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蝙蝠

作家と言われるのはいつも照れる。

作り手ではあるけれど
躍起になって売れるものを作って
生業にしてる訳でもなく、

前にも書いた、
北欧ヴィンテージ家具屋で働きつつ、
イベント出展もしているので

『素敵な趣味ですね』

と言われる事もよくあるけれど
趣味にしてはホームページ作って
バンバンアピールしてるし
1年の出展予定しっかり立ててるし
どちらも好きなのでやってるので
趣味ではないなあ
と密かに思ってる自分もいる。

プロでもなくアマでもなくの位置。

何かの昔話であった
鳥の仲間にも
動物仲間にもいれてもらえない
コウモリみたいな感じが近いかなと。

どっちにも属さない。

作ってて
ほんとはここ赤にしたいけど、
ナチュラルが流行りだから
もうちょい抑えよう
とか思い出す自分がいたら嫌だ。

かといって

私はこれは赤なのよ。
すごいでしょ。
とかゴリゴリ押し付ける
自分がいたらそれはもう最大級に嫌。

自分の作るものは自分なので
涌き出るものに素直でありたい。

それに対して見てくださる方が
面白がるかスルーするか。

ほんとにスルーしていいの?
面白いのになあー
とかこっそり思ってる自分もいるけれど。


コウモリって鳥でも動物でも
別にどっちでもよいと思わせる
不思議な生き物。
謎が多くて知りたくなる。
昔話のコウモリはそんな自分を嘆いていたけれど
どっちにもなれると思えば倍楽しい。

私もいいプライドを持ちつつ
蝙蝠らしくどっちつかずを貫いてみようか

漢字、虫編。ますます謎

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