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私のちょっとした特技~小学2年生以上であれば、15分でけん玉の剣先にほぼ入れられるよう教えられる

私の職場は、子どもたちの声で溢れています。生まれた時からPCとスマホがそばにあって、インターネットゲームで世界中の人と繋がれる。自分の頃と比べると、随分と遊び方も変わってきたなと思いつつ、それでも、子どもの感性は変わらないなと思う事があります。

例えば、けん玉で「もしかめ」からの「ホームラン」からの「剣先すべり」の技を見せた時の、子どもの「すげー」という表情。コマを回して、「手乗せ」からの「綱渡り」とか。ジャグリングの「カスケード」からの「クロスアーム」からの「ビハインドザバッグ」最後の「チョップ」とか。

小さい頃から、こういった「昔あそび」や「一人あそび」が大好きで、何時間でもやってられました。プロレベルでは全くありませんが、ギリギリ結婚式の2次会の余興でやると喜ばれる程度のレベルです。でもまさかこんな事が仕事に役立つとは思ってもいなかった。。。

で、私のちょっとした特技なんですが、タイトルにあるように、けん玉の剣先に入れられるよう15分で教えられるって事なんです。剣先ってあの尖っている棒の部分。すでにできる人は、そんなに難しくないよと思うかもしれませんが、今まで人生で一度も入れた事のない人にとってはそれは魔法のよう。「カチャッ」て入った時の音は感動そのもの。今まで何人もの子どもや大人にその瞬間を味わってもらったことか。

しかし厳密に言うと、

①小学2年以上というより、「入れてみたい」という気持ちのある人
②小学2年生以上というより、まず大皿に乗せられるレベルの人
③剣先への入れ方は「とめけん」ではなく「回しけん」
*はじめに玉を回転させる

そして、私の関りのポイントを10個にまとめると、

①自分が楽しそうにけん玉をやっているのを見せて興味を誘う
②「やってみる?」と聞いて、まず大皿をさせ、体の使い方を見る
③「すごいね。あーもう少しだね。できたね。」等、褒めちぎる
④「とめけん」を華麗に見せ、本人の目をみて、「やってみる?」と聞く
⑤「とめけん」を自分なりの方法で5回程させ、体の使い方を見る
⑥ちょっとアドバイスをし、もう5回程させる
⑦「魔法をかけるね」と言って、玉を高速回転で回し、5回程させる
⑧玉の遠心力で入りやすくなり、もう少しという感覚をつかませる
⑨「剣先に入れる時どこを見ている?」と質問する。ほとんどの人が、「赤い玉」と答えるので、「惜しいな。赤い玉全体ではなく、赤い玉の糸を通して結んだ一点を見つめるんだよ。そしてその裏に玉の穴があるんだよ」と伝える
⑩「絶対できるよ」と声をかけ、私自身も本人の成功を心から信じ願う!

「カチャッ」「できたよー!!」「おーすごーーーーい!!」

面白いのは、子どもだけでなく、大人も、まるで子どものように大喜びするんです!特に、「私今まで何度やってもできなかったから絶対無理」って言ってた人程、その否定レベルに比例した高さで飛び上がって喜びますからね。

かわいいのが、その後、仕事に戻ってからも、何だか嬉しそうな表情を一日しているんですよね。

昔から「あなたは器用だからね」と言われることが多かったのですが、たぶん私はみんなに拍手されるのは求めていなくて、その「できた!」という喜びを味わってほしくて、またその瞬間を共有できるのが嬉しいんだろうな。


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