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『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2021/1/23~2021/1/29)

1月23日(土)

朝4時半起床するもすぐに二度寝。6時過ぎに起きて着替えて散歩に行く。朝食はあいも変わらずベーコンエッグとサラダ。

いつもなら土曜日は週イチの買い出しなのだが、今日は午後に都甲幸治さんと三辺律子さんのトークイベント「翻訳家はどうやって本を読んでいる?」のオンライン配信があるので終日在宅。本当は、このイベントに会場参加で申し込んでいたのだが、緊急事態宣言は発出されたため会場イベントが中止となり、オンラインになってしまった。久しぶりに三辺さんに直接お会いできるし、都甲さんとははじめましてのご挨拶ができると思っていたのに残念。でも、今の状況を考えると致し方ないか。

お昼ごはんはチャーハンを作って食べる。具材はシンプルにハムとピーマンとたまご。味付けに失敗して少ししょっぱくなった。

午後はオンラインでイベントを視聴。都甲さんが柴田元幸さんのワークショップに参加していて、そこには岸本佐知子さんや小山太一さん、さらにフリッパーズギターをやめたばかりだった小沢健二さんも一緒だったという話があったり、おふたりがアリステッド・リンドグレーンの「長くつ下のピッピ」や岩波少年文庫の海外児童書、YAを読んできたという話を聞く。視聴者からの質問も活発に投げかけられて、とても盛り上がった。私も2つほど質問ができた。このイベントは、私が不定期で「365bookdays」に連載している「ブックイベントに行ってみた!」で後日記事になる予定。なので、これから文字起こし作業をしなければ。

就寝読書は「あのころはフリードリヒがいた」。読み進めるごとにどんどん胸が苦しくなっていく。

1月24日(日)

朝4時半起床。エアコンをつけてしばらく布団でスマホをいじったりしてみる。5時半に起きてPCを立ち上げ、Youtubeをみたりしているうちに6時を過ぎ、外も明るくなってきたので散歩に行く。戻って朝食。いつものメニュー。

昨日買い出しに行かなかったので、今日が買い出しの日。スーパーを2軒回って食材を購入し、しゃぶしゃぶ食べ放題のお店でランチ。店内は、天気が悪いせいもあってだろうか日曜日のランチタイムとは思えないくらいに閑散としている。注文はすべてタッチパネル式になっていて、ビュッフェコーナーではマスクの着用と使い捨てのビニール手袋をつけるようにとの注意書きが店内の各所に貼られている。1時間ほどで食事を済ませて、さらに大型ショッピングモールで買いものをし、本屋に立ち寄ってから農産物直売所で買いものをして帰宅。一緒にお出かけしたモンちゃんもお疲れさまです。

就寝読書は「あのころはフリードリヒがいた」

1月25日(月)

朝4時半起床。5時半くらいからテレワークを開始し、まずは週末から日曜日に届いたメールをチェック。返信が必要なものは返信し、確認が必要なものはメモに残しておく。6時半から散歩に行って朝食を済ませてからテレワークの続き。

午後にオンライン会議が1本。それ以外は急ぎの仕事もなく、やや暇を持て余す。夕方に母親が病院に行くというので、いつもより少し早めにテレワークを終了して外出。

ハンス・ペーター・リヒター「あのころはフリードリヒがいた」(上田真而子訳、岩波少年文庫)を読了。ナチスドイツによるユダヤ人迫害の悲劇を描く作品で、同じ年に生まれたぼくとユダヤ人のフリードリヒの友情と、心では救ってあげたいと願いながら、フリードリヒの家族と関係をつなぎ、友を救うことが自分たちも迫害や弾圧の対象とされてしまう恐怖から手を差し伸べてやることができないもどかしさが胸を締めつける。現実にあったユダヤ人迫害の歴史を踏まえて書かれた小説だけに、最後までフリードリヒが救われることはないとわかってはいるのだが、どうにか彼がこの苦境を乗り越え、幸せになれることはないかと望んでしまう。もし自分がフリードリヒだったら、もし自分が“ぼく”の立場だったら、正しい行動ができるだろうかと考えてしまう。つらくて重い作品だったが、読んでよかったと思う。

1月26日(火)

朝4時半起床。今朝はそれほど寒くないかな、と思いつつもエアコンスイッチオン。5時半くらいに布団から出て散歩前に軽めのお仕事をしていると、モンちゃんがトトトとやってくる。どうやら私の布団で二度寝するつもりだったようだが、もう起きちゃってたので「あれ?」って顔して足元をウロウロ。「まだ外が暗いから、もうちょっとしたら散歩に行くよ」と言うと、またトトトと階段を駆け下りていった。ということで、6時半から散歩に行って朝食。終わってから改めてテレワーク。

午前中にオンラインの社内研究会に参加。コンプライアンスに関するワークショップなのだが、サンプル事例として提示されたパワハラ案件が、“昭和の体育会系”みたいな、今どきありえない設定だったので、参加者は本筋とは関係のない方向で盛り上がる。

午後は特段に急ぎの仕事もなかったので、土曜日に参加したトークイベントの文字起こしをする。「365bookdays」に掲載するイベントレポートを書くのだが、いつもこのイベントを録音した音声データを文字に起こすのが大変な作業。自動で音声を文字起こしするアプリとかも、いくつか試してみたのだがあまり有効な手段がないのが実情。何かないかな。

夕食をはさんで半日かけて文字起こしを完了。明日以降、記事として整理して週末には編集部に初稿を送りたい。土日は「せんぱくBookbase」で「『老犬たちの涙』写真展」があるので、あまり作業時間がないな。

「あのころはフリードリヒがいた」を読了したので、ロバート・クーヴァー「老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る」(作品社)を読み始めた。「ユニヴァーサル野球協会」(白水uブックス)以来のクーヴァー作品で、本作も出だしから一筋縄ではいかなそうな気配がプンプンと漂っている。読み終わるまでに長く時間がかかりそうだ。

1月27日(水)

いつもどおり4時半起床。エアコンをつけ、テレビで朝のニュースの音だけ聞きながら布団でウトウトする。しばらくするとモンちゃんが階段を駆け上がってくる音がして、布団に潜り込んでくる。6路を過ぎて、部屋もだいぶ暖かくなってきたところで着替えをして、さて散歩に行こうかと玄関の扉を開けるとなんと雨が降っている。傘をさして出かけようかと思ったが、モンちゃんが嫌がっている(寒いし濡れるから当たり前)ので諦めて朝食。

会社から機能検証用の機材が一式届いていたのを開封し組み立てる。卓上に置いて書類をスキャンするためのスタンド型のスキャナーだ。組み立てといっても台座シートを広げてスキャナーを設置し、ケーブルをPCにつなぐだけなので10分もかからず終了。専用ソフトがCD-ROMで付属しているのだが、私のPCにはDVDプレイヤーが付いていないので、メーカーサイトからソフトをダウンロードしてインストールする。他の作業もあるので、機器の確認についてはここまでとして一時撤収する。

午後、テレワークを終わらせてから、昨日文字起こしまで終わらせたトークイベントのレポート記事を作成する。どの部分を残してどの部分をカットするかでいつも悩ましい作業だ。今回は、後半の質問タイムがボリューム的にたっぷりなので、どこまで残すかを決めないといけない。どうにかまとまったので、一日おいてから読み返してみて調整していこう。

就寝読書は「老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る」

1月28日(木)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。終日テレワーク。特筆すべき事項はなし。昨日書いたトークイベントの初稿テキストを読み返してみて、あれこれと構成をいじっていく。記事に残したいところはたくさんあるが、まとまりがなくなってもいけない。もちろん、下手にアレンジみたいなことは絶対NGなので、ちょうどよいポイントを探りながら表現を変えたり、とりあげる部分を入れ替えてみたりする。どうにか「これでいけそう」な感じになったので、もう少し時間を空けて客観的に読み返してから最終版にするつもり。

就寝読書は「老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る」

1月29日(金)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。終日テレワーク。

土日は「『老犬たちの涙』写真展」の準備と開催初日で両日とも松戸まで出かけるので、今日はいつもより一日早い買い出しに行く。夕方からスーパー2軒だけ回って食材のみを購入。イベント記事のテキストはもう少し寝かせてから読み返す予定。

就寝読書は「老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る」


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