読書日記⑥ ぼくは愛を証明しようと思う。

世の中に恋愛攻略本は数多くある。恋愛小説や恋愛ドラマ、恋愛バラエティ番組なども数多くある。

この本は恋愛を工学的アプローチで解説し、実践を進めている。

それ故とても合理的で、とてもグロい。

でもポリコレな文章や意見に飽き飽きしている人には面白い本だと思う。有名な本だが今見返しても面白いので大事なところを抜粋して紹介させて頂く。

全体を通したテーマは”Technology will always win." (最後にはいつだってテクノロジーが勝利する)

①非モテコミットとフレンドシップ戦略 
恋愛ドラマや映画でありがちな展開。主人公(男性でも女性でも)が一途に相手を思っており、波乱万丈があってその子と付き合う。あまりにもよく目にする展開のためそれが人間的な常識とされているが、ワタナベ君はここで何度も裏切られる。裏切られるというかキモがられる。そして○○さんからダメだしをくらう。彼がやっているのは典型的な非モテコミットでフレンドシップ戦略だと。名前から分かる通り非モテコミットは一人の女性に思いを寄せ、というか思いつめるくらいその女性を好きになり必死にアプローチすること、フレンドシップ戦略はその好きになった女性と親しくなって友達になったりして最後は付き合ってセックスするという戦略のこと。

非モテコミットもフレンドシップ戦略も根本的には二つの感情からきていると思う。つまり「怠惰」と「恐怖心」だ。一人の女性に必死にアプローチすることは、他の女性へのリサーチや出会いを怠っている。身近な人で済ませようとする。フレンドシップ戦略を使うのは恥をかきたくないからだ。
要は、出来るだけ多く出会いを作り、一人の異性に固執せず(時間とお金をかけず)、セックスに向けて一直線に進めってこと

②タイムコンストレインメソッド
ナンパに成功しても時間をだらだら伸ばさず、20分なら20分、1時間なら1時間、3分なら3分でスパッときること。向こうからすれば、いつまでもダラダラ引き延ばされる恐怖を味わなくすむ。こちらからすれば主導権を取れるし、こっちは忙しい人間であることをアピールできる。
これは自分で意識しないと中々出来ない。なぜならみんな「あわよくば・・」という下心があるからだ。そして盛り上がっている会話をぶった切ることは容易ではない。しかしだからこそ効果がある。盛り上がっているところをぶった切って次に繋げることにより、「楽しかった」思いが強くなり「また会いたい」に繋げることが出来るからだ。かつて週一で放送されていたドラゴンボールのアニメを思い出してもらえれば分かるはずだ。

③ACSモデル

attract→comfort→seductionの頭文字を取ったもの。attractで相手を魅了し、comfortで不安を取り除き、seductionで実行に移す。このACSモデルこそがこの本のキモなので買って読んでみてください😊


この記事が参加している募集

読書感想文

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?