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星のクラフト(骨子連載)

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星のクラフト(骨子連載中)
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2024年4月の記事一覧

連載小説 星のクラフト 6章 #11

「リオさんの鍵を持ったままで、居なくならないでくれよ」  ランは最初に見たもぬけの殻の部…

米田 素子
2か月前
5

連載小説 星のクラフト 6章 #10

「リオはクラビスの作った三つのパーツをダウンサイジングできず、こちらに持ち込めなかったこ…

米田 素子
2か月前
3

連載小説 星のクラフト 6章 #9

「クラビス、そう言えば、工房では彼女と仲良しだったのでは? リオはあなたのことをハルミだ…

米田 素子
2か月前
2

連載小説 星のクラフト 6章 #8

 コントロールされ尽くした21次元のものとはいえ、森は樹木と土の香りがする。  ランとク…

米田 素子
2か月前
3

連載小説 星のクラフト 6章 #7

 ガラスの板を完全に覆ってしまうと、クラビスはさらに林の奥へと黙って歩き始めた。インディ…

米田 素子
2か月前
5

連載小説 星のクラフト 6章 #6

 森の地下にあのパーツ製造工場があるのだという。司令長官の言う通りここが21次元地球だと…

米田 素子
2か月前
5

連載小説 星のクラフト 6章 #5

 肩にインディ・チエムを乗せたクラビスは、さきほどランが歩いて行った方向とは逆側へと歩き始めた。 「その方向に行くと、林はすぐになくなり、すぐにホテルの駐車場に出そうだが」  後に付いて歩きながら、太陽や方角を確認する。 「途中で降ります」 「降りる?」 「すぐにそのポイントに辿り着きますから」  インディ・チエムは肩に止まったまま、羽根を緩く羽ばたかせた。  五分も歩くと、林の中に切り株があり、《中心から5キロ》と彫り込んであった。クラビスはそこで立ち止まり、しゃがみ込んで

連載小説 星のクラフト 6章 #4

 オブジェは主に木で出来ていた。薄く切って板になったもの、角材を裁断したもの、樹木の皮、…

米田 素子
2か月前
4

連載小説 星のクラフト 6章 #3

 0次元から21次元へと生まれ出たのだ。  ランは自身の身体をゆるく抱きしめた。だとした…

米田 素子
2か月前
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