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野球場図鑑/東京ドーム

【所在地】文京区後楽 1-3
【両翼】100m
【中堅】122m
【収容人員】43,500人
【アクセス】
 東京メトロ後楽園駅下車
 都営地下鉄・春日駅から徒歩10分
 JR中央線・水道橋駅から徒歩10分
【リンク】
 TOKYO DOME CITY WEB SITE
 読売巨人軍公式サイト

2階席から。

 後楽園球場の後継として1988年に開場した、日本初のドーム野球場。読売ジャイアンツの本拠地にして都市対抗野球大会や大学野球選手権大会などアマチュアの主要大会も開催される。2003年までは日本ハムファイターズも本拠地としており、同球団の札幌ドーム移転後も2022年までは準本拠地的にホームゲームが数試合行われていた。
「ドーム球場」ではあるが多目的施設としての面が強く、トータルでは野球以外のイベントが多い。スポーツでは格闘技や、アメフトXリーグの王座決定戦であるライスボウルが定番。また地下に400Mバンクが格納されており、競輪の開催も可能とされる。
 ガラス繊維による屋根は内部と外部の気圧差により膨らんでおり、この気圧差を維持するために「送風ファン」が常時稼働しており、その影響で外に出る時に強い風に押し出される感覚がひとつの球場名物みたいになっている。それが「巨人の攻撃時のみ"送風ファン"を稼働しホームランを出やすくしている」などという都市伝説の根拠になっていると思われる。
 2021年10月、三井不動産と読売新聞が東京ドームの完全子会社化(読売は2割を保有)と上場廃止を発表。老朽化する同ドームの建て替え検討を表明したが、ジャイアンツの山口寿一オーナーが2024年5月、築地市場跡地に建設予定とされる新スタジアムに興味を示す発言をしており、今後の動向が注目される。

気圧で膨らませたガラス繊維の屋根。中央のスピーカーに打球が当たるとホームランというローカルルールがある。


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