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【セルフコーチング】”行動ブレーキ”を外すには意志より環境

前々から「やろう」「挑戦してみよう」と思っていて、
今年も手をつけずに終わってしまうこと、、、何か思い当たりますか?

早起きしてウオーキングすること。
本を出版すること。
noteを続けること。
サークルを立ち上げること。
子どもと週1回、思いっきり遊ぶこと。

わたしも思い当たることがないと言えばウソになります💧

踏み出したら半分以上、達成!

実は、成果を出す人が口を揃えてこう言います。

「踏み出したら、もう半分は達成」。

一歩、踏み出すと全てが動き出すと言うのです。

最初からいきなりうまくいかなくて当然。
でも一歩でも踏み出してやってみると、
どうやれば目の前の障害を越えられるか、具体的な方法に思考が向きます。

HOWはいくらでもネット上や書籍上に転がっています。

身近な人に聞いてツテを頼っていくと、
そこそこ知見の深い人にたどり着くこともさほど大変ではない社会です。

つまり、踏み出せば、その先に進める可能性が爆あがりする。
要は、踏み出すかどうか。
そこがカギです。

踏み出すことをジャマするもの

やろうと思っているのに、最初の一歩を踏み出せないのは、
さまざまなジャマするものが現れるからです。

お金がかかる、、、経済的な理由。
今、無理にやると身体を壊す、、、健康上の理由。
時間がない、、、社会的な自分が下す理由。
家族に嫌がられる、、、私生活の自分が下す理由。

一度考え出すと、「踏み出せない理由」は増殖します。

本当にやらない方が良いことであれば、思いとどまればいいです。
ここでやめて、もう「やらない」と決めてしまえばいい。

でも心に引っかかって、
いつかやろう(今は無理だけど、、、)
と思っているから、リストに残っているんですよね。

ちょっと厳しい話かもしれませんが、
ジャマするものの大半は、実は「やらない理由」だという言葉があります。

本人は「やれない理由」だと感じていても、
実は「やらない理由」であることが多いというのです。
やらない自分を、正当化するためのもっともらしい理由です。

これは、わたしたちが自分自身を守るために、元気に生きていくために備わっている危機管理や自己防衛の本能です。

初めてのことに踏み出す不安。
失敗したときに失うものへの懸念。

そんなことを本当にやるの?
という自分の中のアラートがワンワン鳴るために、
踏み出そうとする足が、引き止められてしまうのです。

気持ちではアクセル全開!
でも、本能が鳴らすアラートが強くて、同時にサイドブレーキが降ろされる。

これでは、推進力が出なくて当然です。

現代は、猛獣に襲われたりする危険もあまりない。笑
そこまでの不安や懸念のアラートは、実は持たなくて良いかもしれませんね。

アラートが教えてくれる危険や懸念、不安を受け止めて、
いや、やりたくても今はできないのだ。
と明確に思えれば、
「今はできない」という表現をやめて
「●●(=時期・いつ)やる」という言い方に変えましょう。

自分で判断していつやると決めれば、実現可能性が上がります。

一方で、確かに「やらない理由」を探していたのかもしれない、、、
不安や懸念に引っ張られて、前に進む力を削がれていたかもしれない、、、
と思い当たるなら、今こそ、それを乗り越えて一歩を踏み出せたらいいですね。

そこで。効果的で簡単な方法があります。

意志に頼らない。環境を活用する!

気持ちは目に見えないものです。
そのときやる気に燃えても、そのままの温度を保ち続けることは容易ではありません。

それは、当然で、
わたしたちは瞬間、瞬間で、外界からの多くの刺激を受けながら
常に変化しているのです。

強い思いを持ち続けられないからといって、
「自分は本当に意志が弱くてダメだ、、、」と思わないでください。
誰でもそんなものです。

意思より、『環境の力』を味方につけることで
踏み出しやすく、継続もしやすい!

やろうと思っていることを、
やらざるを得ない環境に自分を置いてしまうのです。

例えば、英語の学習をやろうと思ったら、
・高い講座に入ってしまう▶︎本気でもったいないからやるしかない。
・英語ネイティブと付き合う▶︎毎日イヤでも話す環境をつくる。
・仕事で英語を使う▶︎どうしても意思疎通しなくてはならない業務を買って出る。

などです。

意思に関係なく、やらざるを得ない状況を自分で作って、自分をそこに置く。

一見、厳しいように思えて、
そもそも自分がやろうとしたことを達成するために、他ならぬ自分自身で作り出した環境なので、
自分がどこまで耐えて乗り越えられるか、実験のような気持ちでやってみるとゲーム感覚で楽しめるかもしれません。

たくさん食べる家にホームステイしていると、自分もたくさん食べるようになる。
朝早く起きる子どもがいると、夜型だっ人も起きざるを得なくなって生活習慣全般が変わる。
ランチの後、歯磨きをする人ばかりの部署に異動すると、つい歯ブラシを用意してしまう。

昔から、『朱に交われば赤くなる』という言葉もありますが、
人間は、もともと社会的な生き物で他者と共に生きるようにできているので、周囲の環境を変えると、自分に影響を与えることができます。

これを自分の願う方向に活用して、
意志の力に頼らず、ジャマするものから解放されて、
やろうと思っていたことを、やってみませんか。

なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。