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シンギャラリティはやってくる。「落合陽一・超AI時代の生存戦略」を読んだ。

私は、落合陽一さんをとても尊敬している。以前は言ってることの意味が全くわからなかったが、本を読んだり、落合塾に入塾したりしてきた。
その中で私は彼の言葉をシャワーの様に浴び、今回の記事のように本を読みながらアウトプットすることで、言っていることが少しでもわかってきたと考える。ほとんどが彼の本の私が考える大事な部分を抜粋したようやくだ。
彼の本を読んだことがない人は、この記事を読み興味があれば、ぜひ読んでオリジナルの本を読んで欲しい。

感想

なぜこの本を読んだのか。それはこのコロナ時代において先のことは全く読めなくなっている。国や企業誰も予想できないことで、私たちの手ではどうすることもできないことばかりが起こっている。
しかし、この時代の中でも技術は進化し予想できることもある。それは、AIやテクノロジーの進化だと考えています。その大きな進化の一つに、2045年AIは人間の知能を超えると言われいる。
この本を読むことで、きたる時代に備えた自分の行動。この本を100%信用する訳ではない。しかし、読むことで、少しでも頭の片隅に残ることによって得られる自分自身の行動の変化。何か分岐点に差し掛かったとき、決断する際の方位磁石になります。

1章: AI時代の生き方。

ワークアズライフ
ストレスを少なくいかに働くか。ワークライフバランスは崩れた。いまは、ワークとライフをいかに、差別化した人生価値をいきていけるのか。
仕事とそれ以外の両方で生み出し続けれる人が生き残る時代。ストレスのかからない生き方を探す。

グローバルニッチ戦略
グローバルに目指するなら、時代の最先端を走り自分らしい自分にしかだせないことを追求するべき、難しければ範囲を狭め小さいコミュニティ内で自分らしさを追求すればいい。そのコミュニティ選びが重要という発想。

グローバルとローカルに差はない。
どちらも大事で、ローカルでキャラをだし、グローバルに活躍することもできる。その逆もしかりなのである。

競争心と淡々とやること
以前は一つにしか金塊はなく、そこに早くたどり着くために、人的にも金銭面でも投資をし、競争に勝ったものがその恩絵を傍受できた。しかし今はどこに掘っても金貨がある時代。それはつまり、ネットができ、ゲームでもお金が稼げるようになるなど、多様性が生まれたからである。
だから、これからは他人は他人自分は自分でこれからいきていくのだと気にしずに淡々とやっていくマインドセットが必要。これは自分らしいキャラクターを見つけて頑張るとかそういうことではないのだ。
その上で、だれもやっていないこと、ブルーオシャンをみつけて粛々とやっていきたい。考え方としては、競争ではなく、サーベイをしそこから自分は何を付け足しやっていけるか。という考えかたである。

自己実現と責任と戦略
これからは2つに別れる。一つは、新しいことを生み出していくクリエイティブでブルーオーシャンを考え時代を先に進める人。もう一つは、責任と生存戦略をコンピューターに任せて生きる人。これはどちらがいい悪いわけではなく、ある人は生活面をコンピューターにまかせて仕事では自分が判断知れいる人もいるし、その逆もいる。そういう責任と戦略をどうするかが問われている。だから、こうあるべき!というべき論は必要なくなる。

信仰心
多様化される社会で、なにがただしくて、自分は何を信じて、どんな考えで生きていくのかを判断できるような考え方を持つ必要がある。宗教があったり、趣味にいきたり、子育てにいきたり、いろんな軸があってそこで生きていくためのストレスコントロールとメンタルを保ための信仰心がひつよう。
「いろいろな情報は自分にとってどんな意味があるんだろう」「〇〇は自分の価値基準にあてはめたらどういう意味なんだろう」と。自分の中の信仰がないと判断できないのである。 個人がエッジを効かせいきていくこと、ブルーオーシャンを歩むことを恐れなくなる。
1800年代に機械化がおこり、機械と人間のちがいを考えた人類は自己実現とか自由意志とかそんなことを言い出した。コミュニティが多様化し、プラットフォームがうまれると、今までのような自己実現とか自由意志は促していない。だから、この時代の中で、自分の価値基準を自分で作り、自分で価値を作り信仰していくことが重要。

趣味性
能力的に取り替え可能な人類は、趣味くらいしか一人一人に差がみえなくなる。
「他人と違って何かをしたい」というのは、趣味くらいしか人間はなかなか自分のなかからでてこないものである。
コンピューターとは趣味性がない、それでいて限りなく透明になろうとしている。人間は「色が付いた趣味とはなにか」というのを見極めないといけない。でないと、シンギャラリティしていく合理性に吸収されてしまうからだ。つまり、ものごとには透明性と趣味性があって、人間だけが個人の色の色をつけることができる。

仕事になる趣味を3つもて
理想は趣味性の高いものを仕事にして、そりによりストレスフリーで多くの利潤が発生する状況が継続的で望ましい。それは非合理的なモチベーションんからはじまるから、機械よりもオリジナリティがあるのだ。

ギャンブルと報酬
人間は少しドキドキして報酬を得るということを多少はもっているはず。
営業の案件決まるかな?ってこともあるし、作った〇〇は売れるかな。となにかしらあって、自分は今仕事や身の回りのことで、どこがギャンブル的なのか?をかんがえてみること。ギャンブル性を感じていることは、どんどんハマっていく可能性が高く、そこいワークアズライフの妙がある。

ゲーム性と遊び
大人の遊びではなく、子供の時に純粋に遊んだ。問題があって、それを解決し、報酬が決まり楽しいと思える。
自分の報酬がなにかを知る事が重要。報酬がないと継続性はなく、それ限りになってしまいワークアズライフには向かないのである。
これからは、ゲーム的に遊びにしていくことが重要。今はネットもあってツールはすぐ近くにある。だから問題・解決・報酬これをグルグル回せれば、なんだって遊びになるのだ。
そうなると、自分は遊ぶ中で、自分はなにをすると一番喜ぶか、つまり自分にとっての「報酬」が最も重要になる。つまり、どきどきして、たまにうまくいくギャンブル性の話だ。
種類は、「ギャンブル的な報酬」積み上げていくもの収集欲としての「コレクション的な報酬」、より体感的は「心地よさの報酬もあるだろう」
ギャンブル的な報酬は、競争、チャレンジ、毎回勝利。
コレクション的な報酬は積み上げっていることが重要で、可視化したりわかりやすくさせる事が重要
心地よさの報酬は5感をつかい、いい音楽が聴ける、美しい風景をみる、美味しいものをたべるなどである。
習慣がつづかない人の理由・・・
上記で話をした3つの要素のどれかが足りないからであろう。
成果を見えるかし、可視化することによってゲーム性も増え楽しくなるはずだ。ジャンケンも永遠にやっていても楽しくない。完成物が残れば、評価もされるし、SNSで披露することもあるだろうし、社会からの要請も受けやすくなる。いかにコミュニティに自分から語るのか。という視点はシンギャラリティ以降は重要なのだ。

自分が喜び社会も喜ぶ。
最初はまず自分なのだ、そのあとに社会に対して、価値を見出せたり、継続したり、お金をもらったりというのを、社会に問うていけばいい。まずは自分が遊んで、なにをしたら喜び、継続して楽しめるかが重要。無理に社会を喜ばせる必要はないのだ。
ゲームのルールが決まれば、まずは手を動かすこと。
自分らしいとか、考えていてもなにもはじまらない、動き出しわかることは沢山あるのだ。
遊びがその人らしさを生み出す。 
ある問題を解決するために動いていた人が、その過程の中でやがて特徴的な人間になっていくのである。環境や学態度から後天的に特徴はでてくるのである。 

時代性
これは少し応用的な話だが、時代性をかんがえること。
今自分はどのようなコンテクストをいきているか。グローバルなのか、ローカルなのか。という軸で考えればいい。「なぜ先人はそれをやっていないのか」「なぜ、今自分らしくやるのか」コンテクストと対比することで、人の違いが生まれるのだ。
そして、何事も背景を知ることはたのしいのだ。
コンテクスト=背景・文脈

2章: AI時代の働き方。

コモディティ化
今はネットが発達し、すさまじいスピードで時代が変わる。だからその時代のスピードより遅いことをしても0である。昔はエクセルを覚えるために学校にいくなどがあったが、そういった努力することを間違えてはいけない。
そして、無駄な技術は追わず、新しい技術をおっていくべきである。

マーケティング
インターネットの時代は、「何に使えて、どういものである」ということが明確になる。だからその能力に特化して尖っていればそれは必然的にマーケティングにもなる。なので、定量化できるものを一段抽象化して考えることが重要。
出口から考える、そしてどのようにな入り口でその出口につなげるのかが重要。市場がなにを必要としているのか、需要は待っているのである。その途中のツールはたくさんあるのだ。
逆にいうと、作りたい物を作り売り込んでいるものは、売れなくなる時代になるというわけだ。なので、これからは、技術をみにつけたり、本質的なことはなにかを考えれるようになるなどが重要、

利潤の再投下
法律が人格を作ったが、次はテクノロジーが人格をつくる。
今は新陳代謝が早い、ビジネスモデルもすぐ変わり、必要なスキルもかわっていく、なので常にアンテナをはり、それに合わせた能力を身に付けていかなければならない。

会社は使い倒していく。
今のビジネスモデルで利益をあげているのは何か?そこに利潤があるから次のビジネスモデルはうまれる。だから会社にしがみつかず、会社は使いたおしていくべき。
例えば、インテルなどの会社がハードウェアを作り利潤をため、その資本をパーソナルコンピューターの会社に再投下してアップルなどがおおきくなり、さらにその資本を再投下しソフトウェアの会社がおおきくなっていった。なので、その次はどこなのか?をよく見ておく必要がある。
利潤の向かう方へいけ!ということである。

ニッチを攻めるか、最大公約数をせめるか。
ニッチとはハードウェアで、細かい専門性の高いことをする。
最大公約数を埋めるならソフトで、みんなでおなじことをしていく。

時間だけが唯一のリソースになる
なるべくツールを使い自由な時間を稼ぐ必要がある。「これをやる意味があるのか」を根性論には敏感になり、それを徹底してなくすべき。
レイヤの上か下を見極め、中間のことはやらない。機会にできることは極力やらない。

非合理コミュニケーション
人間をコミュニケーションのチャネルとして捉える。
これからも、機会ができないコミュニケーション方式を人間は多用するようになる。そのひとつはご飯を食べる。
非合理な時間。動かないといけないから趣味でスポーツをするなど、非合理なんだけど必要なこと。そこで関わる人と付き合いがでるだろう。
合理的なこと、マラソンなどは、ゴールがあるからその手段をどう合理的にし、速くそこまでたどりつくのか。という物差しがでてくる。それ以外のものは合理的という概念がないため、そこは非合理と合理を切り離して考える方が人生は豊になる。

オーディオとビジュアル
人間は、声と視覚でしかものを伝えることができない、その間はそれらのスキルを磨くとよい。なぜならそれでしか今はコミュニケーションがとれないからである。

プレゼンテーション
人はワクワクしたい。だから、伝える技術は考えるよりも重要である。
プレゼンは効果的に人に伝えれるし、効率もよい。

ソーシャルメディア
今や誰もが情報を発信できる。そんな無駄な情報を発進するくらいなら、他のことをすれば?となるけど。シンギャラリティ以降でも変わらないのは、人間を動かすのは人間の言葉なのだ。だから自分はなにができるなどの、個人の特徴をアピールする必要がある。
マスメディアの時代であれば、全員がおなじことを中間的にやっていればよかったが、これからはその個人の特徴やキャラ、技能や優位性。そういった特徴てきなことを発進していこう。

マイノリティと政治
これからは、今までの日本とちがい、サラリーマン的なひとが大半ではなくなってきているし、多様な働き方が増えていく。そんななかで、この世界のことを決めている大きいフレームは政治であって、これをしっかり追っていかないと危ない。会社に勤めていれば、政治のこととか世の中のことはわからなくてもよかったが、これからは自分の身を自分で守っていかなければならない。ということは、その社会のルールや取り決めの政治への参加が必然的におおくなるだろう。アメリカがなぜみんな政治のことに関心があるのか、それは他国籍で多様であるがゆえに、皆自分のことをまもるために政治に参加する。日本はこれから、かわるので、自分たちも変わらないと社会についていけなくなるだろう。

情報アプローチ
昔は、新聞・TV・雑誌しかなった情報が、今ではSNSやネットnewsなど多様である。そこでこの情報をいかに収集するかが大事であり、フィルタリングする必要がある。プッシュ通知的に世界の情報が入ってくるようにするなど工夫がひつようである。「自分の近くの情報」「SNS」「マスメディア」「専門領域」と、どれとどのタイミングで触れ合っていくのか考えたいものだ。

フックの付いた知識
一度覚えて、一度忘れる。そして、ウィキペディアで調べればわかるような知識は覚える必要はない。おぼろげながらに思い出せるような知識としてもっておくこと。

トップオブトップ
資格をとるということは、最低限の資格であってそれで満足してはいけない。最低ラインから中流くらいまでの人の仕事はAIやコンピューターが今後かわりにする可能性がある。最低ラインを保証する戦い方はやめよう。
ウサインボルトにはならなくてもいいが、違うニッチな分野でもいいから狙いにいく必要がある。

3章: AI時代の生活習慣

ストレスフリーに。
ストレスのゲ原因が主に自分の決めたルールや仕組みや習慣にある。
最初にやることは、ストレスの解消ができる場所と、ストレスが溜まる場所をリストアップ。
他人と比べることでの、勘違いのストレスをなくす。ある人は30日働いていても普通だが、ある人はおかしいとかんじる。一歩抽象的にとらえることで、30日働くことが、特にストレスではなくなる。要は周りとくらべて働きすぎだとか…そういう慣習にふりまわされないこと。自分が普通で楽しめているのなら、それはそれでいいと思えることも大事。

身体性
体は資本で、これが動かないと脳は活動しない。ストレスと身体は非常に密接に関係している。なのでツールを使ったり、自分の好きな体を動かすことを把握することで、この超AI時代でもストレスなく生きていける。

自傷行為
普段しないことを、あえて自分ですることによって、その壊れた状態でしか生み出されないことをしてみよう。それでいて、中毒性ではないことが一番望ましい。たまにはいいよね!をどうやって正当化できるか、あえて壊してみよう。

何が自分にとって「エモイ」のかを知る
コンプレックスはマイナス方向のエモさである。(感情の揺れ)つまりそっちに引っ張られないようにすることが重要。何が自分のコンプレックスなのか?それを把握しよう。
・強い憧れがあるけど、それが達成できない
・他人からみて劣っている
この2つに別れるだろう。前者は実は無意味であって、人間はできることしかできないから、できることだけやっていればいいという話になる。
後者は「ブルーオシャンを探す」ということができていれば、そんなコンプレックスには出会わない。

ファッションと平均値
知能ではなく、身体性に固有値があるなら外見には気をつかうべき。
なるべく平均値にならないほうが賢い。自分らしさをだしたほうがいいのだ。これは世界レベルではなく、コミュニティの中での自分らしさだ。
周りと合わせながら個性を出すのはむずかしいが、そういった周りのことを考えなくなると簡単に個性はだせるのである。

勝手に個性はでてくる
流行を気にしない。じぶんがすきで、欲しいものを選べばいい。

コミュニティからの友達探し
自分が帰属しているコミュニティの友達は仕事にも直結するので、いわゆる友達とは分けて考えなくてはいけないだろう。

自動運転と移動コスト
自動運転が本格的にはじまると、家や土地はあまり意味がなくなる。郊外に豪邸をたてる有名人や芸能人がよくいる。かれらは運転手がいたり、迎えの車がいるからだろう。これが自動運転の時代にもやってくると思うのだ。
なので、家をかうまえに本当にここでいいのかを考え選びたい。今はまだ技術的にははやいので、いつでも自分の好きな所にいける準備をしておくくらいでいいだろう。移動コストも下がるし、電車も使わなかったり、劇的に変化をとげるであろう。

広義の投資
お金を滞らせてはいけない。障害働くのであれば、貯金はいらないし保険で急なことがカバーできるならそれはそれでいいのではないか?!
これからの時代、一つの企業に務めることもないだろうし、自分に投資していくことも大事だということだ。



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