小屋と庭

今から約２５年ほど前、筑波山の北東に位置する八郷地区に約６００坪の土地を得て、小さな小屋を建て、庭に様々な樹木を植えた。初めは、植えた木やそこの自然を観察する基地のつもりで、１０年も住めればいいと思っていた。自宅が千葉県の流山にあるからだ。しかし、住み始めたら、この土地の魅力にすっかり取り憑かれてしまった。山々に囲まれた風景は素晴らしいし、生き物もたくさんいて自然が豊かだ。それに、果物や野菜に恵まれて美味しい食べ物が豊富である。何よりも住んでいる人に魅力的な人が多い。
　はじめは山小屋と自宅を往復して半々で生活しようと考えていたが、今では８割は八郷の山小屋で過ごしている。友人や知人もほとんどが八郷やつくばである。こうした２拠点生活を、これからもずうっと続けていくつもりである。