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前向きすぎない目標をもっておくこと

 先日、お店の人とのやり取りでモヤモヤしてしまったことがあります。
 何度か行ったことのあるお店なんですが、少し嫌な気持ちになるような対応をされてしまい、自分もそれなりの態度をとってしまいました。
 その後は一日中モヤモヤしてしまったのですが、自分はなぜこんな気持ちになっているのか振り返ってみることにしました。
 この「モヤモヤ」は相手に対する怒りなのか? そうでもない気がします。最終的には、それでも仕事はちゃんとやってくれたからです。
 それなら、自分に対する怒りなのか? 最初は嫌な気持ちになったし、もう少しちゃんと対応してよ、と思ったのは事実ですが、それでも最後は仕事をしてくれたのだし、「ありがとうございます」くらい言ったほうがよかったな、と後悔の気持ちはあります。だから、「このくらいの対応なんて、流せる人にならなければ」と思ったところで、ちょっと立ち止まりました。
 以前、「あんな対応してくる人に、無理に愛想よくすることもなかったな」と、今回とは別の後悔を覚えた経験もあるからです。
 そう思ったところで、「愛想がいい」と「素っ気なくしてしまう」のどちらかに偏らない態度もできるようになったほうがいいかもしれないな、と気が付きました。白黒ではなく灰色くらいの。
 理想は、誰とでも心穏やかにコミュニケーションがとれればいいのですが、そうはいかないときもあります。
 だからといって、素っ気なくしたり、あからさまにイラついた態度をとると、「もっとうまくできなかったのか」と、後々くよくよするのは目に見えています。
 自分の想定外の対応をしてきた相手に対して、愛想よくもしないし、だからといって、素っ気なくもしない。ただ淡々と、自分の目的だけを済ませるようにする、という対応。
 本当は、お互いに気持ちのいいコミュニケ―ションがしたいです。でも、そんな前向きな目標を掲げすぎると、そうはいかない相手の場合に落ち込んでしまうときがあります。
 だから、「想定外の相手でも、最低限、自分が後悔しない程度のコミュニケーションはとるようにする」という、前向きすぎない目標ももっておきたいな、と思います。
 
 
 

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