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ビットコインの話

こんにちは!すするぞーです。

InstagramのLIVEでビットコインの質問が多かったのでストーリで投稿をしたら想像以上に多くのご質問とDMを頂いたのでnoteに執筆する事にしました!


▼そもそもビットコイン(BTC)、仮想通貨って何?

BTC=仮想通貨(暗号資産という呼び名が定着してきました)は日頃使っている法定通貨(お金)のように形、実態を持たないデジタル通貨です。

デジタル通貨とは現金ではないけどお金と同等の価値があるもの、
身近なものでいうとsuicaやPay Payなどの電子マネーもそれに該当します。

そして仮想通貨には様々な種類の通貨があります。
その中でも代表的なものが「ビットコイン(BTC)」
ビットコイン以外の通貨を「アルトコイン」と呼びます。

アルトコイン(=Alternative Coin)
直訳で「代替のコイン」という意味です。
BTCが2008年始めて世に出始め、BTCの仕組みを真似た通貨後にアルトコインと呼ばれる通貨が沢山出てきました。
1500種類以上のアルトコインがありますが、恐らく誰もが一度は耳にしたことがあるのがNEM(ネム)という仮想通貨。

これは2018年1月に国内大手仮想通貨取引所「コインチェック」がハッカーからの攻撃を受けて約580億円のネムを流出され大きな話題となりました。

その他にも名前が知れているものだとRipple(XRP)やEthereum(ETH),モナコイン(MONA)などがあります。
それ以外にも名前が知られておらず投機性が強い仮想通貨を「草コイン」と呼んだりもしています。

通貨には普段の生活で欠かせない前述した「法定通貨」(=お金)があります。
お金には硬貨や紙幣といった実態がありますが、仮想通貨には実態がないので怪しいものだと思われたり、なんか怖いといった世間の見られ方が多いと感じています。

ただ個人の見解としては電子マネーだって細かい仕組みはBTC等と異なるものの実態がないという点で仮想通貨とは共通しており、
皆怪しむことなくsuicaやPay Pay,LINE Pay,WAON,nanacoを使ってるのにと思っています。

しかしsuicaはJR東日本、WAOMはAEON、nanacoはセブンイレブンといった大手が運用しておりボラティリティ(価格変動)もなく価値が現金と同等なので信用力が高いのは事実。

WAONポイントやnanacoポイントなどの延長として電子マネーという形を普及させているので導入時の心理的ハードルも低いですよね。

つまりBTCは簡単にイメージしてもらうと日頃使っている電子マネーと同様のデジタル通貨という事です。


▼ビットコインで儲かったってつまりどういう事?

『BTCを安い時に買って、高くなった時に売る』という株や投資信託、為替、FXなどと同じように取引を行いキャピタルゲイン(売却益)を得たという事です。

「ビットコインバブル」というのを聞いた事があるでしょうか?
2017年12月、BTCの価格が1BTC:2,332,385円を記録しました。
※2021年2月現在は1BTCの価格が一時期600万円を超えたのでバブルを超えている状況です。

ここで問題
Q1.
すするぞー君は1枚あたり6万円のBTCを300万円分買いました。
すするぞー君が買ったのは何枚のBTCでしょう。

Q2.
1年後にBTCが1枚あたり240万円になったので死ぬまでラーメンを食べたいすするぞー君は持っているBTCを全部売る事にしました。すするぞー君の財布の中はいくらになるでしょう。

Q1
答え:50枚
計算式:300万円 ÷ 6万円 → 50枚
Q2
答え:1億2,000万円
計算式:50枚 × 240万円 → 1億2,000万円

これは持っていた300万円が1億2,000万円になったという人が続出したという事案です。
「寝て起きたらお金が増えてた」というニュースもよく流れていました。
当時のバブルでよく耳にするようになった所謂「億り人」。

後述しますがBTCが初めて世の中に出たのが2008年頃。
その当時は1BTCの価格も3円とかでした。ビットコイン?何それ?3円ならいらないけど?というレベル。
それが今となっては600万円持っていないと買えないので当時の200万倍。。

2017年は最高値を更新した年で前年の2016年は6万円~9万円で1BTCを購入する事ができました。
この時に「なんかBTCっていうのが話題みたいだね、とりあえず300万くらい買っておくか」といった投資家や情報強者、アーリーアダプターが1年後1億円の資産を築く事になり「億り人」というワードが浸透しました。

世の中の情勢にアンテナを張っている人達がまだ今ほどポピュラーではなかった安い時にBTCを買って、高くなった時に売った人達がBTCで儲かったという事です。


▼BTCを初めて買った背景

全ては情報弱者であった機会損失から。

2017年12月
その年新卒入社の後輩社員が
「おい、BTC凄い事になってるぞ!」と騒いでいました。

当時の僕はBTC=怪しいものとしての認識しかなく、何が凄いのかもわからなかったです。
その後輩社員は恐らく2017年頭くらい(1BTC=10万円台)の時に買っていたようで、利確(利益確定)をしたら200万程の儲けが出ていたよう。

仮想通貨について何も知らなかった僕は、まずBTCのニュースを読み漁り記事を読むごとに自身の情弱さに恥じました。
人生で初めて痛感した機会損失、、しかしこの機会損失はその後の僕の人生にとても良い影響を与えました。

何故ならその時以降から僕は欠かさず日々のニュースを見る癖が付くようになり、日経新聞やNewsPicks、Yahooニュース、livedoorニュース、youtubeなど様々な媒体から情報を仕入れるようになりました。

そしてある時、youtubeでホリエモンの近畿大学の卒業公演を見ました。
スティーブ・ジョブズのスタンフォードでの伝説スピーチを受けた日本版伝説スピーチのようなものとも捉えてます。

そこでホリエモンが締めくくりに言っていた「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」という言葉は今でも僕の基盤になっています。

だが大切なのはその言葉ではなく「これからは情報を収集するだけではいけない、自ら発信をすることだ」という話です。

Twitterでも何でも良いから情報収集した内容を自分の言葉で発信をしていく事が大切だと話していました。

僕はこれを実行し、実行した事で発信をしている人が世の中にはたくさんいる事を知りました。
そこで出会ったのが@sekanichi__ #世界最速で日経新聞を解説する男 でした。

そして彼の周りにいる素敵な方々にもお会いする機会が増えました。

もしかしたら皆さんもご存じのバチェロレッテseason1に出演した黄さん、社会人の鏡的存在のジェレミーさんなど他にも色々な方と出逢えまして。

金融リテラシーもどんどん付いていきました。
不動産、ETF、米国株などの投資も行い資産も徐々に増えていきました。

話は逸れましたが、
全ては情報弱者であった機会損失から自身で情報を収集して行動をしないと人生に旨味を得られない、
そのように感じて起こした行動の第一歩でした。


▼「投資」ではなく「投機」

仮想通貨は資本へ投下する「投資」ではなく、仮想通貨はあくまでも機会に投下する「投機」
つまり「ギャンブル」的要素が強いです。

仮想通貨で初めて投資デビューをした僕。そう当時は仮想通貨の買い付けを「投資」だと勘違いしていた。そしてビギナーがやらない方がいいタブーにも触れたました。

2018年1月にビットフライヤーという取引所に口座開設手続きをして2018年2月8日に初めてBTCの買い付けを行いました。
当時の価格は1BTC:97万円ほど。

勘違いしている方も多く、僕も当初は「1BTCあたりからしか買えないからBTC口座開設しても買えないじゃん。。」と思っていましたが、
取引所によっても異なるが仮想通貨は0.001枚あたりとかから買えます。

僕の場合は初めて買った時の買い付け金額は2,000円程です。
0.0021枚程の換算。

そしてアルトコインの存在を知り、XRPやXEM,ETHを買い付けるべくZaifやGMOコインにも口座を開設して分散投資という意味合いでアルトコインを買いました。

1XRP:60円台 1XEM:50円台 1ETH:9万円台と手元資金がそこまでなくても買い付けが出来るという点からも1年間半程買い付けを行っていました。

そこで利用したのが「定期積立」
積立をしている方なら想像し易いと思いますが仮想通貨も積立購入が出来ます。
それも1,000円単位から。※現状Zaifは受け付けていないようです。

当時「ドルコスト平均法」を知らなかった僕ですが、この買い付け方法には魅力がある事を感じました。

なぜなら、ボラティリティが株などと比較しても大きく歴史も浅い仮想通貨において、どこが安値で高値なのかも判断が付かず仮にXRPが2月60円台だったのが3月50円になったから沢山買おうというのはナンセンスだからです。

4月に20円台になるかもしれない、70円台に上がっているかもしれない。。
そういったボラティリティの上下に感化されることなく機械的に毎月一定額買えて安い時にはたくさん買い付けを行える、高い時には少量の買い付けを行うというこの「ドルコスト平均法」という買い方に魅力を感じました。

高値掴みを防ぐのに最も賢く誰でも出来る買い方とさえ感じます。

とは言っても株やゴールド、投資信託と違って1日で数十万、1週間で数百万の値動きをする為、投資という意味で仮想通貨の買い付けを行う事は全く推奨しません。

人によって金額の価値観は様々だと思うので、失ってもいい財布を落とした額くらいが丁度良いです。

※2021年2月最近の例でいうと
2/21 1BTC:610万円
2/23 1BTC:490万円
3日間で120万円の値動き・・・

以上のことから仮想通貨は「投資」ではなく「投機」で「ギャンブル」的要素が強いです。

▼やらない方がいいギャンブル『BTC FX』

FXは「ゼロサムゲーム」
1万円勝つ人がいたら1万円負ける人も必ずいます。サム(総和)が”0”になるゲーム。


現物BTCの買い付け。この辺で落ち着いておけば良かったです。
ただでさえ投機的要素の強い仮想通貨において、僕は更にギャンブルな世界に足を踏み入れてしまいました。

それが『BTC FX』
先に言っておくと、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、ローソク足、チャート、証拠金、レバレッジ、追証、ロスカット、ロングポジション、ショートポジション・・・この言葉の意味を知らずに行う人がいるとしたら絶対に立ち止まった方がいいです。

この言葉を知って、知った気になってチャレンジするのも推奨しません。

元々ギャンブルが好きだった僕はこの世界にハマりまして。

Twitterに散在するスキャルパーをフォローしその人達の発信とチャートを見るという往復作業。
寝食も忘れて行っていました。

むしろFXの世界で所謂専業と呼ばれて投機を行っている人の中で普通の生活をしている人はいるのだろうかとさえ思う。。

当時の僕はレバレッジ(てこの原理)を使って80万円程のBTCを取引していました。

現金で80万円持っていなくても、このレバレッジ取引だと持っているお金の20倍の価格で取引が出来ます。
※今はビットフライヤーだと4倍が上限

なぜレバレッジを掛けるのか。
それは値上がり額が大きければ大きい程懐に入る額も大きくなるからです。

先ほど2,000円でBTCを0.0021枚買ったと記載しました。

2018年2月の1BTC価格が97万円で2021年2月現在の1BTC価格が600万円。
約6倍。つまり、当時の2,000円は今売却すると税引き前で12,000円程。

※仮想通貨の売却にも株同様税金が掛かります。
バブルで億り人になった人は稼いだ額を散在して翌年やってくる税金に震えていたという話も一時期話題になりましたね。
ちなみに4,000万円以上の利益を得ると所得税率45%、住民税10%の計55%が税金となります。(1億利益を得た場合、手元に残るのは4,500万円)

20,000円で買っていた場合は0.021枚で+120,000円、200,000円で買っていた場合は0.021枚で+1,200,000円。

つまり手元資金が大きい程売却益も潤う。株でも投資信託でも何でもそうです。これは資本社会をよく表していて、富裕層がどんどん豊かになり貧富の格差が広がっています。

僕がレバレッジ取引に手を出した理由がより大きい額を懐に入れたかったからです。

しかし、逆に言うと大きい金額を動かしている程下がった時の損失も大きくなります。

一時期数分で+40,000円にした事があった。深夜までチャートを見続けている為、睡魔との闘い。。利益額を手元資金に加えて更に大きな額での取引を行いました。

そして寝落ち。。ボラティリティが大きいFXという市場でロングポジション(BTCを買っている状態)のまま寝落ちするのは死を意味します。
※これを巷では「寝ロング」ともいいます。

いつも寝起きが悪い僕が直ぐに身体も脳も目覚めました。
売却益どころか手元資金も無くなっている...
そしてスマホのメールに届いている「追証(証拠金を追加してくださいという事)」「ロスカット(強制退場)」。

悪夢でした。。
資産を増やす為に行った「投資」がこれではパチンコや競馬などと同等、いやそれ以上にリスキーなギャンブルではないかと。

ゼロサムゲーム・・・
勝つ人がいたら負ける人も必ずいるのは完全に投資とは大きくかけ離れたゲーム。闇のゲームといってもいいです。


▼BTCの歴史

NAKAMOTO SATOSHI(ナカモト サトシ)が論文を出した革命的技術「ブロックチェーン」の誕生。

●2008年
ナカモトサトシという人が
「銀行みたいに管理する所なしで一般人同士で送金とかやり取りできる通貨のアイデア思いついたから皆見て!」とネット上に公開。
PCを弄るのが得意な人達が「ヘ一面白そうじゃん!」と乗っかる。

●2010年
「ピザ2枚食べたい!BTCでお会計したいんだけど!」
ピザ2枚:25ドル(=2,700円)
1BTC:3.6円
1万BTCで初めての取引が行われる
5/22に行われたこの取引は「ビットコインピザの日と後に語られる」

●2011年
・アメリカの大手メディアで「BTCっていうのがあるよ、皆知ってる?」といった記事が紹介される。
・マウントゴックス社がハッキングに遭う。

●2013年
【キプロス危機】
富裕層「ちょっと国内いるのやばくね?ユーロの価値下がってるしBTCに変えて国外出よ、、」
→資産の信頼度が法定通貨<仮想通貨になる。
これにより買いが進んで価格上昇。

●2014年
2月マウントゴックス社がハッキングの不正流出により封鎖。
→BTCは怪しい怖い/危険だというイメージが世間に根付く。

●2016年
BTCの認知度が高まり、取引が活発に行われ始めた。

●2017年
・1月 日本でも取引が盛り上がり最高値を更新(1BTC=15万円)
・8月 取引量が増え送金遅滞などが発生する様になり「ビットコインキャッシュって新しい通貨作るからこっちでも取引しよ」と分裂。(ハードフォークという)
・11月 投資家達が「BTC化けるかも、これ良いかも」と注目。
・12月 最高値更新 1BTC240万円。

●2018年
3月 コインチェック(国内大手取引所)にてNEM(XEM)コインが流出。

●2021年
2月 米大手企業テスラがBTCを1,500億円買い付けを行う。
  1BTCあたり600万円台と最高値を更新。


※ナカモトサトシはどこの国の人物なのか何歳なのかなど解明されていません。
表に出てきていない為、謎のペールに包まれています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事ではあくまでもタイトル通り「ビットコインの話」なので、
BTCへの買い付け取引を推奨はしていません!

よくこういった記事は散見されますが、なぜ取引所の口座開設URLを載せている記事が多いのかというのも考えてみると世の中が見えてくると思います◎

もし仮想通貨の買い付けを行う場合は自己責任で財布を落とした時と同じくらいの額での取引が丁度良いかと思います。

以上ビットコイン大好きすするぞーでした。

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