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反応的にならずに生きるには?会話と俯瞰が大事

私たちは、人とつながらずに生きていくことは難しい。
個人でできることだって限られているし、
一人ぼっちで考えを巡らせているだけでは、何も変わらない。

関係性が良好か否かは問わず、私たちには家族がいる。
父と母がいて、祖父や祖母がいる。
自分で家庭を持った方は、配偶者(夫・妻)や子どもがいるはずだ。

友達だっているし、
働いている人は、同僚や上司、後輩がいる。
コミュニティに所属して、そこの仲間と交流する人もいるだろう。

私たちは、人とつながらずには生きていけないのだ。

物理的なつながりと心のつながり

手をつないでいた娘が急に走り出す。
私は慌ててついていく。
しばらく走ったら「もう疲れたから、一旦止まろうよ」とお願いして、
また二人で歩き出す。

些細な日常の一コマだけれど、こんなことでも娘の行動に、私が影響を受けて、行動をしている。つまりつながっているのだ。

夫が不機嫌を振りまいてくる夜。
今日の仕事が忙しかったのだろうか?上司に嫌味でも言われたのだろうか?

モノをガチャガチャ動かしたり、大きなため息が遠くから聞こえてくる。
「くそっ」って小さい文句を垂れ流して…
そんなとき、私はついつい反応的になってしまう。
不機嫌が伝染して、部屋がおおきな黒いオーラで充満する。
「パパなんか怒ってるねー、感じ悪いねー」なんて、
娘に同意を求めそうになる自分をぐっと抑える。

もしそんなことを実際言ったもんなら、

ますます夫は不機嫌になり、良くない方向に行くであろう。
そもそもの不機嫌が何からきているのかもわからないが、
どんどんどんどん雪だるまのように不機嫌の塊が大きくなって、
私たちも巻き込まれてしまう!!

その状況は、私にとっていい状況ではない。好きじゃない。

じゃあ、どうする?

一旦立ち止まって、木ではなく森を見てみるよう努力する。
まずは状況を俯瞰するのだ。

夫がどうしてそういった状況になったか仮説を考える。
そして、ちょっと心が落ち着くまで待ってみる。

落ち着いたら、話をきく。
そして、もし次回もまた同じようなことがあったら、どうしてほしいのか?対策を立てるのもいい。

不機嫌な時に話しかけてほしいか否か、
どういった声掛けがいいと感じるか、
ほっといてほしいのであれば、いつまで見守ればいいのか。

お互いこう思うよ、これは嫌だよと話してみると
同じような事象が起こることは少なくなるだろう。

お互いの意見を受け止めあえる関係がいい

そして、大事なのは、
お互いの意見は否定せず、
そうなんだね、そういう考えもあるよねと受け止めて、
だけどすべてに賛同する必要はなくって、自分の好きや嫌いで、
自分の行動は選び取っていけばいいんだと思う。

人とつながらずにはいられない、私たちだから、
そしてせっかく人間として生まれたんだから、
自分の思うことは口に出して、相手の思うことは受け止めて、
自分の価値観を固めながら、選択肢を多く持って生きていきたいと思う。

そんな今日この頃。

櫛引愛



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