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野球場図鑑/草薙球場

【所在地】静岡市駿河区栗原 19-1
【両翼】100m
【中堅】122m
【収容人員】21,656人
【アクセス】静岡鉄道・県総合運動場駅から徒歩10分
【リンク】
 静岡県草薙総合運動場

球場正面。耐震補強のダンパーが無骨で良い感じ。

 昭和5年開場と日本の野球場では最古の部類に入る、静岡県下メイン野球場。陸上競技場や体育館を併設する「草薙総合運動場」の一施設だが、野球場が先にあり、周囲が総合運動場として整備されたのはかなり後になる。外野後方「このはなアリーナ」はBリーグ・ベルテックス静岡のホームアリーナとなっている。
 プロ野球チームの本拠地でないいわゆる地方球場の中では歴史的にもっともプロ野球との関わりが深く、数多くの試合が行われている。歴史上の出来事としては、昭和9年の日米親善野球第10戦で、日本がまったく太刀打ちできなかったアメリカ代表チームを1点に抑え0-1で惜敗した沢村栄治の快投だろう。球場正面にはこれを記念した沢村とベーブ・ルースの像が設置されている事は有名で、この球場も沢村とセットで語られる事が多い。
 現在の姿になったのは2013年の大規模改修で、外野の拡張、スコアボードのLED化、フィールドシートの設置、座席の個席化が行われ、外野席には地元の木材が使われた。こけら落としは6月29日の東京ヤクルト×巨人戦で、ヤクルトの新人「ライアン」こと小川泰弘が力投、2-1でヤクルトが勝利した。
 その他定番としては高校野球選手権静岡大会の決勝、社会人野球の静岡大会等がある。

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