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愛され上手甘え上手を待ち合わせてる人生でありたかった


最近はどちらかと言うと君との関係を
前向きに考えるようにしている。
それには少しきっかけがあったわけで。

君との今までの話はこちらから↓


きっかけというのは、

最近飲みに行った大学時代の友達との話だった。
「最近いい人いないの?」
と、彼女に聞かれた。
「いやぁ、旦那と別れてまだ半年くらいしか経ってないのに、もし良い人がいたとしたら早すぎん?」
と、笑って答えた。

そう、わたしは旦那と別れてからまだたった半年しか経っていない。
君とホテルに行ったのだって別れてすぐの話だったし、
そこで君と付き合うってなると、
不倫相手だったと言われてしまうかもしれないと思い、
君との関係は誰にも伝えたりはしていなかった。

「え?そう?別に良くない?ゆぽらしくないね」
「え?わたしらしくないかな?笑」
「うん、大学ん時のゆぽなら、周りの目とか気にしないで自分の気持ちをまっすぐ貫いてる感じがしたからさ」
「友達のためにだって周りの目を気にしないで庇ってくれたり、思ったこと伝えてくれたりさ、そこがいいとこだったじゃん?」
たしかに、確かにそうだった。
あの頃のわたしは周りの他人にどう思われても、
自分のしたいことや、友達のためになら迷わず
行動していた。
「ゆぽよく言ってたじゃん、わかってくれる人だけわかってくれたらいいって。わたしは別にゆぽになにあっても軽蔑したりしないよ」
そう言って彼女はビールを一口飲んだ。
「なにー、かっこいいこと言ってくれんじゃん」
「だろ、次はわたしのこと褒めてくれてもいいんだよ」
なんて冗談を言いながら酒を交わした。

「実はさ、いいなって思う人いるんだけどさ、、」
そう告げ、彼女に今までのことを話した。
彼女はうんうんと言いながらわたしの話を聞いてくれた。
「ゆぽはさ、どうしたいの?」
「全部なかったことにできるなら、付き合いたい」
「え?じゃあ付き合えばいいじゃん」
「や、言ったけどさ、そんな簡単なことじゃなくない?離婚歴あるとかさ、その子の親も反対するじゃん」
「好きな子は知ってるんでしょ?離婚してるの」
「うん」
「それでもいいって言ってくれてるんでしょ?結婚も考えてるって言ってくれてるんでしょ?」
「うん」
「難しく考えてるのはゆぽだけだよ」
「、、、え」
「ゆぽが考えるのはわかるよ、相手のことが大事だから考えるんだよね?でも何度も話もしてるんだもんね?それでもいいって言ってくれてるんでしょ?ゆぽが大事だって思ってる人がさ」
「大事だって思ってる人の意見とか考えは大事じゃないの?」
「、、、、。」
「言い方キツいかもしんないけどさ、それはゆぽの考えの押し付けだよ。彼はそれも乗り越えて一緒にいたいって思うくらい、ゆぽのこと好きなんじゃないの?」
「そっ、、か、そう、なのかな」
「そうだと思うよ、不安ならちゃんと結婚考えて付き合いたいけど、、、って話し合いをしなよ、お互いが納得出来るまでちゃんと」
「あと、好きって言ってくれてるんだから、その言葉をちゃんと信じて自信持ちなよ」

わたしは愛されてることを自覚するのが下手くそだ。
わたしのことを好きか好きじゃないかわからない時は
相手の気持ちを汲み取ることが得意なのに、
いざ相手がわたしを好きだと言うと、
わたし今も本当にちゃんと愛されてるかなあ、
もう嫌われちゃってたらどうしよう
とか思ってしまう。
相手がわたしのために行動してくれていたとしても、
わたしのためじゃなくてついでにかな?とか、
そんなふうに考えてしまう。

君との話だと、
君は平日、朝起きるのが早いにもかかわらず、
わたしがバイト終わるまで待っててくれて電話をしてくれる。
たまたま起きてるから電話してる、そう思っていた。
でも君はわたしのことが好きだから、
わたしの声が少しでも聞きたいから、
寝ないように待っててくれてるって話を聞いて
わたしのために頑張ってくれてるんだなって
普通に嬉しかった。
嬉しいだけだった。
「ありがとう」と言うと、
「きっと違う」と彼は言った。
「好きだから待つんだよ、好きじゃなかったら待たないんだよ」と言った。
わたし、愛されてるんだってそこで初めて思えた。
そんな君との電話がたまらなく楽しみになった。

朝方4時頃までのバイトの日、
終わったら君の家に行くから寝ててと伝えたけど、
君は明日仕事休みだから起きて待ってると言った。
あれも普通に嬉しかったけど、
バイト先の先輩にバイト終わり友達に会いに行く
と言うと、
起きて待っててくれてるなんてすごく愛されてるね
と言われたこともあった。
え、これってわたし愛されてるからされてるんだって
そこで初めて気付けた。

わたしが思ってる以上に、もしかしたらだけど
君はわたしのこと好きで大切にしてくれてるのかな
って、その時に初めて思えた。

友達の話を聞いていても、
「そっか、愛されてるからそうしてくれるのか」
と、思うことが多々あった。

わたしはそうやって君の思いやりを無意識のうちに
蔑ろにしていたんだなと思うと、
少し申し訳ない気持ちになったのと、
行動だけじゃなくて言葉もなければなかなか伝わらないなと思った。

たぶん、行動だけでも十分なはずだし、
それ以上求めるのは贅沢なんだろうなって思う。
思うけど、わたしはそれが欲しいんだ。
そしてきっと、それをくれるのは君なんだろうな。

わたしも同じだけの愛を君にあげたいな。
わたしも君と、一緒にいたいな。

素直にそう思えた夜だった。

早く君に会いたいな。

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