【あの銘店をもう一度」第5弾 伊豆「あまからや」
新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」が2022年7月1日(金)よりスタートしました。
第5弾は、1999年に開催された「ラーメン登竜門」で優勝を果たし、現在伊豆市の原保(わらぼ)で週3日間のみの営業をされている「あまからや」さんです!
・伊豆「あまからや」店舗概要
店舗名:伊豆「あまからや」
住所:静岡県伊豆市原保(わらぼ)246 ☎0558-99-9895
営業時間:金曜日・土曜日・日曜日・祝祭日(金・土・日の前後の祭日のみ)
11時~15時(ラストオーダーは14:45)
創業:平成11年 創業者:海老名東人(えびなはると)
🍜過去ラー博出店期間
1999年 6月3日~1999年8月29日
・ラーメン登竜門とは
ラーメン登竜門とは1999年に「今までの既成概念にとらわれない新しい発想発掘の場」、「これからラーメンに人生をかけようと考える方への夢の場の提供」というコンセプトのもと、優勝者には当館に3ヶ月間出店できるというコンテスト型のイベントでした。
応募総数は344名で、その中には開業前の「せたが屋」や「ぜんや」等、現在有名店となった多くの店主も応募されておりました。
1次審査(書類審査)、2次審査(面接)を経た10名が3次審査の審査員試食に進みました。
審査員は、佐野実氏(支那そばや)、山田雄氏(麺屋武蔵)、河原成美氏(一風堂)、村中伸宜氏(すみれ)等の有名店主をはじめ、大崎裕史氏、北島秀一氏、石神秀幸氏等のラーメン評論家の方々でした。
そして最終審査は3名に絞られ、当館のハードリピーター246名による試食審査となりました。結果は僅差となり、あまからやの海老名東人氏が選ばれました。
当時の投票結果は以下の通りです。
海老名氏(あまからや)86票、落合氏(どる屋)79票、野本氏(縁や)79票、無効2票
ちなみにこの優勝旗は現在もあまからや伊豆本店に飾られております。
伊豆本店は自然豊かな里山の古民家(築100年)です。
・あまからやの歴史
店主 海老名東人さんは、現在本店のある伊豆市の生まれで、実家は100年以上続く"わさび農家"。海老名さんで5代目にあたります。
サラリーマンを経て和食店で働いた後、1994年、沼津でカレー専門店「あまからや」をオープン。スパイスをラーメンに取り入れた原点はここにあります。
1999年、ラーメン登竜門の開催を知った海老名さんは「今までの既成概念にとらわれない新しい発想発掘の場」というテーマをしり、「スパイスを使ったラーメンで勝負したら面白いのでは」と思い立ち応募したとのことです。
優勝後、沼津のカレー店はラーメンを求めるお客様の声が多く、カレー専門店から「カレーとラーメンのお店」として生まれ変わりました。
その後2002年には横浜市青葉区あざみ野にも店舗を構えましたが、2005年に店を閉じ、一旦あまからやの歴史は終わりました。
それから10年が経った2015年、どうしてもあきらめきれなかった海老名さんは実家の古民家を使い、あまからやを再オープンしました。
月曜日から木曜日までは家業であるわざび農家として働き、金曜日から日曜日は4時間のみ、あまからやとして営業しております。
本店は自然豊かな里山の中でひっそりと営業しておりますが、週末はあまからやのラーメンを求め県外からもお客様が訪れます。
先日伊豆の本店まで車で伺いました。里山の中にあるお店であることが伝わるかと思います。
・あまからやのラーメン
看板メニューの「スパイス醤油ラーメン」は、ラーメン登竜門で優勝を獲得したメニューであり、24年の歳月を経て進化しております。
決め手となる「スパイス」は、独自にブレンドした10種類のスパイスをダシと醤油に加え、手間暇かけて「スパイス醤油ダレ」が完成します。
スープは鶏と昆布、魚介類の旨味を丁寧に抽出したもの。
麺は国産小麦「ゆめちから」100%のもちもちとしてコシのある麺を使用。
具材は肩ロースのチャーシュー、玉ねぎのマリネ、生玉ねぎ、メンマ、煮玉子、水菜と具だくさんです。
こちらの動画は、映像制作会社を営む海老名さんの長男が制作されたものです。
・第6弾の発表は2022年9月1日!!
第6弾の発表は第3弾川越「頑者」さんの最終営業日となる9月1日(木)の18時に発表予定です。
新店舗のスケジュールはいち早くLINE公式アカウントで発表します!!
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