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J1 第4節 1日目

結果まとめ
・横浜FC 1-4 セレッソ大阪
(G) 横:ジャーメイン丨 セ:豊川、大久保、加藤、高木
・札幌vsガンバ大阪 延期
・湘南ベルマーレ 3-1 ベガルタ仙台
(G)湘:高橋、名古、町野丨 仙:松下
・鹿島アントラーズ 1-1 サンフレッチェ広島
(G)鹿:荒木丨広:浅野
・川崎フロンターレ 1-0 柏レイソル
(G)川:家長
・ヴィッセル神戸 0-1 名古屋グランパス
(G)名:稲垣

※ガンバ大阪はコロナ陽性者多数で6節までの試合開催中止が決定しています。みなし開催での敗戦も可能性としてあるかもしれません。


Pickup Match
徳島ヴォルティスvsアビスパ福岡
・昇格組同士の対決。ちなみに昨季の対戦成績は福岡の2勝。J1の舞台でリベンジを果たしたい徳島。まずはメンバーから。

ゴールのマークがついている数で分かりますが勝ったのは福岡。では、どのような狙いが見られたのか探っていきます。

徳島
前半
攻撃(ビルドアップ→フィニッシュ)
・ボール保持時は3バック。ショートパスでの前進を狙う。ジエゴは左のCBに入る。開幕戦の時と同様に左CB(ジエゴ)と藤原はレーンを意識しながらの立ち位置。ただ、開幕戦と違うのはボランチがほとんど降りてこなかったこと。相手の2トップがボランチをしっかり監視していたこともあり、そこからあまり配給できなかった。理由としてはジエゴのボールを持っていないときの動きが関係しているのではないかと思う。身体能力は凄いが、ポジションチェンジのスムーズさやポジショニングは吹ヶと比べたときに少し疑問が残る。それにより藤田ジョエルは降りるタイミングを見失っていたように感じる。ただ、良いプレーもあったのでそこは時間が解決してくれるだろう。
後ろからの長いボール(幅を取ったWBへのボール)や縦パス、垣田のポストプレー等をうまく使いながらボールを前進させるシーンも。ボランチ2枚の配給が制限されてもオプションは多彩。
アタッキングサードに入ってからはコンビネーションでの突破、前線の選手の個人での突破をメインで得点を狙う。スペースがあったらラインブレイク。

個人的に良かったと思ったシーン
16分のシーン
福岡がプレスのスイッチを入れるも、GK含めた4人でプレス回避。これにより相手の中盤を押し下げ、高い位置を取ったジエゴが縦突破からクロスまでというシーン。

守備(ハイプレス、リトリート)
・守備時は442なので人を捕まえにいく。強度はめちゃくちゃ高かった訳ではないが、一定以上の効果は発揮していた。ボールを運ばれたらしっかりと引いて守る。クロスから決定機を作られたが無失点。
相手の方が闘える選手が揃っているので空中戦だと難しい。後半はボールを圧倒的に保持することでピンチを減らせるかもしれない。

福岡
攻撃(ショートパス、ロングパス)
・余裕があるとショートパスでの前進を試みるが、プレッシャーがあれば簡単にロングボールを選択する。そして、それが結構効果的でマイボールにできている確率が印象だと割と高い。アタッキングサードに入ってからはクロスがメイン。決定機もあったが決めきれず。

守備(ハイプレス、リトリート)
・ハイプレスは狙っていたものの、あまりうまくいっていなかった印象。浮いてしまうGKとジエゴをどうすべきかあまり考えられていなかったような気がした。リトリート時は決定機は作られたものの無失点。序盤の宮代のラインブレイクからの失点に留めた。

後半
・序盤から徐々にプレッシングのギアを上げる福岡。52分、サイドに流れた宮代を潰したところから相手のカウンタープレスを引っくり返して同点に。更に66分、ハイプレスからボールを奪い、相手陣内に押し込んでクロス。ジエゴがクリアミスからハンドでPK獲得。それを決めて逆転。おそらく福岡は時間を限定してプレスの強度を上げていた。自分たちの時間帯でしっかり決めきったので、狙い通りと言えるだろう。逆に徳島はしてやられた形。後半から藤田ジョエルがビルドアップ時に小西と平行でサポートするようになるも、相手がハイプレスを仕掛けた際には完全にハメられていた。リードされてからの配給は素晴らしかったが、アタッキングサードに入ってから得点に結び付けず。

感想
福岡の方がシンプルに現実的に勝てる戦いをしていた印象。徳島はなんとなくジエゴがバチッとハマっていない印象を受けました。ただ、そもそも監督がまだ入国できていないというのもありますし、これから完成度は高まってくると思います。新戦力にも期待です。それではまた。


※サムネはBLACKPINKのジスちゃん。

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