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チャールズブロンソン

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復讐のブロンソン『狼の挽歌』

復讐のブロンソン『狼の挽歌』

愛する女に裏切られたらどうするか? という問いに対すて、「一度は許すけど次やったら殺す」という答えを我々に与えてくれたチャールズブロンソン。

今作でも彼の魅力が爆発していた。

まず出所してする最初の仕事は裏切った仲間の始末。時速300キロで走るレース中の奴を見事暗殺。
変に捕まえて無駄な会話をするようなことはない。これが良い。

次にそいつと一緒に裏切った恋人(ジルアイアランド)の元へ。
ジル

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悩めるチャールズブロンソン『さらばバルデス』

悩めるチャールズブロンソン『さらばバルデス』

ネタバレあり

チノとジェイミーの友情

ジェイミー少年は旅の途中、チノ・バルデス(チャールズブロンソン)の家に一晩泊めさせてもらうことになる。
チノはインディアンとの混血で街の人々から嫌われており一人で馬を飼ってひっそりと暮らしていたのだ。
ジェイミーはチノとその仕事を気に入って住み込もうとするが、チノは冷たく旅の目的地への行き方を教えるだけ。
しかし翌日ジェイミーが渋々出発しようとするとき、「

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チャールズブロンソン空を飛ぶ『ブレイクアウト』

チャールズブロンソン空を飛ぶ『ブレイクアウト』

いかしたハットを被ったニックコルトン(チャールズブロンソン)が、「ムショにぶち込まれた夫を助けて。」という美人からの願いに答える本作。

まず、救出する方法が適当すぎるのが良い。
最初に弟分が女装して娼婦として監獄に入り、ターゲットを女装させて娼婦として外に出るという作戦。微妙に女装のクオリティが高いのは置いといて、失敗に終わる。

次はヘリコプターを使った作戦。コルトンは操縦を習うが中々上手くで

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さすらいのブロンソン『ストリートファイター』

さすらいのブロンソン『ストリートファイター』

街にやってきたさすらいの旅人が一騒動起こして去っていくという、the西部劇な話を現代風にした映画「ストリートファイター」(1975)についてだ。

ファッション

のどかな音楽とともに、貨物列車に無賃乗車したチェイニー(チャールズブロンソン)が街にやってくる。
このときのファッションが激渋で真似したくなる。コートはさることながら、ハッチング帽が本当に格好良い。
自分が真似したら酷いことになるのは分

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強敵と書いて「とも」読む『デスハント』

強敵と書いて「とも」読む『デスハント』

『さらば友よ』を鑑賞してすっかりチャールズ・ブロンソンにハマってしまい、「次なるブロンソン映画は何にしよう…」とゲオに行ったら見つけた本作。
なんと共演にリー・マーヴィン! デルタフォースに出ていることくらいは知っている。
更にはあのアポロでお馴染みカール・ウェザースも出ていると知り、「これを借りずに帰る訳にはいかない。」と確固たる意志でクーポンを使いレンタル。(82円で借りられたぞ!)

いざ観

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