉄バス「運転教育センター経由済生会病院」行きで「運転教育センター」下車
【リンク】
 富山市スポーツ協会

外野から。

 正式には「富山市民球場」。「アルペンスタジアム」は公募で決められた愛称である。五福公園内にある県営球場の老朽化や小ささに対する不満に応える形で1992年に開場した、北陸地方最大の野球場。運動公園や総合公園内ではなく(三塁側後方にサブ球場がある)、田んぼに囲まれた環境にあるので遠くからでも非常に目立つ。
 富山県下のもちろんメインであり、高校野球選手権富山大会の決勝や、社会人野球都市対抗野球大会の予選や富山大会、北陸大学野球リーグ戦、日本海リーグ・富山GRNサンダーバーズのホームゲームなどほぼすべてのカテゴリで使用されるが、何よりNPBとの関わりが深く、一軍戦は中日や巨人の主催試合を中心にコンスタントに行われている。
 開場時から採用されていた「砂入り人工芝」はまだ先進的で、開場年は『月刊体育施設』(筆者も購読していた事がある)による「日本のスポーツ施設15選」に選ばれたらしい。阪神やオリックスで活躍した能見篤史は「マウンドの土が柔らかく投げやすい球場」として名前を挙げている。
 その人工芝も2021年にロングパイル人工芝に張り替えられ、2023年3月には磁気反転式だったスコアボードも全面LED方式に改修された。2026年には2度目のオールスターゲームが行われる事が決まっている。

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