見出し画像

浴室等の設備を決める 〜家づくりは生活や人生と同じ〜

決断は早い方ですが、浴室、洗面台、キッチン選びはかなり時間を要しました。
迷った、ではなく、判断をするための情報をほぼ持ち合わせておらず、判断軸が不明瞭だったから。

設計事務所におすすめされた商品をショールームに見に行くも、それではこれで!とDoneできない。
私は公私で「餅は餅屋」主義ですが、納得がゆく理由があってこそなんです。

最終的には自身でプロコン表を作成し、これが良い!と自分で納得のいく選択をしました。

今回は改めて自分の性格に気付かされると共に、家づくりは日々の生活や仕事、人生と同じだなと感じました。大袈裟ではなく。

備忘録も兼ねて価格帯が同じ製品群のプロコン、判断軸について記載しています。
もっともよくよく考えるとわたしは毎日暮らさないので、今詰めず、もっと適当に考えればよかったな。でも自分がそうだったように、この文章が誰かの参考になるかもしれないので書きます。

判断軸は何?

新築やリフォームの際に、浴室や洗面台ってどう選ばれているんでしょうか?
概ね以下ですよね。

①設計士や工務店、住宅メーカーにある程度お任せ
②選択肢を提示してもらい、自身で判断

私も①の予定でした。ですから、予算にあったお勧めを聞きました。
”おっいいね、ではこれで!”と言えれば良いのだが、そうはならず。
最初にショールーム見学をした際に感じたことは・・・あぁ圧倒的に情報が足りない、これは直感で判断してはダメ、ということ。だってそこそこいいお値段なんですもの。浴室やキッチンって100万円とかそれ以上のお値段です!(工務店価格はわからないので、あくまで一般価格)、そして毎日使うものだから、納得したものを選びたいと思いますよね?

判断軸を見つけるためには結局、他社比較を行い、webでも情報収集を行い、オンライン相談も活用し(便利!)、実際に見学にも行きました。
とっても気が滅入りました・・・・。私ってここまでしなきゃいけないんだっけ・・まぁそうだろな、まぁ致し方なしか、と言い聞かせて一ヶ月強、情報収集→見学→検討を繰り返しました。

設計事務所は大阪にあって、工務店は長野県、私は東京在住ということでもちろん一人でショールーム見学に行くわけですが、ダイニングテーブルを選んだ時と違って、プロのお導きが無いことも少しナーバスになった理由かもしれません。

浴室を選ぶ

前置きが随分長くな離ました。
浴室選択においては「お掃除のしやすさ」と「暖かさ」に尽きました。
最新の浴室はお掃除事情に配慮しています。どこも良さそうで、それぞれの特色がある。ただその違いは長い目で見るとすごく重要かなと。

そして上田ですもん。どれだけ寒いかわかっていないけど、両親には快適にお風呂を楽しんでもらいたい。ヒートショックで事故に遭って欲しくない。

画像1

オプションの誘惑はとどまることを知らず...でもこの観点に沿った時に判断が容易となりました。結果、TOTOのサザナを選択予定です。

私が住むマンションはタカラスタンダードの浴室。一度立てたプロコン表を念頭にお風呂に入りながら、イメトレもしました。あぁあのTOTOの浴槽、気持ち良さそうだったなぁ・・早く入りたいなぁなんて思ったことも決め手です。

兎にも角にも、人の家に行くと浴室が気になって仕方がないこの頃でした(苦笑)

洗面台を選ぶ

今まで何度も引っ越しを重ねてきたけれど、設備まで気にしたことはあまり無かったです。今回の件を通じて、マンションって少しでも快適に暮らせるように設計されてるんだなぁと思い知りました。もちろんそうではないところもあるけれど。

2020年の3月まで住んでいたマンションと、今住んでいるマンションを比較すると今のマンションの方が生活動線も設備も良くて暮らしやすいと感じます。どの点がそう感じるかをプロコン表の判断軸にしました。家づくりのnoteを自身のSNSにUPすると、色んな方からアドバイスをいただくことがあります。こと洗面台に関しては、”深ければ深い方が良い”と教えてくださったIさんのコメントは、しみじみその通りと感じています。

洗面台については、最終的に脱衣所での動線を想像し、どれが良いかを考えました。結果、こちらもTOTOに。

画像2

値段は他より少し高くなってしまうんですが、浴室とセットで暖房器具が付くことが最大のメリットです。実は、採用するトイレもTOTOなんです。TOTOの陶器、やっぱり良いんだな。

キッチン、最後に

キッチンも同じように検討しました。プロコン軸は「水栓」「掃除(キャビネット、コンロ、レンジフード)」「使い勝手」「デザイン」「オプション」です。

キッチンにこだわりがある方は多いですよね。私はそこまでではなく、クールな印象があるステンレスのキッチンが良いかなぁ、とその程度だけでした。

それに対する設計事務所の案は、サンワカンパニー。残念なことに東京ショールームは改装工事で見学ができないので、これもご縁と諦めました。予算は超えるけど、クリナップなのかなぁ・・。ここは私が提示したプロコン表に対して、設計事務所が提案があるということでそれを待って検討します。なのでまた別の話で。ここでは浴室と洗面選びの経験が生きて、時間を掛けずに選択ができそうです。


(最後に自分自身への備忘録)この検討過程においては、公私で時間も余裕もなかったこともあり、思うように判断できないことをストレスに感じることも多かったです。経験したことがないことをするのって大変だったんだなぁ。傍目にはたかだかこのくらいなんでしょうけれど、何にせよ初めての家づくりなので。仕事で味わうそれとは違うなと。

今回の件を通じて、”自分が好きな仕事の進め方(癖とかパターンみたいなもの)” 、 ”一緒に仕事をする人に、実は期待していること” とか ”一緒に仕事をする人に、知らず知らずのうちに求めてしまっていること” に改めて客観的に向き合いました。自分の考える過程をなぞることになったのは面白かったです。しっかり反省もしました。


大変だけど、愛情かけてます。来月はいよいよ工事が始まる予定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?