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ティアキンを20日で150時間プレイした感想~メインチャレンジを辿る~

※考察のような高尚なものではないです。ただの個人の日記です。

5月12日に発売された『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』。予約特典付きのパッケージ版を買ったため、12日の0時からプレイできるダウンロード勢に遅れて13日からプレイし始めた。

前作『ブレワイ』こと『ブレスオブザワイルド』以来のスイッチでのゲームプレイなので4,5年ぶりだった。前作を買った時期は忙しく、ハマって生活が破壊されるのを危惧してメインストーリーをクリアしてある程度遊んだら離れるようにした。全40時間程度のプレイ時間だったと思う。今作は仕事に余裕があったので、ゴリゴリ睡眠時間を削りながらも相当やり込んだ。

6月に入るタイミングで大分満足感を得ていたのでどれくらいプレイしているのか確認したところ、「150時間」という恐ろしい数字が表示された。今日も少しやったので、約20日間で1日平均7.5時間である。これを資格勉強に当てられる人間だったら……と考えるのは娯楽において禁忌である。

*メインチャレンジを辿る*


今作は大空を「翔ける」、新たな能力で「創る」、天変地異に立ち向かい「紡ぐ」が要所で感じられる作品だった。まずヒロインのゼルダとの探検から始まるのが嬉しい。前作はほぼ回想でしか登場していなかったから、操作確認がてら無駄にゼルダの周りをぐるぐる付きまとったり、ジャンプしてみたりする。ゼルダの伝説のダーク感を高める不穏なBGMに高揚しながら進めた。お馴染みのガノンドロフ登場から「ナウシカ?」みたいな腕の浸食される演出から「あれラピュタ?」となるハイラル城が空へ浮かぶ演出が続き、ゼルダとの別れ。また遠距離!となる。同じ世界観で一緒に冒険するDLCが欲しい。

久しぶりの操作に慣れるのに時間がかかり、最初のステージである空島から大地へ「翔ける」まで2日かかったが、各所にあるギミックは新たな創作する能力「ウルトラハンド」や時間を巻き戻す「モドレコ」を覚えるのにちょうど良い難易度だった。物を回転させる操作で思った角度にするのに、顔も傾けて動かしていたのに気づき、何とも言えない気持ちになる夜中の3時。

久しぶりの大地を踏みしめながら、とりあえず城の近くの砦まで行く。前作ぶりに出会うキャラクターたちの成長に「こんなに大きくなって!」と親戚の子どもにあった時の感覚を抱く。城が空へ飛んでったので、立ち話している場合ではないけど、色んなキャラクターに話しかけまくるが楽しくて仕方がない。前情報をほとんど入れず、また今も攻略情報やネタバレ情報を目にしないように生活してきたので、各所へ早く巡りたく、メインチャレンジをガンガン進めた。

最初に向かったのはリトの村。今回ボスがいるステージが神殿で、子どもの頃好きだった「時のオカリナ」のような雰囲気が強く嬉しくなる。また今作は仲間と一緒に攻略するのが良い。主人公のリンクが基本しゃべらず、一人で冒険していることが多いので付き添ってくれるのは嬉しいが、こちらが必死に手で登っているところを、仲間のチューリは羽が生えているのでゆっくり並走するように横で飛ばれるのが煽られているようでシュール。初期は登るアクションなどに必要な「がんばりゲージ」が少量のため、登るのも休み休みだから余計に遅くてごめんよ、となる。

そういえばこのゲームは防御力が紙だった、と気づく最初のボス戦。メインチャレンジを早く進めたいのでほぼ初期装備で向かった。2撃で死ぬので1回ダメージを食らったら回復、を繰り返すが回復量も足らず何回か死んで慣れた結果、最後はノーダメでクリアした。これで割と中盤まで進めてもはや死にゲーと化していたが、それはそれで楽しい。レベル設定はないけれど、防御力や体力などはメインチャレンジの進捗に関わらず上げられるので、時間をかければボス戦などはアクションが苦手な人でもごり押しできるのが良いところ。

次に向かったのがゾーラの里。前作から協力してくれているシド王子は見た目こそ変わってないが、久しぶりに幼馴染に会ったような安心感がある。幼馴染が結婚して時の流れを感じるのはゲームの中だけであってほしい。ここの神殿は浮力が地上と違って操作感が難しかった。無駄にジャンプしてしまって着地点を誤り、ゆっくり空から地上へと落ちて行くときの絶望感。あとボス戦が面倒くさい。タコが嫌いになる。スプラトゥーンもイカの方が好きだ。というかボス戦のサメ、スプラトゥーンから転生した?

続いてゴロンシティへ。道中キメてるゴロン族の目がやばいが私もティアキン中毒のために目がやばい。ユン坊が大音量で音楽流しながら車を運転してそうな田舎のヤンキーみたいになってて悲しいけど声がかわいい。ユン坊を心配してるチビたちもかわいい。正気に戻ったあと、リンクがダッシュするとゴロゴロ転がってついてくるユン坊がまたかわいい。ボス戦のゴーマが上から覗いてくる演出が懐かしくて泣きそうになりながら、戦闘も上手くなってきたのでボコボコにした。

メインチャレンジの核は天変地異の起きている4カ所を巡ることで最後のゲルドの街に向かおうとしたが、道中の敵に不意に殺されるので、祠を探しつつリンクを強化することにする。たまに現れるイーガ団のノリの緩さに癒される。イーガ団のボス、コーガ様はゲーム内の表記でコーガ「様」と必ず様付けなのが良い。クリエイター側の愛を感じる。

それなりに装備も揃えてゲルドの街へ向かう。お馴染みの敵、ギブドが出てきて嬉しい。とにかくルージュはかわいい。余裕こいてたらゲルドの街を守るイベント戦でゲームオーバーになって気を引き締める。ボスの虫としてのクオリティの高さとキモさがえぐい。今まで助けた仲間たちが精霊みたいな形でついてきてくれるが、大所帯になってルージュを見失いがちになる。ボス戦までのインディージョーンズ的な道中が楽しい。再びボス戦。やはりビジュアルが受け付けない。毎度ボスを倒した後の手を繋いで共に戦う宣誓をしてくれる演出が熱い。

天変地異を解消し、ようやく敵の本山ハイラル城へ。ボスのファントムガノン戦は敵が落とす武器が強くてテンションが上がる。直接使うと瘴気にやられるが武器にくっつければ無害だと気付いて逃げ惑いながらくっつける工作をしつつ戦って忙しい。相手の5人に対してこちらも5人で総力戦という感じも楽しい。華麗に避けてラッシュ攻撃をしたいけどタイミングが全然合わない自分のゲームセンスのなさを嘆く。

ガノンが逃げ6人目の賢者を探す旅へ。天空で特殊な服を着たら雷は効かねぇと思ってたら直撃して死んで説明をよく読まない悪い癖が出る。地下ではまさかの最後の賢者三ネル様がロボットで参戦とボスとの電流爆破デスマッチ。武器に色んなギミックを付けるもの楽しいけれど、ロボットに色々つけるのも楽しい。不意にカメラを横切られると敵かと思って武器振っちゃう。

コログが不安そうにしているのでデクの樹様を助けに。お腹が痛いというのでおへそへ向かう。元々渋い顔してるデクの樹様だけどお腹痛いと聞くと余計渋く見える。電車でお腹壊して冷や汗掻いてる時の私もおそらく似た顔をしている。

デクの樹様からマスターソードの場所を聞くと「動いている」と言われ察する。道中で見かけたあの龍のビジュアルさては……。ここでようやくインパの地上絵の話がメインチャレンジと気づいて地上絵を辿る旅へ。これまでの過去のエピソードが分かる。このメインチャレンジを見るタイミングが早すぎると相当ネタバレ感あるからここら辺で見れて良かった。

マスターソードを手に入れ、他のメインチャレンジもクリアし、ようやくラスボス戦へ。ラスボス戦までの道中ごちゃごちゃし過ぎて機能をオフにしてしまおうか迷うくらいだった仲間たちも途中一旦いなくなる演出をされると寂しくなる。その分駆けつけてくれた時の嬉しさも増す。子どもの頃やってたゲームのシリーズをすると童心に帰るのか分かりやすい友情の演出にもニコニコしてしまう。

ラスボス戦は渋い舞台俳優みたいなガノンドロフ。まぁまぁ防御力を上げたから耐久力があったので執拗にラッシュ攻撃を狙う。2戦目に入るとガノンの体力ゲージがチートみたいに伸びて「いや伸びすぎぃ!」と心の中の陣内智則がツッコむ。ラストであろう3戦目。絶対飲み込むと思ったけどやっぱり飲み込んだ。ビジュアルかっこいいけどよく見ると体から目玉出ててちょっと引く。ゼルダとの共闘嬉しいけどそろそろ声聞きてぇーってなる。

ゼルダを戻すのにモドレコ使うのかなって思ったけどなんかやんかで奇跡ってことになってた。最初に繋げなかった手を繋ぎに行く演出良かったけどこのまま落ちたらどうなるんだろうと思って一瞬減速した自分に引く。魔が差すとはこのことか。というかあの高さから落ちたら死ぬだろとか考える私よ童心に帰れ。

そしてエンディングからエピローグへ。ゼルダとの久しぶりの会話に達成感。確認していないけどたぶんここまでで10日で計70時間くらい。いやぁいっぱいゲームしたからしばらくいっか!と思いつつここから10日で80時間やる自制心のなさ。


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