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期間限定の彼。


「3月まで好きでいさせてください」
と、お願いした彼とのタイムリミットが近付いている。
それなのに彼とは12月から会えないでいた。

前の記事見てない人は暇な時にぜひ見てください。

全く会えていない というわけではないんだけど、
彼と一緒に飲みには行けない日々が続いていた。
飲み先で顔を見ることは2度ほどあった。
大体行き先が同じなのもあり、
その店に行けば顔を合わせる。
久しぶりだね!って話す程度に。
ただ、それだけ。

1月に会う約束をしていたんだけれど、
体調が悪いと言われ前日にドタキャンされてしまった。
本当に体調が悪かったのかもしれないけれど、
なんとなく声をかけるのが怖くて、
LINEはできずにいた。
飲み先で顔を見かけた時にも声をかけたけど、
仕事が今忙しいからと断られてしまった。

どれもこれも本当にそうなのかもしれないけれど、
ネガティブなわたしは、もしかしたらもう
わたしと飲みには行きたくないのでは、、、?
という気持ちが強くて、声を掛けられずにいた。

彼からわたしを飲みに誘うことはない。
わたしは彼に会いに来るのに
車を何時間も走らせなきゃ行けないし、
わたしが他の友達とかの予定をいれて遊びに来た時に
わたしが声をかけるような感じだったりする。
俺の都合で振り回さないから暇な時に連絡してねと
以前言われたことがある。
彼から誘われることはないって言うのも余計
わたしを不安にさせた。

2月のある日、友達と飲んだ帰り、
どうしても1人でいたくなくて酔った勢いで
彼に連絡をした。
そしたら彼もベロンベロンで、もう飲めないなあって
LINEが来た。
あーもう、LINEしなきゃよかった。
って思った。
3度も断られたら流石に気付く。
もう会いたくないって思われてくことくらいさ。

そしたら突然電話が鳴った。
相手は彼だった。
「ごめんね?最近断ってばっかりで」
と、いつも聞いてる声とは違うような
ゆっくりと楽しそうに喋る彼が電話越しにいた。
「本当に仕事が忙しくてね?飲みに行きたくないとか、そんな風に思ってるわけじゃなくてね?てかまだこっちにいたんだね、今回長いんだね!もっと早く知ってたら今日は行けたのにぃ〜」
そう、彼に連絡を入れたのは23時半頃。
友達と解散したのは21時前だったし、
もっと早く連絡することもできたんだけど、
わたしと飲みには行きたくないんだろうな
って言う気持ちが強すぎて連絡できなかったことを
この一瞬の電話で後悔した。
「本当にごめんね?こんな酔っ払ってなければ行けたのに、、。でもね、ゆぽと飲みに行きたいなあって、俺は思ってるんだよ?だからさ、また今度さ、ね?」
嫌われたわけじゃなかったんだなぁと、
それが伝わってきてちょっと嬉しくなった。
「そんなに酔っ払うなんて珍しいですね」
と、彼に言うと
「んね、飲まされちゃってさ〜、でも大丈夫」
なんて言ってて可愛いなと思った。
「また今度、声かけますね」
「うん、うん、また声かけてね!」
「気をつけて帰ってくださいね、おやすみなさい」
「ありがとう〜、おやすみ!」
簡単な会話だけ済ませて電話を切った。

3月まで好きでいるって言ったのに、
なんだかずるい電話だなあと思った。
会えてないから1ヶ月くらい延長してもいいよね?
4月まで好きでいさせてね。
あーあ、4月は会えるといいなあ。

あなたのいいところ全部吸収して、
あなたみたいな魅力的な人になりたいな。

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