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羅内ビビの夜食事変
チープな幸せこそ史上の至高
深夜に夜食を食べる事。
それはが人間が生物のヒエラルキーの頂点に存在し理性的な社会性を確立した崇高なる生き物としての尊厳を悉く破壊し、愚かにも食欲という欲望に分からせられ屈服し、そして凌辱と言ってもいい程に我を忘れ胃袋に食物を流し込む快楽に溺れるという何とも卑しき行為。
だがしかし、それこそが最も人類にとって背徳的かつ至高の幸せなのではないだろうか….!!!!
まぁ羅内ビビは妖怪なので知らんけど。
という事でおすすめの夜食を教えていくよ。
肉パンチップス
これはほぼそのままである。
冷蔵庫に余っている牛バラ肉を塩でシンプルに炒め、その後そのままのフライパンで牛肉の肉汁を染み込ませながら食パンの片面を焼く。
もう片面はカリカリが好きなのでカリカリに焼く。
そしてその上にピザ用チーズ!!先ほどの肉!!さらにチーズ!!!そして胡椒!!
最後に、プチシリーズのポテチを乗せれば完成!!!
肉は多少塩多めに炒めればそれだけで十分すぎるほどの幸せ。
なによりアクセントのポテチがサクサクとした触感で飽きが来ない
この欲望に従順にバカみたいな料理とも呼べないようなものを作る事こそが夜食の醍醐味であろう。
全部盛り猫まんま
こちらは一旦猫まんまを作るところからスタートする。
白米にツナ缶、そして醤油。
ここでぶち込まれるのがそう、卵。
つまりは卵かけご飯の進化系。
そう思ってはいないだろうか….。
マヨネーズ!!!!
そうマヨネーズ!!ツナと醤油が織りなす調和、そして卵が暁闇に一足早く爽やかな朝の予感を…そんなことはさせない!!!
そこにぶち込まれる廃カロリー爆弾で夜はまだ終わらせない!!
七味を入れれば味が引き締まり
極めつけはチキンラーメンを砕いて入れろ!!!!
チーズ汁
そして最後がこちら。
脳死、欲望、野生。
その全てを満たした恥も外聞もかなぐり捨てて、己のためだけの究極の一品。
用意するものは3つだけ。
水。
コンソメキューブ。
ピザ用チーズ。
水を沸かす。
コンソメを入れ、コンソメスープを作る。
ピザ用チーズを親の仇、否自らの仇程入れる。
そして熱せ。
それがすべてた。
完成したのはコンソメ色の液体に浮かぶ謎の半溶解の物体。
それを食え。
そう、この食物は熱された液体の中のチーズをすくって食うという、新感覚つけ麺。
いや私はこれは素麺、拉麺、蕎麦、パスタに次ぐ新たなる麺料理にも入るのではないかと思っている。
塊で居れたピザ用チーズは噛むと歯ごたえがあり、その噛むごとにコンソメのうまみが染み出す。
そして胡椒をお好みでかければチーズの豊かなコクのある上品なスープとしても楽しめるのだ!
一つ危惧するとすればこの圧倒的な無駄のないこの食物を料理として受け入れる己の器が試される事だろうか。
夜食、それは自らの欲望すべてが許される物。
夜食、それは己の創作心の原点。
夜食、それは全ての生命活動の中で、自らと対峙し、そして向き合い会話する。
人間よ、夜食は罪などではない。
夜食を、そして夜食を食す自らを愛するのだ…!!!!
(おすすめの脳死料理があったら是非ご一報下さい。)
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