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ラブレター・恋文のすすめ

ラブレター…古くは日本人は恋文(こいぶみ)と呼んでいました。
それこそ、1000年以上昔の奈良や平安の雅な貴族の時代には愛の告白は詩歌で行われていましたね。まだ古文とか古典の授業は学科が残っているのでしょうか?選択科目になって深く触れることも無くなっているかもしれませんね。その頃には少ない言葉で伝える為に比喩的な表現が使われていて、現代のストレートな表現よりもよっぽどロマンチックだったと思います。文に切り花など添えて恋しい人へ託すのです。男女が自由に逢うことも叶わなかった時代ならではですね。…とはいえ一夫多妻の時代ですから、どこまでロマンチックだったのか?男の自由な時代ですね(笑)それは江戸時代の大奥が失くなるまで裕福な男性に赦された特権?とも言うべきモノですね。話しが横道に逸れました、すみません。

今はSNS が普及して告白も別離もスマホで済む時代らしいと聞いて驚いてしまいますが、それは限られた方たちであろうと思いますが…?
自分の若い頃は(すみません昭和なもので)家の電話で話すか逢うしか無かったので、夜家族が寝てから長電話を毎日の様にしていましたね(笑)時間帯を決めて電話の前で待ってました。まだコードレスでは無かったので。主人と知り合ったばかりの頃に主人の母が亡くなったもので49日の喪が明けるまで逢えないと言われて…あぁ、このまま終わっちゃうのかな?まだ始まってもいないみたいな感じなのに?と思ったので思いきって手紙を書きました。それはまだラブレターとか云うようなものでは無くて身内を亡くした彼を気遣った手紙でした。その手紙が先日押し入れの中から出てきて、ちょっと我ながら恥ずかしかったですね。引っ越した時に他の荷物と一緒に押し込んでいたみたいです。それからは逢えなかった間はずっと毎日1時間ぐらい電話していました(笑)青春してました。☺️それこそ、自由に逢えなかった事が結婚に繋がったのでしょうね。想いが募るというところでしょうか?そのあと、家にお参りさせて貰いに伺って初めてご家族と会ったその日に、わたしでさえ(本人ですよ)聞かされてなかったのに家族の前で結婚宣言されてビックリです。オバサンにもドラマの様な過去が在るのですよ😉  後で聞いたら、ラブレターでも何でも無かったその手紙が気持ちの決めてだったらしいです。
ラブレターって言ったら愛の言葉を羅列するものの様なイメージですが、些細な手紙でさえ心を込めてしたためればラブレター(恋文)になるのです。

真心…嘘偽りの無い気持ちを伝えることこそ恋文の基本だと思います。それは、ストレートに伝えるばかりではなく、古典的に叙情的に伝える事こそ究極のロマンチックだと思います。スマホでチョチョイと手軽も良いのかも知れませんが自分の心と向き合ったラブレター(恋文)を書いてみませんか?

ペンを持って便箋に向き合うと云うのは、気持ちの整理にもなりますから本当の自分の気持ちを見つめる事が出来ますよ。おすすめ致します。
無理に誰かに宛ててではなくても、自分自身に向けて書いてみるのも客観的に見る機会になって良いかもしれません。
振り返れば、人生のターニングポイントとも言えるタイミングに手紙が必ずあったように思えます。貴方もいかがですか?

拙い文章への共感やサポートありがとうございますm(_ _)m