一人暮らしのインフルエンザで死にかけた話

体調管理には気をつけろよ!!

まず事の発端は先週の水曜日である。
起きた瞬間からなんか喉がしんどかった。
痛いというかかゆいというか、本当に風邪特有の違和感である。

この時はまだ喉以外は普通だったため、普通に大学に出かけてなんなら追加でバイトにも入って普通に帰宅する予定だったのだが、
バイトが終わっていざ帰ろうと思ったときには既に体が異様に怠かったのである。
「あーーーー(察し)」
となった羅内はとりあえずさっさと帰って一旦爆睡すれば治るだろうとか思い、ひとまず爆速で帰ることにした。

しかしかえってベッドに横になった瞬間に疑惑が確信に変わる。
「これは熱が出る奴だ」と。

しかし、羅内ビビは一人暮らしである。
これしきで病院に行くほど意識が高いはずがない。
それに病院の診察時間なんてとっくの昔に終わっている為、救急箱から風邪薬の漢方を飲んで安静にしておくことにした。

しかし
起きると普通に熱が出ていたのである。

バカ

そして微熱が出てもう完全に一日で治るやつじゃなさそうなやつが確定してしまったわけだが、原因は何となく分かっていた。
というのも羅内は一人暮らしを始めてこの方一回も風邪をひいたことがなかったのである。
コロナのワクチンの副作用や胃腸炎、地元に帰った際のコロナ感染を除けば(あれ、意外とコイツ罹ってねぇか?)
至って健康体だった訳で、それが今の今になって何があったのかというと、最近のマスク解禁ムードで別にマスクをしなくても怒られはしないが何となくやっていた方が良いみたいな雰囲気の時に、羅内家の不織布マスクが切れてしまい、しかし強制じゃない世間のムードの為にわざわざまたひと箱を買うのはいささか不本意だった為、羅内はその一週間前からスポンジマスクに変えていたのである。

あのペラペラ確かに感染防ぐ気無さそうだなとは思っていたがまさかここまでとは….。

そうして無事風邪をこじらせてしまった羅内は暫くアイス枕で寝ていたら薬のおかげもあって体調もだいぶ安定し、このまま寝ておけば明日には大分楽になるのではないかという所まで回復した

……が、ここで安静にするほど羅内ビビという妖怪は頭が良くないのである。

「やった!!なおった!!!」
とバカ浮かれした羅内は、折角の治りかけだったにもかかわらず、馬鹿みたいな勢いで布団から出ると、そのままAPEXを起動したのであった….。

あ!!!死!!

次の日。
地獄みたいな高熱で起床した羅内は、自分が今何をしなければいけないかを瞬時に理解した。


あ。病院行こ。

しかしここからが地獄であった。
羅内ビビは上記にも書いた通り引っ越してから風邪をひいたことがない。
つまり病院というものに行ったことがないのである。
ちなみに胃腸炎は自力で治した羅内ビビ。
つまりこの体調最悪のタイミングで1から病院を探さないといけない訳である。
しかも今日は木曜日。
何故か医院やクリニックというものは木曜が休診日というイカれた流行り(?)があるらしく見つからない見つからない。
やっていたとしても午後の診療が無く、今から向かっても無理という所
診察はできるが、コロナやインフルエンザの検査はやっていない所
まさかの院長自身が入院しており診察ができない所
ありとあらゆる理由で軒並みすぐに行けなかったのである。

ちなみに医院やクリニックではなく普通の病院は何故か全部「対応がクソ」と、評価が激低だったため、絶対に行きたくなかった。

というわけで電話しても断られまくるしスマホを見ているだけでももうしんどい。

半ばもう病院なんていかなくてもいいかとも思ったが、身体はどう考えてもしんどさの極みであり、一人暮らしの生命体とは何て儚いんだろうと、6帖半の病床に想う羅内ビビであった。


あ!!!死!!part2

しかしなんとか午後の診察の時間になって、コロナインフルの検査もしてくれるクリニックを発見。
その頃にはいったん寝た為若干ではあるが体力が回復していた為、少し遠い道のりを自転車で移動。
発熱の場合は事前に電話をしなければいけなかったが、そのおかげもあり、到着するとすぐに診察の場所に案内してくれた。
(恐らくこの時点でコロナだった場合の隔離処置だろうが)

そうしてベッドに座りつつ、カーテンの向こう側で注射が苦手だという成人男性が思いっきり注射を刺されてなんか泣きそうな悲鳴をBGMに待っていると速攻で医者が登場し、そこからはあっという間に鼻に例の綿棒を突っ込まれたかと思うと、「インフルね」と検査結果のレシートを渡され、そのまま一歩も歩くことなく解熱剤とタミフルを処方してもらい、その場で会計を済ませて、ものの10分ぐらいですべてが終わってしまった。
すっごくありがたい事この上ない。
その時は比較的体調がよかったからもう少し待たされたりしても大丈夫だったが、これがMAXでしんどい時だったら泣くぐらいありがたかったことだろう。

何故もう少し早く来なかったのか。
そんな事を思いながら、大学に公欠の連絡をして大学からは一人暮らしであることを確認されると、「最悪ヤバそうだったらこっちから救援物資とか支援できるから」とのことで、やはり一人暮らし大学生が病気になった時の心配は凄そうだったし、こちらもまたありがたいことこの上なかった。

そして家に帰ってとりあえず解熱剤でもと、解熱剤をポ〇リスウェットで流し込んだところ胃腸炎以来の腹痛が到来し、しかも腹痛と全く同時になぜか吐き気まで到来。
普通こういう時はどちらか一方であり、腹痛がいよいよお腹を下すフェーズまで行った際は吐き気は空気を読んで引っ込んでくれるはず。

それが今回は何故かひかなかった。

どうして。
何故下のみならず上の口からも何かを出そうとするのか。
どうして一つの苦痛に集中させてくれないのか。

今回のインフルエンザ事変で何気一番しんどかったのは、この腹を下しながら嗚咽していた謎の地獄確変タイムであることは間違いないであろう。(結局なんも食ってなかったから吐けなかった)


まとめ

というわけで一人暮らしの諸君は、体調が悪くなったらとりあえず帰る前にスポドリを二個ぐらい買っておこう。

そんで、ちょっと治ったからって調子乗ってゲームなどはせず是非とも安静に過ごしていただきたい。

死んでからじゃおそいからな。(by反面教師の名誉教授:羅内ビビ)

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