見出し画像

コロナウイルスと世紀のディール【JOCV Day197】

職場に向かうバスの中では常にラジオのニュースが流れている。高速アラビア語なので単語の節々しか理解できないが、ここ数日で釈が長く取られていたニュースが「コロナウイルス」と「世紀のディール」である。

コロナウイルスについてはこのnoteでも3回取り上げた。

もはや世界中でニュースになっていると思われるが、ヨルダンのラジオニュースでも「コロナ」・「ウイルス」・「中国」・「病院」・「飛行機」などの単語が頻繁に登場している。同僚との話題にも上がるし、以前私の顔を見て「カザフスタン人」と言い放ったサンドイッチ屋のおっさんも話を振ってきた。

日本では感染者はいないという認識の人が多く、「日本は大丈夫でしょ?」という質問は多い。「大丈夫」の基準がどこにあるのか分からないが、5人くらいは出ているよと伝えた。どうやら7人まで増加したようだ。

「ヨルダンは大丈夫だから!」というアピールも多い。これもに何が「大丈夫」なのかは良く分からないが、今月の頭にイランとアメリカの緊張が高まったときも「ヨルダンは大丈夫だ!」と言われた

本当にまずい時以外は基本「大丈夫」なのだろう。それは日本でも同じことかもしれない。程度の差はあれ、どの人の脳内にも「安全神話」なるものはありそうだ。


コロナウイルスのニュースと並んで釈を取っているニュースが、アメリカが提案するパレスチナとイスラエルの和平案、通称「世紀のディール」に関するものだ。

アメリカのトランプ大統領は27日にイスラエルのネタニヤフ首相と、その後イスラエル最大野党のトップであるガンツ氏と、それぞれ会談を実施した。

アメリカはパレスチナとイスラエルの和平案を28日正午(日本時間29日午前2時、ヨルダン時間28日午後7時)に発表するとしている。もう間もなくだ。

ヨルダンでのTwitterのトレンド上位には「世紀のディール(アラビア語で“صفقة القرن”)」がランクインしている。これに関しては私から同僚らに話しを振ることは無いが、ヨルダン国民の関心が高いことは間違いないだろう。

幸い青年海外協力隊としての活動に支障は出ていないが、今後出てくる可能性があるとすればこの2つのトピックからになるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?