初音ミクのオタクが考える「SnowManに曲を書いて欲しいボカロP」 ~個人各2選前編~
自己紹介&前回のあらすじ
初めまして楽宮といいます。普段は「初音ミク」をはじめとする、いわゆる「VOCALOID」のオタクをやっていまして、非公式のDJイベントでDJをしています。
SnowManはジャニオタの友だちに勧められて1年前に沼落ち。今ではあの手この手でボカロ界隈で布教を頑張る日々です。
昨日投稿したnote 『初音ミクのオタクが考える「SnowManに曲を書いて欲しいボカロP」5選~グループ編~』では、SnowManと相性のいい、またはSnowManの新たな良さが引き出せそうなボカロPを独断と偏見で5人紹介しました。
今度は、「各メンバーがソロ曲を出すとき、曲を書いて欲しい人は?」というテーマで2人ずつボカロPを紹介します。
流行りの売れ線ボカロPばかりではないけれど、各メンバーに似合う&新たな良さを引き出してくれる人を選んだので、ぜひ最後までお付き合い下さい☀️
このnoteが皆さんにとって良い音楽との出会いになりますように。あと私の妄想に近い願いが叶いますように!
SnowManメンバーに曲を書いて欲しいボカロP 各2選
しょっぴー編
①傘村トータ
2017年に活動を開始し、「贖罪」でヒットしたボカロバラードのトップクリエイターです。力強い歌詞とVOCALOIDの調声技術に定評があります。
多分「桜ノ雨」みたいに数年後に合唱曲になってる。
歌唱力一本勝負のピアノバラードを歌って欲しい、絶対感動する。
ジャニーズといえばバラードもラブソングが多いイメージがあるけど、傘村トータさんの書いた曲を通じて、しょっぴーの声で、生きるうえでの辛さを和らげるような曲を歌って欲しいなって夢見てます。
特に思春期の子たちに勇気や希望を与えているイメージがあるので、男女問わず刺さる歌ができるのではないかと。
トータさん、本当に熱い魂を持ってる方なので、プロ同士の魂のぶつかり合いが見られると思うとワクワクします。お金ならいくらでも払いましょう。
こちらはしょっぴー推しの友人からの推薦でした。言われてみれば似合いそう。実力見せつけられそう。
②ツミキ
ロックバンド「ヒトリエ」の詞曲を担当していた故・wowakaさんのフォロワーの1人。wowakaさんが得意とした高速ロックに難解な歌詞をのせる作風を得意とし、フルアルバム「SAKKAC CRAFT」では「ボカロのロックにおける最高傑作」と多くの人に評されました。現在は「フォニイ」でヒットを記録し、「NOMELON NOLEMON」というユニットでも活動しています。Ayaseさんと仲良し。
傘村トータさんのにも通ずるところがあるけど、ソロではやっぱり力強く歌を歌って欲しい!!
こういう高速ロックは安定して人気があるので、聴いてくれる人もめっちゃ多いはずですし、楽器の音が有り得んうるさいのも特徴の一つなので、他の人の甘めの声だとインスト負けしそうだし、しょっぴーにしかこのジャンルは歌いこなせない気がするんです。てかこのジャンルが歌えたらなんでも歌えると思う。
ツミキさんの曲を歌いこなして、なんでも歌えるところを見せつけてほしい!!オタクはその日を待ってます!!
ソロ曲もそうだけどしょっぴーに「フォニイ」歌って欲しい……
めっちゃ美容クリニック行って美しい自分を作り上げたしょっぴーが「この世で造花ほど 綺麗な花はないわ」って歌詞を歌ったらあまりにも良すぎて(語彙力)倒れる気がする
めめ編
①雄之助
VOCALOID EDMジャンルにおいて人気ボカロPの1人。ほとんどの場合、作編曲を雄之助さん、作詞を牛肉さん、VOCALOID調声を攻さんが担当しています。
「Feel My Heart」は公式イベントであるボカニコ公式ソングになった他、「Ziqqurat」が2021年の初音ミク公式CD「Digital Stars Compilation」に収録されるなど、初音ミク公式からも注目されているボカロPです。
EDM系が得意なSnowManの中でも私がめめ×雄之助を推すのは、牛肉さんの歌詞とめめの性格のマッチ度合いがえぐいくらい高いからです。
牛肉さんの歌詞を表すなら「不屈」「不敵」という言葉がぴったり。
「あるべき居場所など 決めつけられていいものじゃないさ もはや貫くのは義務だから」など、自分の生き様に忠実でありたいという叫びのような歌詞が一番似合うのは間違いなくめめだと思うし、恋愛ソングになると「ごまかさなくても 愛しているわ」「私の全てを あなたに捧ぐ」などと、自分の気持ちを自信ありげに、挑発的に伝えてきます。
マジかっけーし、こういう感じのめめのソロ曲聴いたら仕事だって頑張れるし好きな人にアタックだってできる気がする~~~~~~!!!!!!!!!!
「Satellite Mind」の一番Aメロのように、次々と細かく音が入れ替わる音楽を「コンプレクストロ」といいます。そして、コンプレクストロの親戚に「ダブステップ」というジャンルがあります。これは「Cry out」が該当するジャンルです。
つまり何が言いたいかっていうとコンプレクストロの振付をひーくんにして欲しいんです!!!!グループにもコンプレクストロの楽曲とか良くないですか、どうですか偉い方!!!!
②r-906
「パノプティコン」でヒットして一躍人気ボカロPとなった、ボカロドラムンベースのヒットメイカー。また、サカナクションのファンであることを公言しており、「A rainy dancer」などの楽曲はファンの間で「ボカナクション」(ボカロ×サカナクション)と呼ばれています。
この世の音楽にはドラムンベースというジャンルがあるんですが、このドラムンベースには「ドラムンステップ」という、ドラムンベースを楽しむために出来たステップがあります。
頭の位置を中心に、片脚で前後にジャンプすることで振り子のように身体を動かしていきます。これができる人は大体脚がめっちゃ細いです。
184センチの背で長らくファッションモデルもやっている脚長のめめ、絶対にドラムンステップが映える。
r-906さんの曲自体も非常にシンプルな構成のものが多く、初音ミクの声も芯がありつつ柔らかいのでめめと絶対に相性がいい。
歌詞はアイデンティティの迷いが反映されたかのような少し仄暗い感じで、めめのイメージとそぐわないかも知れないけれど、だからこそ歌でアンニュイで色っぽいめめを見たいです。切実に。
サカナクション風の楽曲でも、リズミカルで重たすぎず、バランスの良いサウンドはめめの声を活かしてくれるに違いないです。
r-906さんのサウンドを通じて、めめのスタイリッシュさを目の当たりにして頭を抱えたいんです!!!!その容姿で思うままにオタクを殺してくれ!!!!!!!
「Hip bounce!!」のレコーディングではノリノリでめっちゃ身体が動いてたので、めめはベースの音(キック)が強い方がテンション上がるんじゃないかなって予想してます。
さっくん編
①HoneyWorks
「キュンキュン系」「青春系」と呼ばれるポジティブロックを主体とした楽曲制作サークルです。2014年にアルバム「ずっと前から好きでした。」にてメジャーデビューを果たしました。
楽曲のストーリーをなぞった可愛いMVも人気で、ノベライズされている楽曲もあります。
説明不要。本人も好きらしいしあまりにも似合いすぎています。説得力の塊。あたりまえ体操。
お前が王子様だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
②シャノン
2017年末にボカロPデビュー。作詞作曲、アニメーションすべてを1人で手がけています。
日本の神話などを意識したファンタジーな世界観でファンを獲得しています。
ボカロP・はるまきごはんの大ファンであり、現在は「スタジオごはん」のメンバーとしてはるまきごはんのアニメーションやイラストの補佐もしています。
SnowManのコンテンポラリーダンスといえば「滝沢歌舞伎」でラウールが踊る「Maybe」が有名ですが、私はさっくんがソロで踊るコンテンポラリーダンスが見たい!!!!!!!!!!!!!!!!!はちゃめちゃに見たい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっくんってなんというか、ある瞬間に消えてしまう予感がするような儚さみたいなのがグループで1番あると思うので、神話ベースの現実離れした歌でパフォーマンスしたら本当に神様みたいになると思います。映画の歌舞伎の義経みたいな格好とかいいですよね。
今生の別れとか、世界の終わりとか、抗いがたい運命に呑まれて諦める主人公という図を、ぜひドラマ班パワーでバチバチに演じきって「俺は本物のドラマ班である」と見せつけて欲しいです。一生待ってます。
本当はNeruさんの「人間はゴミ!!!」みたいな感じも合うかなと思いましたが、ライブ挨拶で「生きててくれてありがとう」って言った人にそういうメッセージを伝えさせるのは禁止カードすぎるな…ということで没に。
だてさま編
①奏音69
ジャズ調ロックを得意とする人気ボカロP。ボーカルに歌い手のluzを、映像にRAHWIAを迎えた「Royal Scandal」としても活動しており、「チェリーハント」など複数の楽曲がYouTubeでは1200万回再生を突破しています。トランプの柄やハートの女王をモチーフとして使うことがしばしばあります。
私は舘様のエッチなジャズナンバーを見るまで死なないと決めているので、奏音69さんの力をぜひお借りしたいところです。
先に紹介したluzさんは色っぽい歌い方で有名な方なので、「色気のある歌=奏音69」と考えても間違ってないでしょう。
舘様はゴテゴテの色っぽさがメンバーの中で唯一似合う人だと思ってるんですけど、皆さんどうですか?薔薇とか、赤いハートとか、不思議の国のアリスとか、宮廷とか。
舘様って「絢爛豪華」に負けない存在感があるんですよね。(それで蓋を開けたらあんなに可愛いとか沼か?)
「独特」と言うと単なる不思議ちゃんにイメージが落ち着いてしまうので(それも正解だけど)、「存在感がある」という舘様の魅力の核を印象付けるためにも、派手なジャズに厨二くさいくらいの色っぽい歌詞、豪奢なセットを用意して、そこでなお舘様は負けない存在感を放てるということを世間に知らしめるべきなのです。多分。
②yanagi
黎明期から活動するボカロPの1人。2008年に「千年の独奏歌」でヒットし、VOCALOID民族調楽曲におけるパイオニア的存在になりました。楽曲発表はVOCALOIDの発音が非常に機械的だった時でしたが、KAITOが非常に明瞭な発音で歌を歌っていたため、その技術を称えて「伝説のKAITOマスター」と呼ばれています。
VOCALOID独特の文化のひとつに「民族調楽曲」と「架空言語」というものがあります(このふたつは大体セットです)。
変わった音のする笛や弦楽器をピアノ代わりに使ってメロディーを組みたてたり(大体ケルトっぽい音がする)、アルファベットをランダムに並べ、無理に歌わせたものを言語として曲中で扱うものです。
舘様絶対似合うと思うんだよな~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっきも書いたんですけど、舘様って「変なもの」「ごちゃごちゃしたもの」に強いので、辺境の異国情緒みたいな「見たことない変なやつ」をかなり的確に表現できると思うんですよ。
竪琴とか縦笛とか麻でできたローブとか、私たちが普段目にしないアイテムもサラッと自分の一部にしそう。最終的に「現地の人ですか?」ってなりそう。そのくらい没入できそう。
本当に知らない国の国王になってる舘様のMV待ってます!!!!!!!!!!!!
友達と「舘様に曲を書いて欲しいP会議」をしたところ、友達はずーっと「Kanariaさん…」と言っていました。それは単純にメガヒットした「KING」に引っ張られてるよね?
こーじ編
①はるまきごはん
2014年にニコニコ動画に投稿を始めたボカロP。2018年に「メルティランドナイトメア」がバズったことで一躍人気Pの仲間入りを果たしました。
音楽からMVまでを全て1人で手がけており、アニメーターとしても活躍しています。また本人も歌が上手く、多くの作品がセルフカバーされていおり、ライブも行っています。
主に扱う題材は宇宙、夢、少女。
実は多分ひーくん以上に妄想族な康二にやって欲しいジャンルが、物語音楽の一つである「考察系」というやつです。
メルティランドナイトメアの場合だと、「パパとママとは何者か」「ピンクの子と青の子の関係は?」「なぜ青の子は毎日同じ夢を見るのか」など、曲やMVでは分からないことを曲内の情報から推測することが出来るような曲のことを指します。
康二に曲とMV渡して、康二なりに曲に込められた物語を想像して歌ってみてほしい。
要するに康二の語る物語が聞きたい。めちゃくちゃ聞きたい。
それに加えて、はるまきごはんが作るストーリーってある意味めちゃくちゃ重いんですよね。
最新アルバム「ふたりの」では、主人公2人が7歳の頃にした約束を21歳で完遂するという、時を超えた約束がメインテーマとなっています。また「メルティランドナイトメア」では「きみとは今日で5000回目」という歌詞が出てきます。めっちゃちゃんと数えてる。
こんなん、向井康二やん……!!!!!!!!!!
令和になってキットカット事件の話をする康二、ジャニーさん亡き今も命日や誕生日にはパフォーマンスでさりげなく感謝を伝える康二、めめとの初対面をしっかり覚えてる康二、なにわ男子のデビューに涙をこらえる康二……
それだけ昔の思い出を大切に取っておける、いい意味で重たい康二に激重感情の歌を歌って欲しい。
これは余談ですが、はるまきごはんの郷里愛が強めなところも似てていい組み合わせなんじゃない?と思います。
それスノ部屋着対決で康二が「この子は俺があげた靴下を穴があいても履いてる子」ってサラッと言ってて結構びっくりしました。康二って胸きゅん系でも特殊(?)な設定が多くてアイドルとしては戸惑うんですけど、人物設定も場面設定もしっかりしてるイメージなので、ワンチャン小説家になってた説……。
②ピノキオピー
100以上の楽曲を作成したレジェンドボカロP。キャッチーなメロディーと独特かつ風刺的な歌詞で非常に多くのファンを獲得しています。アートワークも自分で手がけるマルチクリエイターでもあり、ライブも積極的に行っています。歌が上手く、現在はほとんどの曲で初音ミクのコーラスを自分で担当しています。
ピノキオピーの曲って、風刺的な要素もあるんですがそれ以上に「これでいいのだ」みたいな明るすぎない肯定が特徴的だと思うんですよ。
代表曲「すろぉもぉしょん」の「恥の多い生涯なんて 珍しいもんじゃないし 大丈夫だよ」って歌詞が象徴的ですね。
SnowManって少年ジャンプから出てきたみたいな人が多いので(さっくんなんか特に)、疲れた時に「お前ならやれるよ!涙拭いて歩こうぜ!」みたいなこと言いそうな傾向あるな~って思うんですけど(それが悪いわけではない)、康二は「疲れたん?ちょっと休む?ええってほら、そこら辺の人とか座り込んでるやん」ってちょっと休ませてくれるような、背中を押さない優しさがあるんじゃないかなって感じてます。しょっぴーがスランプに入ったエピソードでも、励まし方は「大丈夫。」家に泊めた時もひたすらしょっぴーのお世話をしているあたり、頑張ってる人には「これでいいのだ」タイプなんだろうなって思います。
あとやっぱ8ビット系というか、気の抜けたような歌詞と不思議なシンセの組み合わせってパッとは分かりにくいけどクセになる可愛さがあるんですよね。そういう所も康二っぽくないですか??
理由とかないんですけど、SnowManの中で初音ミクと一緒に歌うのが一番似合うのは康二な気がします。ちゃんと初音ミクと対等であれるというか。
そういう点では、きくおさんの「テクノロジーに夢乗せて」のような歌も素敵だし実現したら嬉しくて倒れちゃうな~~って思ってます。
中締め
ようやく折り返しなのに、この時点で6500字の長めなnoteになってます。
あまりにも長いので前後編に分けることにしました。同じマガジンに後編を置いておくので、続きのメンバーのnoteもぜひ読んでみてください☀️
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