教員志望の高校生はどの学部に行くべき?

高2、高3の人やその親御さんはどの大学に行こうか迷っているところだと思います。
早めに志望校を決めて、その大学へ向けて勉強することが合格への一番の近道です。
何と言っても大学毎に必要な教科が全く違うんですから。


でも、ぶっちゃけオープンキャンパスとか行っても何が違うのかとかよく分かんないですよね、僕もそれでめっちゃ迷いました。
しかも、先生もどっちかしか通ったことない人が多くてあまり教えてくれない、と言うか教えれない。
こんな悩みを抱える高校生(昔の俺)を救いたい一心で書いてます笑

そこで、今回理科の教員になりたくて教育学部、理学部の両方に行っている僕がそれぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
少しでも、志望校決定の参考になれば嬉しいと思います。
と言っても必要な教科とかは自分でインターネットなり本なりで調べればすぐ分かりますのでそこは僕が語る情報ではありません。
僕が語るのは

・授業の違い
・教育実習の違い
・取れる免許の違い
・まわりの学生の違い
・教採へのサポートの違い

です。

まず、突然ですがあなたはどんな先生になりたいですか?
子どもとの接し方やクラス運営が上手な先生ですか?
それとも、専門科目の知識が多く、色々なことを知っている先生ですか?
どんな先生になりたいかで行くべき大学が大きく変わってきます。
それを考えてから先に進んでください。

さて、本題に入りましょう。

まずは、授業の違いです。
はっきり言って教育学部以外に行って教員免許取ろうとするとめちゃキツいです。
何が違うのかと言うと、卒業するために受けないといけない授業数があるんですけど、教育学部はそれが教員免許取得に必要な授業になっているけど、その他の学部ではなっていないので卒業に必要な授業を受け終わってからみんなが遊んでるときとかバイトしてるときに教員免許取得に必要な授業を取らないといけない。

僕が教育学部に行ってなかったらたぶん免許取れてないです笑
けっこうな労力と気力を使います。
なので、教員になりたいけどサークル活動もしたいし、バイトもしたいし、彼女とも友達とも遊びたいしみたいな人は教育学部に行くことをオススメします。
でも、その他の学部の方が圧倒的に専門科目に強くなれます!
なので、なるなら高校の先生で専門科目をゴリゴリ教えたいなら迷わず教育学部はやめましょう!

次に教育実習です。
教育学部では3年の9月とと4年6月で1回ずつあります。(4年は希望者のみ)
それに対して他の学部では4年の6月に1回のみです。

これホントに謎なんですけど、4年の6月に1回やってみてやっぱり教員になるのやめようってなったらどうするんでしょう?
1回なら3年でやって欲しいと思います。

なので、教育学部に行かない人は早めにバイトとかボランティアとかで学校に行って教員の忙しさとか大変さを見といた方が良いです。
それを見ても先生になろうと思ったら頑張ってください!
早めに見て損はないです、これは絶対です!

次は取れる免許の話です。

これは調べれば分かりますが、小学校の教員免許は教育学部しか取れません!
これも知らない先生が居るのを知って先生やめちまえと思いましたね。
これくらいの知識は持っておいてください。
そして、愛知県で中学校教員やるなら小学校免許も持っていた方が良いので小学校・中学校教員になりたいなら教育学部に行こう!

しかも、教育学部なら免許申請や教員採用試験の願書提出は学校でまとめてやってくれる!
もう、ここまでで分かったと思いますが教員になりたいなら教育学部、まだ迷ってるなら教育学部じゃないほうが良いと思います。

まわりの学生も全然違います。
教育学部ではほとんどの人が教員志望なので教育について語れる人が多く、教採の勉強も一緒にやる人がたくさん居ます。
また、面接の練習とかもみんなで出来ます。
その代わり、専門性は高くない人が多いので専門科目の話は通じないことが多いです。
これには僕もがっかりしました。
教員になりたいなら専門科目は自分で出来る限り勉強して欲しいですね。
小学生や中学生の頃の恩師もこういう人が大半なのかとがっかりしましたよ笑
これで教員になるのを少し悩みましたね。
それと違って今は専門科目に強い人が多くて刺激的です!
好きな教科があってそれを極めて人に教えたいなら他学部が良いですよ、ホントに‼
その代わり、教育はさっぱりという人ばかりですけどね笑

最後に教採のサポートの違いです。
当たり前ですが、これは教育学部に分があります。
教採のサポートは本当に手厚い!
しかも、みんなで頑張ろうという雰囲気がすごい!
ですが、他の学部でもそれなりのサポートはありますし、専門科目でゴリ押しすれば受かります。
高校の先生なら専門科目が重視されるので他学部のが良いんじゃないかと思うくらいです。
しかも、講座とか受ける人が少ないのでたくさんの講座や面接練習を楽に受けれますね。

これくらいがメリット・デメリットです。
書いてみて気付いたのですが、教員、特に小学校・中学校の教員になるなら圧倒的に教育学部ですね。
高校の教員なら他学部のが良いかなくらいです。
これを参考に志望校を早めに決めて、必要な科目を勉強してくださいね!

PS.
教採の話ですが、小学校・中学校では熱意や子どもへの対処の仕方などが重要視されます。
なのでぶっちゃけ勉強出来なくても受かります。笑
でも、高校はやはり専門科目の知識に重きを置いているので専門知識が多い人が好まれます。
それを踏まえて、大学に入ってからも計画的に教採への準備を進めてくださいね!

さらに、何と僕みたいに大学院から転入すると余分に授業を受けることなく、教員免許が第1種免許(大学卒業で取れる)から専修免許(大学院卒業で取れる)にグレードアップします!
グレードアップすると何と給料が月2万上がります!
まぁ、転入せず内部の院に行くのが一番良いんですけどね笑
教員学部の院なら小・中・高の免許がグレードアップします。
僕は理学部の院なので中・高のみです。
でも中学校の免許が専修なら小学校でも給料が上がるので問題ないです。
なので、教育学部で免許を取って院で他学部に移るのもオススメはしませんがありですね。

教師の労働の実態について書いています。 忙しいなかでも投稿する励みになりますので、良ければサポートのほどよろしくお願いします! 一緒に教師を今よりもっと魅力ある職業にしていきましょう。